バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

NASA、「地球外生命につながる新生命体」を発見・・・ただし地球上で

2010年12月07日 | 生命科学 生物誌
【12月3日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の研究チームは、リンの代わりにヒ素を摂取して成長する細菌をカリフォルニア(California)州東部のモノ湖(Mono Lake)で発見したと、3日の米科学誌サイエンス(Science)に発表した。

 これまで、生命の維持には炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄の6元素が必須というのが定説だった。リンがなくても生きられる細菌が発見されたことで、生命の構成要素の再定義を迫られるとともに、地球上の未知の有機体や地球外生命体の探索に新たな希望が示されたことになる。 AFP BB News.,2010-12-03

iPSでサルの脊髄治療 歩行機能回復、臨床応用近づく

2010年12月07日 | 医療 医薬 健康
 人間の皮膚細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用した治療により、脊髄損傷で首から下がまひしたサルが歩けるようになるなど運動機能を回復させることに成功したと、岡野栄之慶応大教授が7日、神戸市で開催中の日本分子生物学会で発表した。世界初という。共同通信47News.,2010-12-07

◇ヒトiPS細胞移植、脊髄損傷のサル歩いた 慶応大発表
 ヒトのiPS(人工多能性幹)細胞から作った細胞を、脊髄(せきずい)損傷で手足がまひしたサルに移植して、歩けるようになるまで回復させることに慶応大などのグループが成功した。7日、神戸市で開かれた日本分子生物学会で発表した。 朝日新聞(Web版)2010年12月7日

卵子ビジネス、米で浸透 特定の提供者に高額謝礼も

2010年12月07日 | NEWSクリッピング
「子どもがほしい」という夫婦の思いを他人からの卵子提供でかなえる。日本では家族関係が複雑になるなどの懸念からほとんど取り組まれていないが、米国では保険もきく一般的な不妊治療として定着している。提供者への謝礼が300万円近くに達することもある。日本からも多くの人が向かう、そんな「卵子ビジネス」の現場を見た。朝日新聞(Web版)2010年12月6日

理研など、アレルギー発症機構解明-花粉症治療などに道

2010年12月07日 | 医療 医薬 健康
 理化学研究所や東京都臨床医学総合研究所などの研究チームはマウスを使い、花粉やダニなどが引き起こすアレルギー発症の仕組みを解明した。アレルギー発症の原因とされる分子「GATA―3」が、細胞同士の情報を伝えるたんぱく質サイトカインの遺伝子と結合することで、アレルギーが発症することを突き止めた。日刊工業新聞(online) 2010年12月06日

アレルギー発症を決めるゲノム領域「HS2」を発見
-アレルギー発症メカニズムの本質を解明、新たな治療の実現へ-

◇ポイント◇
遺伝子配列「HS2」と「CGRE」がアレルギー反応に関わる遺伝子座に存在
「HS2」に転写因子「GATA-3」が結合し、アレルギー発症がスイッチオン
新しい視点に立ったアレルギー治療や予防への応用に期待
(独)理化学研究所 プレスリリース 平成22年12月6日

破壊抑え骨粗しょう症治療、阪大 原因細胞遠ざける

2010年12月07日 | 医療 医薬 健康
 骨を壊す破骨細胞を骨に近づけないようにして骨の破壊を抑え、骨粗しょう症を治療することに大阪大と米国立衛生研究所のチームがマウスで成功した。6日付の米医学誌ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・メディシンに掲載された。  骨粗しょう症のほか、関節リウマチやがんの骨転移など骨が壊れていく病気の治療法開発に役立つとして、ヒトへの臨床応用の準備を進めている。 共同通信47News.,2010-12-06