バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規な融合蛋白質をコ―ドするDNAおよびその発現を介する有用ポリペプチドの製造方法

2007年12月19日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平11-89488 出願日 : 1999年3月30日
公開番号 : 特許公開平11-341991 公開日 : 1999年12月14日
出願人 : 伊藤ハム株式会社 外1名 発明者 : 佐藤 静治 外3名

発明の名称 : 新規な融合蛋白質をコ―ドするDNAおよびその発現を介する有用ポリペプチドの製造方法

【課題】 新規な融合形態によりポリペプチドの生産を可能にする微生物宿主-発現ベクター系、およびそれを使用したポリペプチドの製造法を提供すること。
【解決手段】 バチルス属細菌の細胞壁蛋白質(CWP)のシグナルペプチド配列、CWPのN末端からの1個以上のアミノ酸残基からなる配列、分離精製用のタグとして使用される複数のアミノ酸残基からなる配列、リンカーとしての複数のアミノ酸残基からなる配列、化学的または酵素的切断に使用される単一もしくは複数のアミノ酸残基からなる配列、および外来ポリペプチド配列がこの順序で連結された融合蛋白質をコードするDNA配列をバチルス属細菌由来のプロモーター領域を含有するDNA配列の3'末端に結合させてなるDNA(但し、シグナルペプチド、タグおよびリンカーは任意に結合し得る配列である。)、このDNAを含むベクター、このベクターを含むバチルス属細菌、ならびにこの細菌の培養による有用ポリペプチドの製造方法。

トリシクロ化合物の生産法

2007年12月19日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願平11-106039 出願日 : 1998年5月28日
公開番号 : 特許公開平11-343294 公開日 : 1999年12月14日
出願人 : 藤沢薬品工業株式会社 発明者 : 奥原 正国 外4名

発明の名称 : トリシクロ化合物の生産法



【構成】 免疫抑制活性、抗菌活性等のような薬理活性を有する新規なトリシクロ化合物またはその塩、その製造法、それを含有する免疫抑制剤および抗菌剤を提供するにある。
【効果】 移植による拒絶反応、骨髄移植による移植片対宿主病、自己免疫疾患、感染症等の治療および予防に有用である。

ペプチド、核酸、組換えベクター、形質転換体、ペプチドの製造方法及び抗ウイルス性疾患剤

2007年12月19日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平10-134709 出願日 : 1998年5月18日
公開番号 : 特許公開平11-322794 公開日 : 1999年11月24日
出願人 : 岡本 完 発明者 : 岡本 完

発明の名称 : ペプチド、核酸、組換えベクター、形質転換体、ペプチドの製造方法及び抗ウイルス性疾患剤

【目的】細胞内で有効な、抗エイズ作用,抗腫瘍作用等の抗ウイルス性疾患作用を示す新規ペプチドを提供する。
【構成】配列表の配列番号2に示すアミノ酸配列を有するペプチド及び活性同等ペプチド。これらをコードする核酸。組換えベクター。形質転換体。形質転換体によるペプチドの製法。上記ペプチド又は組換えベクターを有効成分とする抗ウイルス性疾患剤。

単一の遺伝子導入でヒト間葉系幹細胞の活性化に成功

2007年12月19日 | 細胞と再生医療
-幹細胞を用いた再生医療が拡大する-
ポイント
1.骨髄などから得られる間葉系幹細胞は、採取後数週間で増殖・分化能が激減するので再生医療への応用を狭めている。
2.この幹細胞に単一の遺伝子を導入し、増殖能と分化能(骨分化)を回復させることに成功した。
3.すでに臨床利用されている幹細胞の能力を高めるので、臨床応用への距離が短い。 産業総合研究所 2007-12-18

骨髄幹細胞:増殖・分化能力百倍に 産総研など活性化成功

2007年12月19日 | 細胞と再生医療
 さまざまな細胞に分化する能力を持つヒトの間葉(かんよう)系幹細胞に1種類の遺伝子を導入し、増殖能力と骨への分化能力を大幅に高めることに、産業技術総合研究所などの研究グループが成功した。同細胞は骨髄などから得られ、再生医療の有力手段として臨床試験が進むが、採取後数週間で増殖・分化能力が激減することが課題だった。注目を集める「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」より早期の実用化が期待できるという。毎日新聞 2007-12-18

白血病腫瘍拒絶抗原ペプチド

2007年12月19日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願平6-270496 出願日 : 1994年10月7日
公開番号 : 特許公開平8-109197 公開日 : 1996年4月30日
出願人 : 住友電気工業株式会社 発明者 : 中山 睿一 外1名

発明の名称 : 白血病腫瘍拒絶抗原ペプチド

【目的】 白血病腫瘍拒絶抗原ペプチドを提供すること。
【構成】 AKT遺伝子によりコードされるアミノ酸配列または該AKT遺伝子の変異によってその非翻訳領域によりコードされるアミノ酸配列の中に部分的配列として含まれるアミノ酸配列から構成されるペプチドであって、主要組織適合性抗原(MHC)クラスI分子に結合するモチーフを含むことを特徴とする白血病腫瘍拒絶抗原ペプチド。




癌関連抗原およびその使用

2007年12月19日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2001-541026 出願日 : 2000年12月1日
公表番号 : 特許公表2003-516734 公表日 : 2003年5月20日
出願人 : ルードヴィッヒ インスティテュート フォー キャンサー リサーチ 発明者 : 小野 俊朗 外1名

発明の名称 : 癌関連抗原およびその使用

メチルコラントレン誘導線維肉腫を有するマウスの抗血清を用いた、このような癌の細胞中で発現される核酸のライブラリーの自系抗体スクリーニングにより、癌関連抗原が同定された。本発明は、メチルコラントレン誘導線維肉腫に罹患したマウスにおいて発現される癌関連抗原である核酸およびコードされたポリペプチド、並びにその相同体、特にヒト相同体に関する。本発明は、とりわけ、単離核酸分子、それらの分子を含有する発現ベクター、およびそれらの分子でトランスフェクトされた宿主細胞を提供する。本発明は、単離タンパク質およびペプチド、それらのタンパク質およびペプチドに対する抗体、ならびにタンパク質およびペプチドを認識する細胞傷害性Tリンパ球も提供する。機能的断片および変異体を含めた上記のものの断片も提供される。上記の分子を含有するキットも付加的に提供される。本発明により提供される分子は、1つまたはそれ以上の癌関連抗原の発現により特徴づけられる症状の診断、モニタリング、研究または治療に用いられ得る。


新型「がんワクチン」の臨床研究承認 岡山大・阪大など

2007年12月19日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の倫理委員会は18日、がん細胞が持つ特定のアミノ酸配列を狙って免疫反応を起こす新型「がんワクチン」の臨床研究を承認した。年明けから東京大、大阪大と共同で末期がん患者30人を対象に始める。

 岡山大大学院の中山睿一(えいいち)教授(腫瘍(しゅよう)免疫学)らのグループは、がんの10~40%に含まれるたんぱく質「NY・ESO・1」を使ったワクチンを作成。04年7月から今年2月にかけて大阪大と共同で、同じたんぱく質を持った食道がん、前立腺がん、悪性黒色腫の末期患者9人に2週間ごとに皮下注射を実施。7人でがんが一時縮小や増殖停止する効果を確認した。 Asahi.com.,2007年12月18日