バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

シチジンジリン酸コリンの製造法

2007年06月14日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-11985 出願日 : 1993年1月27日
公開番号 : 特許公開平5-276974 公開日 : 1993年10月26日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 丸山 明彦 外2名

発明の名称 : シチジンジリン酸コリンの製造法

【目的】 オロット酸とコリンおよび/またはホスホリルコリンから、CDP-コリンを製造する方法を提供する。
【構成】 コリンホスフェートシチジルトランスフェラーゼ(CCT)とコリンキナーゼ(CKI)およびシチジン-5'-トリリン酸シンセターゼ(pyrG)との酵素活性を有する微生物と、オロット酸からウリジン-5'-トリリン酸を生成する活性を有する微生物とを用い、オロット酸とコリンおよび/またはホスホリルコリンを基質としてシチジンジリン酸コリンを製造する。

マグロの成長ホルモンの製造法

2007年06月14日 | 海洋 水産
出願番号 : 特許出願平4-78050 出願日 : 1992年3月31日
公開番号 : 特許公開平5-276979 公開日 : 1993年10月26日
出願人 : 大洋漁業株式会社 外1名 発明者 : 鵜高 重三 外1名

発明の名称 : マグロの成長ホルモンの製造法

【目的】 マグロの成長ホルモンの簡易かつ効率的な製造法の提供。
【構成】 生産物の細胞外への分泌を促進する遺伝子、及び当該遺伝子の下流にマグロの成長ホルモンの構造遺伝子を保持するプラスミドで形質転換した細胞を培地にて培養し、当該培地中に直接マグロの成長ホルモンを分泌させ、マグロの成長ホルモンを採取することを特徴とするマグロの成長ホルモンの製造法。

主要組織適合複合体クラス-I遺伝子産物発現促進因子及びその製造方法

2007年06月14日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平4-80516 出願日 : 1992年3月2日
公開番号 : 特許公開平5-279394 公開日 : 1993年10月26日
出願人 : 株式会社日鉱共石 発明者 : 小松 靖彦

発明の名称 : 主要組織適合複合体クラス-I遺伝子産物発現促進因子及びその製造方法

【目的】 新規な主要組織適合複合体クラス-I遺伝子産物発現促進因子及びその製造法の提供。
【構成】 バチルス メガテリウム(Bacillus megaterium) 6N38 またはバチルス セレウス (Bacillus cereus) 1N38Bを培養し、培養液から分子量1万以下の主要組織適合複合体クラス-I遺伝子産物発現促進因子を得る。
【効果】 この発現促進因子は、低分子化合物であり、熱、酸、アルカリに対して安定であるので、制癌剤あるいは抗ウイルス剤として経口的に投与することができる。


共生細菌による昆虫の害虫化の発見

2007年06月14日 | 菌類 細菌
-昆虫自身の遺伝子ではなく腸内共生細菌によって決まる食餌-
●ポイント
マルカメムシという豆類の害虫について、ダイズなどの作物を食物として利用できる性質が、昆虫自身の遺伝子ではなく腸内共生細菌によって決まることを発見。
昆虫の進化や害虫化の起源に新たな観点を与えるとともに、害虫防除の新規標的として共生細菌の可能性を示唆する。
概要
 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)生物機能工学研究部門【部門長 巌倉 正寛】生物共生相互作用研究グループ 深津 武馬 研究グループ長、細川 貴弘 協力研究員らは、マルカメムシという豆類の害虫が、ダイズなどの農作物を食物として利用できる性質を、昆虫自身の遺伝子ではなく腸内共生細菌が決定していることを明らかにした。プレスリリース2007-06-13

脳の発達には脳内コレステロール合成が欠かせないことを発見

2007年06月14日 | 創薬 生化学 薬理学
-脳の発達に重要な新しいメカニズムの発見-

●ポイント
脳機能の発達には、神経細胞内におけるコレステロール合成の促進が重要であることを発見した。
コレステロール合成を促進するのは、脳の成長因子(BDNF)である。
コレステロール代謝と脳の成長因子の関係は、脳疾患の治療薬開発に新たな指針を与える可能性がある。

 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)セルエンジニアリング研究部門【部門長 三宅 淳】小島 正己 主任研究員は、独立行政法人 科学技術振興機構(以下「JST」という)鈴木 辰吾 研究員と産総研 脳神経情報研究部門【部門長 岡本 治正】脳遺伝子研究グループ 清末 和之 主任研究員らとともに、神経細胞内において脳の成長因子によってコレステロール合成が促進される新しいメカニズムを発見した。プレスリリース2007-06-13

神経芽細胞腫スクリーニング評価のための全国乳児コホート研究

2007年06月14日 | 細胞と再生医療
神経芽細胞腫スクリーニング評価のための全国乳児コホートにおけるケース・コントロール研究 - 研究計画書 -
全国の乳児を対象コホートとして、神経芽細胞腫スクリーニング受診者と未受診者の頻度を、観察された神経芽細胞腫死亡児(ケース)とそれ以外の死因での死亡児(コントロール)と間で比較することにより、生後6ケ月の神経芽細胞腫スクリーニングが神経芽細胞腫死亡に与える影響を調べる。
http://www.niph.go.jp/wadai/ibra/keikakusho/03005a.pdf

マルカメムシ:腸の共生細菌で害虫化 遺伝子以外は新発見、防除策に期待

2007年06月14日 | 菌類 細菌
◇産総研が解明
 豆類の害虫、マルカメムシが大豆などを食べる性質は、虫自身の遺伝子でなく、腸内の共生細菌で決まっていることを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究グループが発見した。昆虫が害虫化する過程の解明や、新たな害虫防除策の開発への応用が期待される。13日、英国の学術専門誌「英国王立協会紀要」のオンライン版に掲載された。毎日新聞 2007-06-13(東京夕刊)

論文 Proceedings of the Royal Society B
Obligate symbiont involved in pest status of host insect http://www.pubs.royalsoc.ac.uk/media/proceedings_b/papers/RSPB20070620.pdf