手作り人形ドレスGOUDADA

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2479号Чей(誰の)

2017-06-28 22:00:05 | 作品写真
暑さ寒さは変拍子。昼下がりオフィスは暑い。朝はひんやり、夕刻また風が吹く。閏五月。
同僚に借りてた「百年法」文庫上下巻返却。近未来の話をがんばって読んだ。SF力が低い俺は「銀河鉄道999」や「ポーの一族」シリーズレベルの読解。本編はもっと国家の大局の政策や違法者コミュニティーの描写があり考えさせられる。今現在突きつけられている高齢化社会問題や延命治療の是非から数十年未来に離し、普通の人々が大多数成人する頃不老不死処置を自己選択で施せる世界で問う。
いつまでも老化しないまま生きられるのなら、ヒトはいつまで生きたいのか。鉄郎は星々を巡り経てもまだ機械の身体にはならない。百年法の世界にも、鉄郎のように自然に老いる人物が登場します。大多数が二十代外見の中、その外見ゆえに国家権力が彼を探し始めると逃げ切れない。百年法とは『肉体的処置を受けてから百年経過した者は社会での生活を自ら終わらせるべし』とする法律の名です。立法案段階から、物語は始まります。
「ポーの一族」シリーズの主人公エドガーは自分と同じように死なず永遠に生きる筈だった最愛の妹メリーベルを失います。両親代わりだった夫妻も失う。そして少年アランと生きていく。
俺は人生に目的などないと思います。高齢化社会と少子化は別の問題。たまたま俺は子を二人産んだ。夫は子供が欲しかった。俺はいつどのように産むのか学生の頃から考えあぐねていた。一人産んだあと大病し、夫は子どもは一人のままで良いのではと考えてた時期があった。幸い家庭に戻れた俺は二人目の出産を望んだ。親がいなくてもきょうだいがいればと。夫は夫で、あわや片親の危うさを思い躊躇した。いろいろあり何とか次女を得ました。
生まれたらやはり生きたい。生まれる前や死んだあとの世界は不可解で怖い。在りし日のエドガー一家はバラのスープを常食。住む城に迷い込んだ貴族青年は普段の食事を恋しがります。
長女は結婚出産し次女も今独立。夫は寂しがっている。時々は会えます。庭のこの紅バラを夫がとうとう『○○ちゃん(次女の名)のバラ』と言い出した。先日、次女がこのバラが好きと言ったらしい。‥がんばれお父っつぁんよう。
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