バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「緑豆詐欺」で足が付いたニセ名医

2010年12月04日 | 医療 医薬 健康
12年で3人目、「名医」の化けの皮が剥がされた
北村 豊 【プロフィール】
 中国で名医の名前を挙げてみろと言われると、誰もが最初に思い浮かべるのは“華佗(かだ)”である。“華佗”が活躍したのは2~3世紀の後漢末であり、陳寿が編纂した歴史書「三国志」の「魏書」には華佗の事績を記した「華佗伝」が含まれ、華佗の施した医術の奇跡が列記されている。華佗はその卓越した医術により民衆から「神医」と呼ばれ、その噂を聞いた魏の曹操によって召抱えられて御典医となったが、後に曹操に逆らったとし獄死させられた。ところが、曹操は子供の“曹沖”が華佗の治療を受けられずに病死したため、華佗を殺したことを深く悔んだと言われている。 日本経済新聞(Web版)2010-11-22