無人駅

マイノリティが降りる駅

いつもそばにいてくれて

2012-06-12 | 日記


いつもそばにいてくれて。

ほんの僅か、留守にしていただけなのに、

3年ぶりみたいに喜んで、尻尾をぴゅんぴゅん。





もっと別の飼い主にめぐり逢えていたなら、

もしかしたらもっと幸せだったかも知れない とか、

あっちの人のほうが美人だ とか、

もっと豪邸に住みたい とか、

そんな発想、一度も持たずに

ただただ、飼い主に逢いたい逢いたいと、

もっとそばにいたいと、飽きることなく全身で表現する。





愛犬がこの世を去るとき、

もうこれ以上遊べないぐらいに、たくさん遊んだねという

そんな気持ちで見送ってやりたい。

あなたが全身で愛してくれたように、

わたしも精一杯愛しましたと、

自己満足でもいいから、そう思って天国に見送ってやりたい。

何度経験しても、その瞬間は辛いけどね。





今、わたしのそばにいるのは、3年前に相棒になった、

イタリアングレーハウンドのグリース君。

3兄弟で山に捨てられていたところを、保健所のひとに保護された。

兄弟のうち、1匹は餓死してしまっていたという。

繊細で敏感で、教えなくてもなんでも自分で覚えてしまう

賢いワンコ。

おそらく、これまでわたしのそばに居てくれた歴代の犬のなかで、

一番気持ちが通じ合う。





そしてもう1匹。

小さい筆、と書いて「小筆(こふで)」君。

明日10歳のお誕生日を迎える。

種類はミニチュアダックス。





少し頭が弱ってきてて、

早朝にわたしの顔を見ると、威嚇で牙をむき出すようになった。

目の色は少しずつ濁り、お散歩の途中に疲れて座っちゃうこともしばしば。

でも、運動神経抜群のグリースと毎日飽くことなく取っ組み合いをし、

ぬいぐるみの奪い合いをする。





元気でいてくれることの幸せ。

生きてるということは素晴らしいことだと思う。

あの元気な姿を見る度、

わたしも今日一日を元気に過ごそうと思う。

どうせ生きてるなら、思いっきり、思う存分、

命を燃やしていたい。

そう思う。





ミニチュアダックスは足から弱ってくる子が多いと聞く。

やがて横になってばかりになり、内蔵も弱る。

10歳までいけばとりあえず往生、13歳とか14歳までいけば大往生。

小筆君。君はあと何年ぐらい元気でいてくれるかな。

君はそんなに頭は良くないので、ひょっとしたら自分が年を取ったことにも気づかず、

案外あっさり長生きするかも知れないね。




大丈夫。

君がオムツになろうと、四六時中わたしに牙をむくようになろうと、

一歩もあるくことが出来なくなろうと、

ずっと変わらず友だちです。

だから安心して年老いて、長生きしてね。





最近、君が年老いてきた話になると、三男は涙ぐみ、

四男は「小筆が死んだら、オレ、学校休んでしまいそう」と言ってるよ。

良かったね。愛してくれるひとに囲まれて。





4年だか5年前に撮影した、溌剌とした小筆の姿を

ひさーしぶりに動画で見た。

意味のないむだ吠えと、

あの頃、そばにいたラブラドールに寄り添う小筆。





もうこの世にはいないクーと、

老犬になりながら我が家ではしゃいでる小筆。

どちらも、いつもそばにいてくれてる。









再構築

2012-06-10 | 日記


ブログをやめて3年強が経ちました。
ふと、再開することにしました。
自分再構築の、ひとつの契機になればと思います。


* * *


西から東をすっぽり包んで、一気に梅雨入り。
雨に情緒を感じられるようになったのは、年の功だろうか。
今後、じわじわと火がつき、連日投稿したり、
やたら長文を書き殴ったりする日も来るかも。
では、又。

rieok