バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

内因性遺伝子が破壊されている分化多能性保持細胞

2014年03月29日 | 細胞と再生医療

国際出願番号 : PCT/JP98/00860 国際出願日 : 1998年3月2日
国際公開番号 : WO98/37757 国際公開日 : 1998年9月3日
出願人 : 麒麟麦酒株式会社 発明者 : 富塚 一磨 外4名

単-または複数の外来染色体あるいはその断片を含むミクロセルを作製し、該ミクロセルとの融合により、分化多能性を保持する細胞へ前記単-または複数の外来染色体あるいはその断片を移入させることを特徴とする、キメラ非ヒト動物の作製法;前記の方法により作製することができるキメラ非ヒト動物およびその子孫;前記動物に由来する組織および細胞;前記動物の個体、組織および細胞の利用方法;単-または複数の外来染色体あるいはその断片を含む分化多能性を保持する細胞、その作製法および利用法;少なくとも2種の内因性遺伝子が破壊されている分化多能性を保持する細胞;および相同組換えにより、前記の細胞を作製する方法などが提供される。 明細書PDF >> PatentScorp


外来性核初期化因子またはそれをコードするDNAを含まない人工多能性幹細胞

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2009/067448 国際出願日 : 2009年9月30日
国際公開番号 : WO2010/038904 国際公開日 : 2010年4月8日
出願人 : 国立大学法人鳥取大学 外2名 発明者 : 押村 光雄 外7名

発明の名称 : 外来性核初期化因子またはそれをコードするDNAを含まない人工多能性幹細胞およびその作製方法

この発明は、哺乳動物由来の体細胞から、1つもしくは複数の核初期化因子をコードするDNAを個々にまたは組み合わせて含む1つもしくは複数の発現ベクターを使用して人工多能性幹(iPS)細胞を作製する方法において、該発現ベクターが該体細胞の内在ゲノムに挿入されないベクターであり、該方法が、該発現ベクターを該体細胞に導入してiPS細胞を誘導し、該iPS細胞中の該発現ベクターの機能を消失させることを含む、外来性核初期化因子をコードするDNAを含まないかまたは該DNAを発現する能力をもたないiPS細胞の作製方法、ならびに、核初期化因子の発現が不能にされたiPS細胞に関する。 Google Patent.,WO 2010038904 A1


マウス人工染色体ベクター

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2011/050490 国際出願日 : 2011年1月6日
国際公開番号 : WO2011/083870 国際公開日 : 2011年7月14日
出願人 : 国立大学法人鳥取大学 外1名 発明者 : 押村 光雄 外3名

この発明は、マウス染色体由来の天然型セントロメア、セントロメア近傍のマウス染色体長腕の部位から長腕遠位を削除したマウス染色体由来の長腕断片、及びテロメア配列を含むこと、ならびに、哺乳類の細胞及び個体組織において安定に保持されることを特徴とする、マウス人工染色体ベクター、該ベクターを保持する細胞又は非ヒト動物、ならびに該細胞又は非ヒト動物の使用に関する。

http://www.lens.org/lens/patent/WO_2011_083870_A1/fulltext

人工心臓、末期患者の命をつなぐ助けに 米調査報告

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康
人工心臓は、承認後10年が経過した現在でもなおリスクが伴う装置ではあるが、患者が心臓移植手術までの待機期間を生き延びる助けになる可能性があるとの研究論文が、27日にワシントンD.C.(Washington D.C.)で開催された米国心臓病学会(American College of Cardiology)で発表された。AFP BB News.,2014年03月28日


足りない糖鎖を補う仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
足りない糖鎖を補う仕組みを解明
-糖転移酵素Fut8欠損がGnT-IIIのmRNA量を増加させる-

Fut8が欠損するとバイセクティングGlcNAcを含む糖鎖が増加
バイセクティングGlcNAcを付加する糖転移酵素GnT-Ⅲの活性が8倍に
GnT-Ⅲの発現はWnt/β-カテニンシグナルを通じて調節される

http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140311_1/

糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
独立行政法人理化学研究所
糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明
-ヒストンを修飾する特定の酵素が遺伝子発現の鍵-

この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

ポイント
GnT-IX遺伝子の発現を決めるヒストン修飾酵素を同定
修飾酵素によってヒストンが修飾を受けると特定の転写因子を呼び込む
不明だった臓器特有の糖鎖が存在する仕組みの解明に手がかり
理研 報道発表資料 2014年3月12日


ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義

2014年03月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
独立行政法人理化学研究所
ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義
-生命の分子レベルでの理解に大きな一歩-

この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

ポイント
プロモーター約185,000個、エンハンサー約44,000個を各種細胞で測定
正常細胞の定義に活用可能なプロモーター、エンハンサー情報のリソースを作成
iPS細胞、繊維芽細胞などの細胞から目的の細胞を作るための基盤に
理研 報道発表資料 2014年3月27日



バイオ分析向けの超小型蛍光検出装置を開発

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康
-在宅やベッドサイドなど患者のそばで迅速な診断を実現するキーテクノロジー-

ポイント

•励起光源と集積型蛍光検出センサーの実装により蛍光検出装置を従来に比べ大幅に小型化
• 面発光マイクロLEDからの光を非球面マイクロレンズによりマイクロ流路の幅以内に集光することに成功し、マイクロ流路への低散乱光照射を実現
• 患者の傍らで迅速な診断を可能とするPoint-of-Care診断、ウエアラブルデバイスの実現に寄与
                    産総研 プレスリリース 2014/03/17

再生医療に用いる細胞の安全性を培養液で検査することが可能に

2014年03月29日 | 細胞と再生医療
-移植用細胞に残存するヒトiPS細胞やヒトES細胞を検出する技術-

ポイント

• ヒトiPS細胞やヒトES細胞から培養液中に分泌される糖タンパク質マーカーを発見
• 移植用に作製した細胞を損なわずに細胞培養液だけで検出可能
•ヒトiPS細胞やヒトES細胞を用いた再生医療の安全性向上への貢献に期待
                  産業総研 プレスリリース 2014/02/17

註)本研究開発は、和光純薬工業からの資金提供型共同研究(平成23年度~)により産総研と和光純薬工業が共同で実施した。