バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

多数歯欠損症における疾患責任性のゲノム編集技術を用いた検証

2017年01月12日 | からだと遺伝子

MSX1遺伝子C末端領域における新規変異検出、ならびにその多数歯欠損症における疾患責任性のゲノム編集技術を用いた検証

日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.01.11
徳島大学 日本医療研究開発機構

徳島大学大学院医歯薬学研究部の田中栄二教授、泰江章博講師(口腔顎顔面矯正学分野)、井本逸勢教授(人類遺伝学分野)、先端酵素学研究所の親泊政一教授、三井なおみ研究員(生体機能学分野)らの研究グループは、多数歯欠損症患者家系より MSX1 遺伝子 C 末端領域に新規変異を検出し、同変異の疾患責任性をゲノム編集技術を用いて実験動物で証明し、本件に関する論文が、英国科学誌『Scientific Reports』(オンライン版)に 12 月 5 日付けで掲載されましたのでお知らせします。MSX1 の C 末端領域の変異が歯牙欠損症の発症と口蓋形成に関与することを動物レベルで検証・証明した本研究成果は、本疾患のみならず、様々な病態に対する正しい診断の確立へ展開されることが期待されます。
https://research-er.jp/articles/view/54264

肥満を抑える糖鎖を発見 -α2,6シアル酸を標的とした生活習慣病の治療法開発に期待-

2017年01月12日 | 糖鎖生化学


日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2017.01.11
理化学研究所

理化学研究所(理研)グローバル研究クラスタ疾患糖鎖研究チームの蕪木智子客員研究員、木塚康彦研究員、北爪しのぶ副チームリーダー、谷口直之チームリーダーらの研究チーム※は、マウスを用いて、「α2,6シアル酸[1]」と呼ばれる糖を持つ糖鎖[2]が肥満を抑えることを発見しました。
肥満は、高血圧症や糖尿病、動脈硬化を初めとする生活習慣病のリスク因子であることが知られています。肥満に伴って脂肪細胞[3]が肥大・増殖すると、脂肪細胞の働きが悪くなり、代謝の異常や生活習慣病の発症につながります。
https://research-er.jp/articles/view/54273