バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

インテグリン拮抗物質の超高速大量探索方法及びそれによる新規ペプチド

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-535278 出願日 : 2004年11月26日
公表番号 : 特許公表2007-510139 公表日 : 2007年4月19日
出願人 : プロテオゲン インコーポレイテッド 発明者 : ハン ムン ヒ 外3名

発明の名称 : インテグリン拮抗物質の超高速大量探索方法及びそれによる新規ペプチド

本発明は、蛋白質チップを用いてインテグリンの拮抗物質を探索する方法及びそれにより探索された有用なペプチドに関する発明である。用いられた蛋白質チップは特定の基質(substrate)に新物質であるカリックスアーレン(calixarene)誘導体をコーティング(coating)したものであって、蛋白質が均一で高い活性度(activity)を維持することができ、この上にインテグリン受容体蛋白質を高密度で配列して、リガンドの結合を特異的に抑制できる物質(蛋白質、ペプチド、低分子化合物等)を探索することができる。用いられたインテグリンはインテグリンαVβ3とインテグリンαIIbβ3であり、ペプチドライブラリーを用いて探索された新しい拮抗ペプチドは結合力が卓越である。

心筋症及び心筋炎治療剤

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平10-33721 出願日 : 1998年1月29日
公開番号 : 特許公開平10-273445 公開日 : 1998年10月13日
出願人 : 住友製薬株式会社 発明者 : 下川 宏明

発明の名称 : 心筋症及び心筋炎治療剤

【課題】 心筋症または心筋炎の予防および治療のための薬剤を提供する。
【解決手段】 セレクチン阻害剤を含有する心筋症または心筋炎の予防・治療剤。例えば、セレクチン阻害剤として抗セレクチン抗体またはシアリルルイスX誘導体を含有する心筋症または心筋炎の予防・治療剤。


組み換え型核内レセプター結合タンパク質を用いた核内レセプターの検出方法

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平9-191007 出願日 : 1997年7月16日
公開番号 : 特許公開平11-32767 公開日 : 1999年2月9日
出願人 : 山之内製薬株式会社 発明者 : 遠藤 英樹 外3名

発明の名称 : 組み換え型核内レセプター結合タンパク質を用いた核内レセプターの検出方法、およびその用途

【課題】 簡便かつ特異的に核内受容体とリガンドとの複合体、特定のリガンドに結合する核内受容体、または特定の核内受容体に結合するリガンドをスクリーニングする方法、簡便かつ特異的に被検低分子化合物が核内受容体のリガンドであるか否かを検査する方法、およびこれらスクリーニングまたは検査に有用なタンパク質を提供することを課題とする。
【解決手段】 核内受容体と結合するコアクチベーター分子内において、核内受容体とそのリガンドが結合した場合にのみ、その複合体に結合しうる特定の領域を同定し、この領域を組み込んだ組み換えタンパク質を単離した。さらに単離したタンパク質との結合を指標として、簡便かつ特異的に核内受容体とリガンドとの複合体、特定のリガンドに結合する核内受容体、または特定の核内受容体に結合するリガンドをスクリーニングすること、および被検低分子化合物が核内受容体のリガンドであるか否かを検査することを可能にした。

生体高分子-リガンド相互作用の評価方法

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2000-136691 出願日 : 2000年5月10日
公開番号 : 特許公開2001-318102 公開日 : 2001年11月16日
出願人 : 株式会社医薬分子設計研究所 発明者 : 板井 昭子

発明の名称 : 生体高分子-リガンド相互作用の評価方法

【課題】 生体高分子と薬物・生理活性化合物などの低分子化合物との間の相互作用の推定方法及び該方法に用いるパラメータを提供する。
【解決手段】 力場エネルギー計算法において、疎水効果の寄与を加えた距離依存型原子対ポテンシャル関数のパラメータを用いてファンデルワールス相互作用エネルギーを計算することにより、生体高分子-リガンド間の結合の強さを予測する方法及び上記パラメータ。

慢性関節リウマチの疾患感受性遺伝子、及びその利用

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2002-5326 出願日 : 2002年1月11日
公開番号 : 特許公開2003-204790 公開日 : 2003年7月22日
出願人 : 塩澤 俊一 外1名 発明者 : 塩澤 俊一 外2名

発明の名称 : 慢性関節リウマチの疾患感受性遺伝子、及びその利用

【課題】 ヒト第8染色体上に存在する慢性関節リウマチ(RA)の疾患感受性遺伝子を同定し、その遺伝子またはその翻訳産物であるタンパク質の変異の有無を検出することにより、慢性関節リウマチの発症またはその発症可能性を高精度に判定する方法などを提供する。
【解決手段】 特定アミノ酸配列からなり、その配列中第269番目のアミノ酸としてグリシン挿入変異を持ったタンパク質をコードする遺伝子を、ヒト第8染色体上のRA疾患感受性遺伝子と同定した。また、この遺伝子およびタンパク質の変異がRAの発症に関係していることを明らかにし、この変異を利用してRAの発症またはその発症可能性を高精度に判定する方法などを確立した。

酵母における膜受容体の機能的発現

2007年06月22日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2002-94195 出願日 : 2002年3月29日
公開番号 : 特許公開2003-284562 公開日 : 2003年10月7日
出願人 : 三菱化学株式会社 発明者 : 田中 渥夫 外2名

発明の名称 : 酵母における膜受容体の機能的発現

【課題】 7回膜貫通型レセプターなどの膜受容体を細胞膜上で機能的に発現させる方法を提供すること。
【解決手段】 膜受容体をコードする遺伝子を含む組み換え発現ベクターを酵母に導入して得られる形質転換酵母から調製された、膜受容体を機能的な状態で保持する形質膜。

細胞障害性リンパ球成熟因子およびそれに対するモノクローナル抗体

2007年06月22日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平2-413259 出願日 : 1990年12月22日
公開番号 : 特許公開平5-294999 公開日 : 1993年11月9日
出願人 : エフ・ホフマン-ラ ロシユ アーゲー 発明者 : チゾニット,リチャード,アンソニー 外6名

目的】 ヒトBリンパ芽球細胞系により生産され合成される、細胞障害性リンパ球成熟因子(CLMF)と呼ばれるサイトカインタンパク質、該タンパク質をコードするクローン化された遺伝子およびその誘導体、該タンパク質をコードするポリヌクレオチドを含有する組換えベクター、該組換えベクターで形質転換された微生物、該タンパク質に対する抗体、ならびに該タンパク質、ベクターおよび抗体を製造する方法、該CLMFタンパク質を用いるLAK細胞、T-細胞またはナチュラルキラー細胞の刺激法の提供。
【構成】 CLMF活性を有する実質的に純粋な形態のタンパク質、または該活性を有しそして天然形CLMFのアミノ酸配列の少くとも一部分を含有する前記タンパク質の誘導体。
【効果】 CLMFは低濃度のIL-2の存在下にリンフォカイン活性化キラー(LAK)細胞の細胞溶解活性を相乗的に誘導し、T-細胞増殖を刺激できる。また、抗腫瘍活性を有する。

改変プロテインH遺伝子およびそれを用いる改変プロテインHの生産方法

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学

出願番号 : 特許出願平4-109861 出願日 : 1992年4月28日
公開番号 : 特許公開平5-304963 公開日 : 1993年11月19日
出願人 : 住友化学工業株式会社 発明者 : 五味 英行 外3名 

 【構成】式化1 
で表される配列を有し、プロテインH遺伝子のシグナル配列部分が削除され、さらにプロテインH遺伝子のC末端から少なくとも30番目のアミノ酸に相当する遺伝子の部分に終止コドンが挿入された改変プロテインH遺伝子【化1】【効果】本発明の改変プロテインH遺伝子を用いることにより、効率のよりプロテインHの生産方法を確立することが可能となった。


シナプトフィジンに対する新規なモノクローナル抗体

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平4-236311 出願日 : 1992年8月13日
公開番号 : 特許公開平5-304993 公開日 : 1993年11月19日
出願人 : 株式会社東芝 発明者 : 菅野 美津子

発明の名称 : シナプトフィジンに対する新規なモノクローナル抗体

【目的】 本発明は、組織中の微量シナプトフィジンを補体固定化アッセイによって定量する際に、少量の抗体で定量を可能とするモノクローナル抗体を提供することを目的とする。
【構成】 本発明のモノクローナル抗体は、ラット脳の抽出物を免疫原として作製されたモノクローナル抗体であって、免疫グロブリンクラスがIgMに属し、ラットのシナプトフィジンまたはP-38に対して特異的な反応性を有することを特徴とする。
註)シナプトフィジン及びP-38はシナプス小胞に局在するため、シナプス小胞を保持するニューロエンドクリン腫瘍の検出マーカーとして用いられている。ニューロエンドクリン腫瘍は、例えば脳下垂体や膵臓のような内分泌器官に発生するが、他の組織にも転移する。もし、シナプス小胞を持たない器官にシナプトフィジンが検出されれば、この事実は当該器官にニューロエンドクリン腫瘍が存在することを示しており、また、その腫瘍の原発病巣が上記の内分泌器官であることを示している。

1,5-アンヒドログルシトールの定量法

2007年06月22日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平4-324259 出願日 : 1992年12月3日
公開番号 : 特許公開平5-304997 公開日 : 1993年11月19日
出願人 : 日東紡績株式会社 発明者 : 小島 良 外2名

発明の名称 : 1,5-アンヒドログルシトールの定量法

【目的】 自動分析装置への適用も可能な、1,5-アンヒドログルシトールの迅速な酵素的測定方法を提供すること。
【構成】 試料中の1,5-アンヒドログルシトールに作用させる酵素として、微工研菌寄第10106号を寄託番号として工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されたバシジオマイセタウス・フンギ(Basidiomycetousfungi)No.52由来のピラノースオキシダーゼを用いることを特徴とする1,5-アンヒドログルシトールの酵素的測定方法。
【効果】 本発明の測定方法を用いることにより、検体中の1,5-アンヒドログルシトールの測定の自動分析装置への適用が可能となり、測定の迅速化と正確さの向上を可能にする。

出願番号 : 特許出願平5-22613 出願日 : 1993年2月10日
公開番号 : 特許公開平5-304996 公開日 : 1993年11月19日
出願人 : 日東紡績株式会社 発明者 : 小島 良 外2名

発明の名称 : 1,5-アンヒドログルシトールの定量法

【目的】 自動分析装置への適用が可能な、1,5-アンヒドログルシトールの迅速な酵素的測定方法を提供すること。
【構成】 試料中の1,5-アンヒドログルシトールにピラノースオキシダーゼを作用させる際にpHを7.2 ~8.5 とすることを特徴とする1,5-アンヒドログルシトールの酵素的測定方法。
【効果】 試料中の1,5-アンヒドログルシトール以外の糖類をヘキソキナーゼとATPによりリン酸化して除去し、次いでそのまま得られる試料中の1,5-アンヒドログルシトールにpH7.2 ~8.5 でピラノースオキシダーゼを作用させることにより、ATPによるピラノースオキシダーゼへの阻害作用が低減し、かつ1,5-アンヒドログルシトールに対するピラノースオキシダーゼの反応性も良好であり、迅速に1,5-アンヒドログルシトールを測定することができる。

註)1,5-AGはヒト髄液および血液中に存在し、ある種の疾患、特に糖尿病において著しい濃度低下が報告されている化合物であり(赤沼安夫、戸部一之:日本内科学会誌、80 1198~1204 1991)、糖尿病の診断マーカーとして重要と目されるものである。