バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

遺伝子治療に使用されるヒト組換えアデノウイルス用のパッケージングシステム

2007年01月04日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2006-225820 出願日 : 2006年8月22日
公開番号 : 特許公開2006-345872 公開日 : 2006年12月28日
出願人 : イントロヘーネ ベスローテン フェンノートシャップ 外1名 発明者 : ファラウクス、フリッツ ヤコブス 外4名

発明の名称 : 遺伝子治療に使用されるヒト組換えアデノウイルス用のパッケージングシステム

【課題】本発明は、遺伝子治療に有利に用いることができるアデノウイルス材料にもとづく改良方法および産物を提供する。
【解決手段】ヒト胚網膜芽(HER)細胞由来であり、アデノウイルスのE1AならびにE1B21kDaおよびE1B55kDa遺伝子産物をコードする核酸がヒトアデノウイルス5型(Ad5)ゲノムのヌクレオチド459-3510からなる、アデノウイルスのE1AならびにE1B21kDaおよびE1B55kDa遺伝子産物をコードし、pIX配列を含まない核酸を含有する細胞。

RAS信号伝達経路を標的にする血管新生、細胞増殖及び細胞転移抑制剤

2007年01月04日 | 生命科学 生物誌
出願番号 : 特許出願2005-193239 出願日 : 2005年7月1日
公開番号 : 特許公開2006-348006 公開日 : 2006年12月28日
出願人 : リー ジェ-ホ 外1名 発明者 : リー ジェ-ホ 外1名

発明の名称 : RAS信号伝達経路を標的にする血管新生、細胞増殖及び細胞転移抑制剤

【課題】細胞分裂、細胞増殖及び血管生成過程で重要な役割をするRas信号伝達経路を標的にするチモシンβ10(thymosinβ10)タンパク質の血管新生、細胞増殖または細胞転移抑制剤としての新しい用途を提供する。
【解決手段】チモシンβ10タンパク質は、Ras-GTPと結合してそれを隔離させたりRas-GTPのRafとの結合を妨害してRas-GTP/Raf複合体の量を減少させ血管内皮生成因子の発現を抑制することにより人体組織で起きる血管新生、細胞転移及び/または細胞増殖を抑制できる。したがって、本発明のチモシンβ10タンパク質は、Ras信号伝達経路の活性による血管新生、細胞増殖及び/または細胞転移と関連した疾病、例えば、卵巣癌、子宮頚部癌、胃癌及び肺癌等のような各種固形癌、リューマチ関節炎、乾癬及び糖尿病性網膜症等の治療に効果的に使用できる。