バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

高分子量ヒアルロン酸ナトリウムの製造に用いる連鎖球菌及びその選択方法

2007年08月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平6-141201 出願日 : 1986年1月16日
公開番号 : 特許公開平7-87962 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : バイオ-テクノロジー・ジエネラル・コーポレイシヨン 発明者 : アブラハム・ニムロツド 外3名

【目的】 高分子量のヒアルロン酸ナトリウムを効率的に産生できる微生物を得ることを目的とする。
【構成】 ストレプトコッカス・ゾーエピデミクス HA-116 ATCC No.39920なる微生物およびこの微生物由来の突然変異体、及び微生物を突然変異誘発物質で処理してその変異体を産生し、変異体を固体培地で増殖させ、ムコイドコロニーを回収し、回収コロニーを血液寒天培地で増殖させ、ヘモグロビンを溶解しない微生物コロニーを選択する、上記微生物の選択方法。

ピメリン酸からビオチンを高産生する能力を有するコリネ型細菌

2007年08月01日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-199391 出願日 : 1993年8月11日
公開番号 : 特許公開平7-87963 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : 三菱油化株式会社 発明者 : 畠山 和久 外3名

発明の名称 : ビオチン高産生微生物およびその育種方法

【目的】 ピメリン酸からビオチンを高産生する能力を有するコリネ型細菌の提供。
【構成】 ビオチン生合成に関与する酵素をコードする遺伝子群の少なくとも一つの遺伝子が導入されたプラスミドで形質転換されたピメリン酸からビオチン産生能を有するコリネ型細菌を、グルコースを単一炭素源として含有し且つピメリン酸を含有しビオチンを含有しない平板培地上で培養し、該培地上に生育したコロニーの大きさによって選別して得られるビオチン高産生能コリネ型細菌ブレビバクテリウム・フラバムMJ233-709株および該菌株をコハク酸を単一炭素源とした以外は上記と同様の平板培地上で培養し、該培地上に生育したコロニーの大きさによって選別して得られるビオチン高産生能コリネ型細菌ブレビバクテリウム・フラバムMJ233-SL2株。
【効果】 本発明のコリネ型細菌を用いて、ピメリン酸からビオチンを著量産生することができる。

モノクローン抗体を生産する細胞系

2007年08月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平6-66670 出願日 : 1986年8月29日
公開番号 : 特許公開平7-87967 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : プロ ー ソマ 発明者 : クラウス・シェラー 外1名

発明の名称 : モノクローン抗体を生産する細胞系

【目的】プロソマル蛋白に対するモノクローン抗体を生産する細胞系を提供する。
【構成】パリのパスツール研究所微生物寄託機関に寄託番号I-588又はI-589として寄託された細胞系。
【構成】この細胞系が生産する抗体は免疫化学診断法に有用である。


ポリメラーゼ連鎖反応を介する微生物検出の制御に用いるベクター

2007年08月01日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平5-222858 出願日 : 1993年8月16日
公開番号 : 特許公開平7-87978 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : ファーマ ジェン,ソシエダッド アノニマ 発明者 : フアン カルロス テルセロ 外3名

【目的】 標本中、特に臨床標本中の微生物の核酸のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を介した検出において陽性対照として機能するベクターを提供し、誤った陰性結果の発生を防止する。
【構成】 陽性対照として用いられるベクターは、ポリメラーゼ連鎖反応増幅方法において用いられるプライマーの配列と実質的に同一の配列を有する少なくとも1個のヌクレオチド配列を含む。また、標本中の核酸を検出する方法は、陽性対照ベクターの存在のもとで、標本に対してポリメラーゼ連鎖反応を実行することを含む。さらに、検出キットは、陽性対照ベクターと、DNA抽出および増幅試薬とを組み合わせてなる。検出に際して、標的核酸に特異なプライマーが用いられる。

アドレナリン受容体遺伝子

2007年08月01日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願平6-178201 出願日 : 1994年7月29日
公開番号 : 特許公開平7-87981 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : 日本新薬株式会社 発明者 : 矢野 純一 外2名

発明の名称 : アドレナリン受容体遺伝子

【構成】 ヒトα1Cアドレナリン受容体をコードするDNA、及び該DNAによりコードされるポリペプチドである。
【効果】 組換えDNA技術により十分な量の精製されたヒトα1Cアドレナリン受容体を得る事ができ、ヒトα1Cアドレナリン受容体の機能解明に向けての研究が容易になる。また本受容体に選択的なアゴニスト、アンタゴニストの検索を行うときに用いることができる。

キモシンの生産方法

2007年08月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平6-95496 出願日 : 1982年6月17日
公開番号 : 特許公開平7-95881 公開日 : 1995年4月11日
出願人 : セルテク リミテッド 発明者 : ノーマン ヘンリ ケアリ 外4名

発明の名称 : キモシンの生産方法

【目的】従来子牛の第4胃から採取していたキモシンを、遺伝子操作の技術を利用して、工業的においても大量に生産させることができるキモシンの生産方法を提供すること。
【構成】メチオニン-プロキモシンの暗号となる遺伝子をベクターシステムへ導入する。前記ベクターシステムの遺伝子を形質転換される。該形質転換された宿主有機体より生成されたメチオニン-プロキモシンを開裂させる操作より成るキモシンの生産方法。

アルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子

2007年08月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平5-263139 出願日 : 1993年9月28日
公開番号 : 特許公開平7-95882 公開日 : 1995年4月11日
出願人 : 昭和電工株式会社 発明者 : 一島 英治 外1名

発明の名称 : アルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子

【構成】 バチルスsp.THS-1001株のゲノムDNAの一部を発現させて得られる下記性質を有するアルカリプロテアーゼ及びそれをコードする遺伝子:(1) 至適pHは 9.5~10.5;(2) 安定pHは 3.5~12;(3) 至適作用温度は約50℃;(4) pH10で30℃まで全く安定、60℃までかなり安定、70℃で完全失活;(5) Suc-Leu-Leu-Val-Tyr-MCA を分解;(6) エレクトロフォーカシング(焦点電気泳動法)による等電点は11以上;(7) SDS-PAGE法による分子量は約29,000;(8) キモスタチン、アンチパインおよびフェニルメタンスルフォニルフルオリド(PMSF)より阻害される。
【効果】 本発明による遺伝子を導入した形質転換微生物を培養することによりアルカリ及び熱に対して安定で、洗浄補助剤などの工業用酵素として有用な本発明によるアルカリプロテアーゼを得ることができる。


MEGによる人間の高次脳機能の解明

2007年08月01日 | 医療 医薬 健康
研究者 武田 常広
 所属: 東京大学大学院新領域創成科学研究科

報告概要 本研究によって、色覚、調節・瞳孔反応、運動視、立体視などの基礎的な視覚特性について、従来の研究では明確に出来なかった様々な事実を明らかにし、さらに人間の注意、言語などに関する新たな知見を得た。ICA、ウェーブレットを用いたデータ処理法を適用するとともに、分布型磁場源推定法においてL1およびL2 ノムルを結合した評価法によって、より確からしい活動源の分布を推定する手法を開発した。MEG装置の最大のネックである大量のヘリウム消費の問題を解決できる装置を、GM 冷凍機の予冷機能を巧みに利用することによって開発した。
J-Store >> 研究報告コード R030000148

遅発性神経細胞死の分子機構

2007年08月01日 | 医療 医薬 健康
研究者 桐野 高明
 所属: 東京大学大学院医学系研究科

報告概要 遅発性神経細胞死の分子機構の解析の過程で、(1)遅発性神経細胞死に海馬組織でのcalcineurinの高発現が増悪因子となっていること、(2)神経細胞においてプロテアソーム機能を低下させるとミトコンドリア・カスペース依存性のアポトーシスが誘導されること、(3)一過性前脳虚血後の遅発性神経細胞死に先行して全脳的に低下したプロテアソーム機能が海馬CA1領域に限局して回復しないこと、(4)マウスでの遅発性神経細胞死モデルを確立し、各種遺伝子変異マウスでの遅発性神経細胞死モデルの作製が可能となった。(5)p53KO マウスを用いた結果から遅発性神経細胞死の過程でp53が必須の役割を果たしていること。以上の新知見を見出した。 J-Store >> 研究報告コード R030000149

精神分裂病(統合失調症)における神経伝達の異常

2007年08月01日 | 医療 医薬 健康

報告名称
研究者 須原 哲也
 所属: 放射線医学総合研究所

研究実施機関 放射線医学総合研究所

報告概要 統合失調症の大脳皮質ドーパミンD2受容体に関してPETを用いて評価し、前部帯状回における有意な低下と陽性症状との負の相関を明らかにした。また視床においては背内側核と視床枕に相当する部位での有意な低下を見いだした。一方治療に関しては、抗精神病薬の大脳皮質における受容体占有率の用量依存曲線を明らかにすると共に、脳内受容体占有率の経時変化が抗精神病薬の血中動態とin vivo ED50 より予測できることを明らかにした。また興奮性アミノ酸神経伝達を測定するためのリガンドとして、C-11 標識L-703,717 を開発し、これがin vivo の条件下でのみ小脳皮質に結合し、その機序として内在性D-セリンとの競合阻害が関与していることを明らかにした。 J-Store >> 研究報告コード R030000150