バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

葯特異的遺伝子および該遺伝子のプロモーター、並びにそれらの利用

2008年11月20日 | 植物&農業
出願番号 特願2003-133691  公開番号 特開2004-337004
出願日 平成15年5月12日(2003.5.12)
公開日 平成16年12月2日(2004.12.2)
発明者 小松 節子・吉川 学  出願人 独立行政法人農業生物資源研究所

発明の概要
【課題】新規な葯特異的遺伝子および該遺伝子のプロモーター、並びにそれらの利用の提供を課題とする。
【解決手段】幼苗期イネをジベレリンで処理し、DNAマイクロアレイ解析法やプロテオーム解析法を利用して、発現が制御される遺伝子群やタンパク質群を検索した。その結果、8種類のβチューブリンが検出された。同定された8種類のチューブリンのうちOsTUB8は、葯で特異的な発現を示した。このためOsTUB8は、イネの雄性不稔に関与していることが示唆され、植物においてOsTUB8の発現を調節することにより、植物の稔性を改変することが考えられる。また、OsTUB8のプロモーターは、葯特異的な活性を有すると考えられるため、葯特異的な遺伝子発現のためのツールとして高い利用価値を有すると言える。 J-Store >> 特許コード P05A007484

生活習慣病予防改善効果を有するタンパク質食品素材

2008年11月20日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 特願2003-314358  公開番号 特開2005-080533
出願日 平成15年9月5日(2003.9.5)
公開日 平成17年3月31日(2005.3.31)
発明者 森山 達哉・前渕 元宏・丸山 伸之
出願人 国立大学法人京都大学
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

発明の概要
【課題】 生活習慣病の予防・改善効果を有する食品素材を提供する。
【解決手段】 ダイズタンパク質の主要構成成分であるβ-コングリシニンが有する脂質代謝調節作用は、そのアミノ酸組成に起因するのではなく、β-コングリシニン由来の機能性成分によるものであることを明らかにした。これにより、β-コングリシニンが生活習慣病の予防・改善効果を有する有効な食品素材となりうることが明らかとなった。 J-Store >> 特許コード P05A008271

ダイズ由来ペプチド混合物およびその利用

2008年11月20日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 特願2004-016281  公開番号 特開2005-206545
特許番号 特許第4001239号
出願日 平成16年1月23日(2004.1.23)
公開日 平成17年8月4日(2005.8.4)
発明者 森山 達哉
丸山 伸之
前渕 元宏
出願人 国立大学法人京都大学
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

発明の概要
【課題】 生活習慣病の予防・改善効果を有し、低アレルゲン性の食品素材を提供する。
【解決手段】 脂質代謝調節機能を有するダイズ由来のβ-コングリシニンをタンパク質分解酵素で消化する。これにより、脂質代謝調節機能を維持しつつ、アレルゲン性が顕著に低下し、溶解性の向上したペプチド混合物が得られる。当該ペプチド混合物は生活習慣病の予防・改善効果を有する低アレルゲン食品素材となり得る。J-Store >> 特許コード P05A008274

学習記憶促進剤、学習記憶を促進する方法

2008年11月20日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 特願2004-196613  公開番号 特開2006-016347
出願日 平成16年7月2日(2004.7.2)
公開日 平成18年1月19日(2006.1.19)
発明者 吉川 正明・園田 壮司   出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要
【課題】アルツハイマー病等による記憶・学習障害の改善に有効な、学習記憶の促進作用を有する物質を得ることが本発明の課題である。
【解決手段】Ala-Pro-Gly-Pro-Argは学習記憶の促進作用を有している。よって本発明により学習記憶促進剤として有用な機能性ペプチド、および上記ペプチドを用いて学習記憶を促進する方法が与えられた。本発明のペプチドは優れた機能性ペプチドであり、アミノ酸残基が短くて特殊なアミノ酸も含まれていないために、安価に調製することができ、安全性が高い素材であり、更には経口投与で有効であるという利点も有する。J-Store >> 特許コード P05A008281

発明の名称 学習記憶増強剤、学習記憶を増強させる方法
整理番号 363
データ収録日 2006年2月24日
出願番号 特願2004-145143
公開番号 特開2005-325066
出願日 平成16年5月14日(2004.5.14)
公開日 平成17年11月24日(2005.11.24)
発明者 吉川 正明・園田 壮司   出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要
【課題】アルツハイマー病等による記憶・学習障害の改善に有効な、学習記憶の増強作用を有する物質を得ることが本発明の課題である。
【解決手段】Leu-Pro-Tyr-Pro-Argは学習記憶の増強作用を有している。よって本発明により学習記憶増強剤として有用な機能性ペプチド、および上記ペプチドを用いて学習記憶を増強させる方法が与えられた。本発明のペプチドはアミノ酸残基が短く、かつ大豆由来であって特殊なアミノ酸も含まれていないから安価に調製することができ、安全性が高い素材であるという利点も有する。 J-Store >> 特許コード P05A008280

プロスタグランジンE受容蛋白質、それをコードするDNAおよびその製造法

2008年11月20日 | からだと遺伝子
出願番号 特願平05-032255  公開番号 特開平05-320199
特許番号 特許第3508865号
出願日 平成5年2月22日(1993.2.22)
公開日 平成5年12月3日(1993.12.3)
発明者 市川 厚・成宮 周   出願人 国立大学法人京都大学

【産業上の利用分野】 本発明は、プロスタグランジン(PG)E,とりわけ生体内で消化管の収縮・弛緩,胃酸および腸液の分泌,平滑筋の弛緩,神経伝達物質の遊離等に広く関与している事が知られているプロスタグランジンE2(PGE2)に対して、細胞膜上で結合し、PGE2などの情報を細胞内に伝達するPGE(とりわけPGE2)受容体(レセプター)およびそれをコードする遺伝子、ならびに該蛋白質の製造法に関するものである。 J-Store >> 特許コード P05A008311

細胞の物質取り込み評価方法及びその装置

2008年11月20日 | 医療 医薬 健康

発明の名称
整理番号 947
データ収録日 2007年3月9日
出願番号 特願2005-216015
公開番号 特開2007-033198
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
発明者 東谷 公・新戸 浩幸  出願人 国立大学法人京都大学

発明の概要
【課題】 細胞が物質を取り込む状況を微視的に観察し評価する方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 原子間力顕微鏡のカンチレバーの自由端に設けたコロイドプローブの表面に評価対象物質を付着させて、その評価対象物質を標的細胞表面に接触させ、前記標的細胞が評価対象物質を取り込む様子を光学顕微鏡で観察するようにした。J-Store>>特許コード P06A009748

患者の幹細胞を利用し「気管支」移植に成功 欧州の医師

2008年11月20日 | NEWSクリッピング
患者の幹細胞を使った「気管支」移植に成功したと、欧州の医師が19日付の英医学誌ランセットに発表した。気管の移植手術はこれまで、ほとんど実施されたことがない。医師らによると、患者には移植手術後の拒絶反応も見られず、免疫抑制剤も不要で、これからの移植治療に新しい光明を見出す画期的な方法だとしている。 http://www.cnn.co.jp/science/CNN200811190030.html

進化をもたらす遺伝情報の多様化と現状維持の分岐を制御

2008年11月20日 | 生命科学 生物誌
ゲノムに変化をもたらす新たなDNA組換えの抑制機構を解明
 ヒトをはじめとする生物は、生命の設計図となっているゲノムを変化させ、発展・進化しながら、繁栄を続けています。この躍動する生命の根幹となっているのは、環境の変化など、さまざまな要因により絶えず起こる遺伝情報の書き換えです。その要因の1つが「DNA組換え」で、新たな遺伝情報を獲得し生存を有利に導こうとします。 理化学研究所〈プレスリリース)2008-11-18