バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝子組換え作物の動向

2010年03月24日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
Trend of Genetically Modified Crops
【目次】
1. 概要
2. 遺伝子組換え作物の形質別分類
2.1 除草剤耐性作物
2.2 害虫抵抗性作物
2.3 ウイルス耐性作物
2.4 その他の遺伝子組換え作物
3. 市場の動向
3.1 概要
3.2 作物別の栽培動向
3.3 形質別の栽培動向
3.4 米国における栽培動向
4. 研究開発の動向
4.1 概況
4.2 主要な研究開発の動向
5. 企業動向
5.1 モンサント社
5.2 デュポン社
5.3 国内企業の動向
月刊バイオインダストリー 2010年3月号

がん組織のメタボローム解析

2010年03月24日 | 医療 医薬 健康
Metabolome Analysis of Tumor Tissues
平山明由(慶應義塾大学 先端生命科学研究所 研究員)
曽我朋義(慶應義塾大学 先端生命科学研究所 教授)
 キャピラリー電気泳動-質量分析計(CE-MS)を用いたメタボローム測定は,生体由来サンプル中に含まれるイオン性低分子代謝物の一斉測定に極めて有用な分析法である。特にエネルギー産生に必須である解糖系,ペントースリン酸回路,クエン酸回路などの中心炭素代謝や,アミノ酸や核酸の代謝経路の中間体は,そのほとんどがイオン性を有することから,本法は中心代謝を解明する上で効果的なツールになると考えられる。本稿では,CE-MSによるメタボローム測定法とその周辺技術について概観した後,本法をがん組織のメタボローム解析に応用して得られた研究成果を紹介する。
【目次】
1. はじめに
2. CE-MS測定のストラテジー
2.1 CE-MS
2.2 試料の前処理
2.3 データ解析
3. がんのエネルギー代謝の解明
3.1 解糖系およびクエン酸回路
3.2 アミノ酸とエネルギーチャージ
4. おわりに
月刊バイオインダストリー 2010年3月号

マイクロ流体技術を応用した受精卵培養システム

2010年03月24日 | 細胞と再生医療
Mammalian Embryo Culture System Based on Microfluidic Technology
木村啓志(東京大学 生産技術研究所 特任助教)
竹内昌治(東京大学 生産技術研究所 准教授)
酒井康行(東京大学 生産技術研究所 教授)
藤井輝夫(東京大学 生産技術研究所 教授)
 マイクロデバイスは,次世代のバイオ分析ツールとして医療や生命科学関連分野への応用が期待されている。筆者らは,マイクロデバイスの利点を活かして環境感受性が高い哺乳類受精卵の培養システムの開発を進めている。本稿では,母胎内環境の模倣や受精卵培養操作の自動化を目指す受精卵培養システムを紹介する。
【目次】
1. はじめに
2. 母胎内環境を模倣するマイクロデバイス
3. 受精卵培養操作自動化システム
3.1 ダイナミックマイクロアレイ
3.2 配置
3.3 培養
3.4 回収
4. おわりに
月刊バイオインダストリー 2010年3月号

こんにゃくセラミドによるコラーゲン産生促進作用について

2010年03月24日 | 医療 医薬 健康
The Acceleration of Collagen Production by Konjac Ceramide
菊池可菜子(ユニチカ(株) 中央研究所)
松村賢次(ユニチカ(株) 中央研究所 グループ長)
向井克之(ユニチカ(株) 中央研究所 グループ長)
 こんにゃくセラミドの表皮および真皮に対する作用を検証した。こんにゃくセラミドの生体内での活性本体であるスフィンゴイドが表皮においてセラミド量を増加させ保湿作用を示すとともに,真皮にも作用して繊維芽細胞増殖促進作用およびコラーゲン産生促進作用を示し,表皮と真皮へのダブルの作用により,こんにゃくセラミドは美肌効果を示すことが明らかとなった。
【目次】
1. はじめに
2. こんにゃくセラミドについて
3. こんにゃくスフィンゴイドについて
4. コラーゲン産生促進作用について
5. おわりに
月刊バイオインダストリー 2010年4月号