バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

クラゲタンパク質由来の新規ペプチドとその用途

2008年09月29日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-48294 出願日 : 2007年2月28日
公開番号 : 特許公開2008-208096 公開日 : 2008年9月11日
出願人 : 株式会社かね徳 外1名 発明者 : 河村 幸雄 外3名
発明の名称 : クラゲタンパク質由来の新規ペプチドとその用途
【課題】クラゲタンパク質由来の新規ACE阻害物質を単離精製し、その構造を決定すると共に、当該ACE阻害物質さらにはそれを利用した食品、または医薬等を提供する。
【解決手段】クラゲタンパク質由来の3種類の新規ACE阻害ペプチド。このうち2種類のペプチドは3個のアミノ酸からなり、残り1種類のペプチドは11個のアミノ酸からなる。いずれのペプチドもACE阻害活性を有するため、高血圧の予防に有効な機能性食品等として、また降圧剤等の医薬として利用することができる。

免疫蛋白質の製造方法

2008年09月29日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2007-51746 出願日 : 2007年3月1日
公開番号 : 特許公開2008-212026 公開日 : 2008年9月18日
出願人 : 株式会社フィットイン 外1名 発明者 : 菅原 卓也 外8名
発明の名称 : 免疫蛋白質の製造方法

【課題】リンパ球やリンパ球ハイブリドーマ細胞を用いて、免疫グロブリンやサイトカイン等の免疫蛋白質を効率良く製造する方法を提供する。
【解決手段】放射線処理されたコラーゲン、キチンまたはキトサンの存在下でリンパ球やリンパ球ハイブリドーマ細胞を培養することによって、免疫蛋白質、特に免疫グロブリンを製造する。

バナナの皮を有効成分とする前立腺肥大抑制剤

2008年09月29日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-35482 出願日 : 2007年1月19日
公開番号 : 特許公開2008-174531 公開日 : 2008年7月31日
出願人 : 有限会社湘南予防医科学研究所 発明者 : 矢澤 一良 外2名

発明の名称 : バナナの皮を有効成分とする前立腺肥大抑制剤

【課題】 前立腺肥大抑制作用を有する組成物を提供し、ひいては該組成物を含有する飲食品又は医薬品を提供することにある。
【解決手段】 バナナの皮抽出物を含有することを特徴とする前立腺肥大抑制組成物、及び該組成物を含有する飲食品又は医薬品を提供する。 明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB

C型肝炎「難治性」 ウイルス除去療法 インターフェロンなどと併用で効果

2008年09月29日 | 医療 医薬 健康
■透析と似た原理で成功率向上に期待
 ■保険適用、250人超が治療

 インターフェロンなど抗ウイルス薬によるC型肝炎の治療は、ウイルス(HCV)が特定の型で量も多い「難治性」の患者の場合、効果が下がる。こうしたケースで抗ウイルス薬と併用するウイルス除去療法に保険が適用された。血液透析などと似た原理で副作用も少なく、治療成功率の向上が期待されている。 FujiSankei Business i. 2008/9/29

バイオ系人材が活躍できるためには

2008年09月29日 | 医療 医薬 健康
バイオエネルギーをはじめとするバイオブームの陰に潜む問題の一面を、NPO法人「サイエンス・コミュニケーション」代表理事の榎木英介氏(医師、医学博士)が、22日配信のメールマガジン「SciCom News」で突いている。
「バイオバイオバイオ!…でいいのか」と題する論説で榎木氏は、まず大阪府の橋下知事が「将来ビジョン・大阪」の将来像イメージの中で、北大阪でバイオ関連産業を育成する方針を打ち出したことを取り上げている(大阪府の関連サイト)。また「エコノミスト」誌9月23日号の特集「勝ち残る大学」から「過去6年に70もの生命系の学部の新増設があった」という記述も引用し、「バイオバブルとでもいう状況だ」と指摘している。 http://scienceportal.jp/news/review/0809/0809221.html

生命科学のイベント「ユーロバイオ2008」がパリで開催

2008年09月29日 | 医療 医薬 健康
EuroBIO 2008, Paris, France
欧州連合(EU): 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
Community Research and Development Information Service

EUによる生命科学のイベント「ユーロバイオ2008」が、10月7日から9日までフランス・パリで開催される。
このイベントでは、次の課題についての座談会や意見交換が行われる予定。
・バイオシミラー(後発バイオ医薬品)
・フードチェーン(食品流通):フォークから農場へ
・バイオ燃料か食料か:ジレンマは存在するか?
・農産物生産の変化
・グリーンケミストリー:新たなエコ産業に向けて
・保健医療市場の最適化とイノベーションの促進 
・食品産業における原産地表示の重要性
・バイオ燃料への適応
・気候変動と感染症発生周期:バタフライ効果

このイベントには、20か国から5000名の来賓、120名のスピーカー、500のクラスターや企業が参加予定。>> 生命科学イベント「ユーロバイオ2008」

移植用成熟誘導化樹状細胞の製造方法

2008年09月29日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2007-106542 出願日 : 2007年3月15日
公開番号 : 特許公開2008-220357 公開日 : 2008年9月25日
出願人 : 株式会社セルシード 外1名 発明者 : 紺谷 桂一 外1名

発明の名称 : 移植用成熟誘導化樹状細胞の製造方法

【課題】移植用成熟誘導化樹状細胞の製造方法を提供すること。
【解決手段】水に対する上限もしくは下限臨界溶解温度が0~80℃である温度応答性ポリマーを被覆した基材表面上に未熟樹状細胞を播種し、少なくともピシバニールを用いて成熟樹状細胞へ誘導化させた後、培養液温度を上限臨界溶解温度以上または下限臨界溶解温度以下とし、酵素処理を施すことなく成熟樹状細胞を剥離すること。

プロテインキナーゼCイプシロンを欠如する細胞及び動物

2008年09月29日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2008-64222 出願日 : 2008年3月13日
公開番号 : 特許公開2008-220373 公開日 : 2008年9月25日
出願人 : ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 発明者 : メッシング,ロバート オー. 外1名

発明の名称 : プロテインキナーゼCイプシロンを欠如する細胞及び動物

【課題】新規動物細胞及びその使用。
【解決手段】プロテインキナーゼCのεイソ酵素(PKCε)をコードする遺伝子の少なくとも1つの対立遺伝子の中に操作された突然変異を含有する二倍体動物細胞であって、前記突然変異により、野生型細胞に比べて低いPKCε活性レベルを有する細胞、前記の細胞を含んでなる非ヒトトランスジェニック動物、及びその使用。

スカフォールド-レダクターゼ領域を含むキメラタンパク質、並びに、その使用

2008年09月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2008-140087 出願日 : 2008年5月28日
公開番号 : 特許公開2008-220385 公開日 : 2008年9月25日
出願人 : ナノバイオデザイン リミテッド 発明者 : ギラルディ ジャンフランコ

発明の名称 : 哺乳類又は植物のP450のヘム領域及び巨大菌のP450BM3由来のスカフォールド-レダクターゼ領域を含むキメラタンパク質、並びに、その使用

【課題】水溶性キメラタンパク質を提供する。
【解決手段】キメラタンパク質は、哺乳類又は植物のチトクロムP450由来のヘム領域、及び、一般的に電子伝達領域を含有する、巨大菌のP450BM3由来のスカフォールド領域を含む。上記タンパク質は、野生型の哺乳類又は植物P450の膜結合部を含まず、このため水溶性である。上記タンパク質は、酵素として、上記野生型の哺乳類又は植物P450の基質に対して活性であり、電子は電子伝達部、例えばFAD又はFMN等の上記スカフォールド領域の一部に移動される。上記タンパク質は、上記ヘム領域の基質特異性を分析するのに、又は、分析対象物である基質を検出するのに有用である。

光学活性ピペコリン酸またはその誘導体の製造方法

2008年09月29日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願2007-63543 出願日 : 2007年3月13日
公開番号 : 特許公開2008-222637 公開日 : 2008年9月25日
出願人 : 三菱瓦斯化学株式会社 発明者 : 元井 隆司 外2名

発明の名称 : 光学活性ピペコリン酸またはその誘導体の製造方法。

【課題】ピペコリン酸から,医薬品の合成原料や中間体として有用な光学活性ピペコリン酸や光学活性ピペコリン酸誘導体を工業的に有利に製造する方法を提供する。
【解決手段】ピペコリン酸をN-置換ピペコリン酸に変換した後,アルコールを含む有機溶媒中で立体選択性を有する生体触媒を用いてエステル化する。次いで,アルカリで中和し光学活性N-置換ピペコリン酸エステルと光学活性ピペコリン酸塩となした後,有機溶媒/水系における分配特性を利用して両光学活性体を分離する。このようにして得られた光学活性N-置換ピペコリン酸エステルと光学活性N-ピペコリン酸塩の各々を加水分解や脱保護処理することによって,医薬品の合成原料や中間体として有用な光学活性N-置換ピペコリン酸エステル,光学活性N-置換ピペコリン酸,光学活性ピペコリン酸エステル,光学活性ピペコリン酸を経済的に製造し提供することが可能となる。

出願番号 : 特許出願2007-63542 出願日 : 2007年3月13日
公開番号 : 特許公開2008-222636 公開日 : 2008年9月25日
出願人 : 三菱瓦斯化学株式会社 発明者 : 元井 隆司 外2名

発明の名称 : ピペコリン酸の立体選択的なエステル化方法

【課題】ピペコリン酸を高い収率で立体選択的にエステル化できる方法を確立し,医薬品の合成原料や中間体として有用な光学活性ピペコリン酸やその誘導体を工業的に提供できるようにする。
【解決手段】ピペコリン酸の窒素部位に置換基を導入してN-置換ピペコリン酸に変換した後,アルコールを含む有機溶媒中,立体選択性を有する生体触媒を用いてエステル化する。これによって,高い収率で光学活性N-置換ピペコリン酸エステルを得ることができるようになり,医薬品の合成原料や中間体として有用な光学活性ピペコリン酸やその誘導体を経済的に製造し提供することが可能となる。