負けるが勝ち☆

及ばざるは過ぎたるよりまされり、とか。

ミラクル

2008-09-13 08:29:01 | コイバナ
先日おデートで、とあるワインのお店に行きました。彼と私はどっちかが大体遅れるし、合流したら酔っぱらって立ち悪くなるしで、顔を覚えられています、悪い意味で。とはいえお店の人に覚えられているというのは、どこの店でも結構融通がきくので、空いていればいつもの席に通してくれるし、お久しぶりですねーとかお相手の方遅いですねとか声をかけてくれるので、ささやかな優越感にひたれたりします。

その日、私が先に着いて彼がその30分後に到着して、ワインのボトル注文して久しぶりに会ったので近況報告などなどしていたとき、お店の人が声をかけてきました。
「もしかして○○(別のお店)にいらっしゃってましたか」
○○って、渋谷にあるお店で、そこでも私が遅れたり彼が遅れたり酔っぱらってたちが悪くなったりしているお店のことです。
少し驚いて、そのお兄さんの顔を見たら少しずつ思い出してきました。お兄さんは続けて言いました。
「お客様、△△さん(私の名前)でしたよね」
ビンゴです。名前まで覚えてもらってたってことはだいぶ悪かったんですね私たち。で、実は我々も、そのお兄さんはよくカウンターにいて話しかけたりかけられたりしている中で名前を聞いたこともあったので、彼と私の間でその渋谷のお店は「□□(お兄さんの名前)さんの店」という符丁になっていたのでした。□□さんがその渋谷のお店に姿が見えなくなってもそう呼んでいました。

「あー、□□さん!」
だから我々も彼の名前を忘れるわけがありませんでした。

渋谷のお店とその日のワインのお店は系列店ではないのだけれど、1年ぶりだか2年ぶりに本当の偶然で□□さんに会い、しかも名前を覚えられていたという。こういうのはとてもうれしいですね。□□さんはその日のワインのお店で働き始めて間もなくまだ慣れていないのだそうで、知っているお客さんがいてうれしいといってくださいました。なんだか感動さえしていたようにも見えて、ちょっとくすぐったかったです。

ちょっと心が温まる夜でしたが、後から一点気になったのは・・・
私が別の殿方と来ていたらどうなったのかしら!!!