バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

微生物によるS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドの遺伝子工学的製造方法

2008年08月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平4-198717 出願日 : 1992年7月24日
公開番号 : 特許公開平5-236993 公開日 : 1993年9月17日
出願人 : ロンザ リミテッド 発明者 : トーマス ツインマーマン 外3名

発明の名称 : 微生物によるS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドの遺伝子工学的製造方法

【目的】S-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドを製造するための新規な遺伝子工学的方法を開示する。
【構成】まず、立体特異性加水分解酵素に関して暗号付けする新規なDNAを微生物から分離する。 次いでこのDNAを発現ベクター中に結合すると、微生物中で形質転換されるハイブリッドプラスミドが生じる。 この微生物は、ラセミ性R,S-(±)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミド中で、R-(-)-異性体をR-(-)-ジメチルシクロプロパンカルボン酸に生物変換することができ、その際、光学活性のS-(+)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキサミドが沈殿するので分離する。

高純度ラクトフェリシンの大量製造法

2008年08月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願平3-150604 出願日 : 1991年6月21日
公開番号 : 特許公開平5-238948 公開日 : 1993年9月17日
出願人 : 森永乳業株式会社 発明者 : 冨田 守 外7名

発明の名称 : 高純度ラクトフェリシンの大量製造法

【目的】 広範囲の微生物に対して抗生物質とほぼ同等の抗菌作用を有するラクトフェリシンを少なくとも90%の純度で、かつ少なくともグラム単位の量で製造する方法を提供する。
【構成】 牛ラクトフェリンの酵素分解物であって、抗菌性ペプチド(ラクトフェリシン)を含有するペプチド混合物をブチル基を有するクロマトグラフ用担体または陽イオン交換クロマトグラフ用担体に吸着させ、この担体を洗浄し、抗菌性ペプチドを溶出し、溶出液を脱塩することを特徴とする高純度ラクトフェリシンの大量製造法。
【効果】 人および動物に有害な化学薬品(例えば有機溶媒等)を使用しないので、安全に大量の高純度ラクトフェリシンを製造することができ、複雑な装置等を使用せずに簡便に高純度のラクトフェリシンを製造することができ、更に所望の製造量に合わせて容易に規模を増減できる。

抗生物質LL-E19020ガンマ(γ)

2008年08月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願平4-264123 出願日 : 1992年9月8日
公開番号 : 特許公開平5-239085 公開日 : 1993年9月17日
出願人 : アメリカン・サイアナミド・カンパニー 発明者 : ガイ・トーマス・カーター 外3名

発明の名称 : 抗生物質LL-E19020ガンマ(γ)

【構成】 本発明は微生物ストレプトミセスリディクス亜種タンザニウスNRRL18036から誘導されるLL‐E19020ガンマと呼ばれる抗生物質を提供する。
【効果】 本発明の上記抗生物質は細菌感染に対して治療効果を有している。



耐熱性ホタルルシフェラーゼ、耐熱性ホタルルシフェラーゼ遺伝子、新規な組み換え体DNA

2008年08月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平4-131057 出願日 : 1992年5月22日
公開番号 : 特許公開平5-244942 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : キッコーマン株式会社 発明者 : 梶山 直樹 外1名

発明の名称 : 耐熱性ホタルルシフェラーゼ、耐熱性ホタルルシフェラーゼ遺伝子、新規な組み換え体DNA、及び耐熱性ホタルルシフェラーゼの製造法

【構成】 野生型ホタルルシフェラーゼのアミノ酸配列において、217位のアミノ酸、又はゲンジボタル若しくはヘイケボタルのルシフェラーゼの217位と同等位置のアミノ酸が疎水性アミノ酸に変異されていることを特徴とする耐熱性ホタルルシフェラーゼ、当該耐熱性ルシフェラーゼをコードする遺伝子、当該耐熱性ルシフェラーゼをコードする遺伝子を組み込んだベクター、及び当該ベクターを用いた耐熱性ホタルルシフェラーゼの製造方法。
【効果】 本発明耐熱性ホタルルシフェラーゼ遺伝子の発現により得られる耐熱性ホタルルシフェラーゼは、ATP等の微量検定等において極めて有用である。また本発明の耐熱性ホタルルシフェラーゼの製造方法により、効率よく上記ルシフェラーゼを得ることが可能であり、産業上極めて有用である。

アスパルチルフェニルアラニン・ポリマー遺伝子及び関連物

2008年08月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平4-30821 出願日 : 1992年2月18日
公開番号 : 特許公開平5-244960 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 村田 卓也 外2名

発明の名称 : アスパルチルフェニルアラニン・ポリマー遺伝子及び関連物

【目的】 アスパルチルフェニルアラニン・ポリマーを微生物を用いて効率よく生産させる。
【構成】 アスパルチルフェニルアラニン・ポリマーをコードするDNA断片を、プラスミド上のtrpプロモーター制御のプロキモシン遺伝子の途中に挿入し、このプラスミドを大腸菌JM109株に導入し、アスパルチルフェニルアラニン・ポリマーをプロキモシンの一部との融合ペプチドとして生産させる。

5-ヒドロキシピラジンカルボン酸を製造するための微生物学的方法

2008年08月08日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願平4-162601 出願日 : 1992年6月22日
公開番号 : 特許公開平5-244967 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : ロンザ リミテッド 発明者 : アンドレアス キーナー

発明の名称 : 5-ヒドロキシピラジンカルボン酸を製造するための微生物学的方法

【目的】 ニコチン酸および(または)その塩から5-ヒドロキシピラジンカルボン酸および(または)その塩を製造するための微生物学的方法を提供する。
【構成】 下記の種により代表されるニコチン酸またはその塩を唯一の炭素、窒素およびエネルギーの供給源として成長する微生物、それらの子孫または突然変異体を利用する。
シュードモナス・アシドボランスDSM4746シュードモナス・プチダNCIB10521,NCIB8176アクロモバクター・キシロソキシダンスDSM2402,DSM2783

α-ヒドロキシイソブチルアミドの製造法

2008年08月08日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願平4-183699 出願日 : 1992年7月10日
公開番号 : 特許公開平5-244968 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : 三井東圧化学株式会社 発明者 : 石渡 健一 外2名

発明の名称 : α-ヒドロキシイソブチルアミドの製造法

【目的】アセトンシアンヒドリンよりα-ヒドロキシイソブチルアミドを効率よく生産し、該アミドを用いて、α,β-不飽和カルボン酸脂肪族アルコールエステルまたはα,β-不飽和カルボン酸を生産する。
【構成】アセトンシアンヒドリンよりα-ヒドロキシイソブチルアミドを生成する能力を有する微生物の培養液、菌体もしくは菌体処理物を水性媒体中にてアセトンシアンヒドリンに作用させてα-ヒドロキシイソブチルアミドを生産する。また、該アミドと水及び/または脂肪族アルコールを固体酸触媒の存在下、150℃の温度で気相または気液混合相で反応させてα,β-不飽和カルボン酸脂肪族アルコールエステルまたはα,β-不飽和カルボン酸を生産する。

発酵法によるL-グルタミン酸の製造法

2008年08月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平4-211461 出願日 : 1992年8月7日
公開番号 : 特許公開平5-244970 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 辻本 信晴 外3名

発明の名称 : 発酵法によるL-グルタミン酸の製造法

【目的】 エシェリヒア属に属する微生物のL-グルタミン酸の生産能を向上させ、安価かつ効率的なL-グルタミン酸の製造法を提供する。
【構成】 エシェリヒア属に属し、α-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ活性が欠損もしくは低下しかつL-グルタミン酸分解活性が低下し、L-グルタミン酸生産能を有する変異株またはこれらの性質に加えaceオペロンの発現が構成的となっている変異株を液体培地で培養し、培養液中にL-グルタミン酸を生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする発酵法によるL-グルタミン酸の製造法。

新規薬理活性物質コンカナマイシンD、コンカナマイシンE、コンカナマイシンG及びその製造法

2008年08月08日 | ファインケミカル 中間体
出願番号 : 特許出願平4-80276 出願日 : 1992年3月3日
公開番号 : 特許公開平5-244972 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : 日本化薬株式会社 発明者 : 遠藤 章 外1名

発明の名称 : 新規薬理活性物質コンカナマイシンD、コンカナマイシンE、コンカナマイシンG及びその製造法

【目的】新規な抗動脈硬化治療剤の有効成分として期待されるコンカナマイシンD、E及びGを提供する。
【構成】ストレプトミセス属に属するコンカナマイシン生産菌を培養し、培養液中にコンカナマイシンD、E及びGを蓄積させ、ついで培養液からコンカナマイシンD、E及びGを採取、精製して得る。

セファロスポラン誘導体の酵素的製造方法

2008年08月08日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願平4-140842 出願日 : 1992年6月2日
公開番号 : 特許公開平5-244991 公開日 : 1993年9月24日
出願人 : ミニステロ デル ウニヴェルシータ エ デルラリチェルカ シエンティフィーカ エ テクノロジカ 発明者 : エツィーオ アンジェロ バッティステル 外5名

発明の名称 : セファロスポラン誘導体の酵素的製造方法

【構成】ロドトルラ属に属する微生物若しくはそれに由来する遊離又は固定化されたD-アミノ酸オキシダーゼ酵素の存在下で、式(II)で示される化合物またはそれらの塩の酸化的脱アミノ化することにより、式(I)で示されるセファロスポラン誘導体(式中、R は-CO-COOH又は-COOH 基を示し、R'は H, OH, 又は-O-CO-R"基を示し、R"は炭素数1ないし4のアルキル基を示す) を製造する方法。



【化1】
【効果】式(II)で示される化合物のアミノアジピン鎖のアミノ基を選択的に酸化的脱アミノ化することができる。