スイスの製薬会社セルジーン・インターナショナルは、同社の転移性すい臓がん治療薬「アブラキサン」の第3相臨床試験「MPACT」の解析結果が、今月シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で報告されたと発表した。既に今年1月の同学会消化器がんシンポジウムでも発表されたデータによれば、アブラキサンと別の抗がん剤ゲムシタビンの併用療法は、ゲムシタビン単剤療法と比べ、全生存期間の改善に有意な効果を示した。また、陽電子放射断層撮影法(PET)や腫瘍マーカー(糖鎖抗原19-9)で腫瘍反応を評価しても、併用療法が優れていた。両指標が全生存期間の予後因子として期待される。アブラキサンは、抗がん剤パクリタキセルをヒトアルブミンと結合させた懸濁注射剤。
【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。(2013/06/06-11:38)
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