日本の研究.com.,プレスリリース 掲載日:2016.05.12
京都大学 愛媛大学
握力と片足立ち時間を測ることで、身体機能の老化度の評価が簡単にできる指標を開発しました。
研究成果は、International Journal of Cardiology誌に発表されました。
愛媛大学の抗加齢予防医療センタ-の検診受診者を対象とした研究において、握力の低下(男性32.5kg、女性19.5kg未満)があり、さらに片足立ちで20秒以上立てない場合、身体機能の老化度が進んでおり、筋肉量、呼吸機能さらに認知機能の低下が認められました。
高血圧患者では、握力や片足立ち時間が低下しており、高血圧と身体機能の老化とには密接な関係が存在することも分かりました。さらに、握力も片足立ち時間も低下している場合は、脳、心臓、腎臓などの臓器障害も進んでいました。
https://research-er.jp/articles/view/46303