いかりじいじのブログ

大谷選手の51本塁打51盗塁を祝う

 この話題を書こうと思っていたところ、52本塁打52盗塁までいっていました。本当に、大谷選手は岩手県の宝であり、日本の宝ですよね。その野球に対する姿勢が共感できるのですよね。
 昨日、テレビなどは、51本塁打51盗塁が達成できた大谷選手を視聴率に利用しようと、これでもかと特集していました。私の妻は、すぐにチャンネルを変えていますが。その中でテレビ朝日のニュースステーションを見ました。栗山元監督と松阪元選手が出演していたので思わず見てしまったのです。栗山監督のコメントが、これまでのコメントが経験を踏まえた的確なものだったし、自分自身の役にも立つ気がしたからなのです。
 お二人のコメントでは、すごく納得できましたし、共感もできたのです。しかし、司会者の男女合計3人のコメントや次につなげようとする質問には全く大谷選手への尊敬などは微塵も感じられず、視聴率だけのためにやっている感じでした。上司のことを意識しているとしか思えませんでした。
 そもそもの私の感想なのですが、テレビ局の関係者は、先日のミヤネ屋の宮根という男性に見られるように、いかに幹部の意向(反日左翼的な嫌みを含めながら褒め殺しをするとかいうことも含みます。)に沿って的確に番組を進めて視聴者を引きつけるかに主眼が置かれていて、スポーツが好きで、そのスポーツを極めるためにはこうありたいという選手の気持ちなどどうでもいいのですよね。
 ところで、そんなことを如実に示す出来事がありました。菊池雄星選手は大リーグでも苦労しながら活躍している頭の良い選手という印象です。その選手に日刊スポーツの者が取材を申し込んできたので対応したというのです。自分の特集をしてくれると思っていた菊池選手は朝食まで用意して一緒に食べて送迎までしたそうです。しかし、特集記事になったのは大谷選手で、菊池選手は先輩としてのコメントだったそうですよ。しかも、お笑いなのは、大谷選手の特集なのに、大谷選手のことに関しての会話は1分程度だったか、短かったようです。菊池選手のXも掲載されていたので事実でしょう。詳しく知りたい方は菊池選手のXを見てください。
 このように、テレビを始めとした報道は、コメントを取るために誘導的な質問をして、コメントを取ったらさっさと逃げるということで経費を抑えようとするのですよね。このようなことは、どこのテレビ局でもやっているでしょう。放映するのは数秒から数十秒ですので、ほかの部分はどうでもいいという気持ちなのですよね。自分の意図するコメントが取れたらいいのですよ。疑問に思わないのが恐ろしいです。人間としてどうなのかと思います。
 そして、ニュースステーションでは、私が求めるコメントはありませんでした。過去のブログにも書いたのですが、私の印象では、大谷選手は野球少年のそのままなのですよね。野球が大好きで、対戦相手とギリギリの勝負をする中で「ヒリヒリ」する感情の中で、自分ができる最高の野球をしていくという、無駄をそぎ落とした単純な目的ですよ。
 目的が単純なので、大谷選手が思っていることは順番があって、自分の記録よりチームの勝利が全てでしょう。そして、自分が活躍すればチームが勝利できるから努力するのですよね。次に、盗塁なのですが、野球少年ならバッターとして、打球がグランドに飛んだなら、できるだけ次の塁を狙って得点圏に行きたいし、次のバッターがヒットを打ってくれて本塁に帰りたいと思うでしょう。つまり、野球の基本が原点ですよね。それだけですよ。それに向かって努力しているだけですよね。(少し前も大谷選手が盗塁をしたらベッツ選手がタイムリーを打ったことを日本の報道は残念と言っていました。恥ずかしいですよね。)
 他のスポーツも同じと思うのです。少年の時は楽しくても、相手に勝とうとすれば、努力しなければ結果は付いてこないこともあるでしょう。その努力を苦しいとか、いろいろな言葉がありますが、苦しさを乗り越えて得られるものがありますよ。努力を経験することが素晴らしいと私は思います。結果が全てという人もいますが、私は、努力したにもかかわらず負けたとしても自分で納得できればいいと思います。悔しいと思う人もいるでしょう。しかし、無駄なことは一つもありませんよ。
 私も、大谷選手のようにはいきませんが、その精神を見習って、何歳になっても自分に与えられた役割を果たしていきたいと考えています。そのために社会を知るための努力は続けたいと考えています。





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