負けるが勝ち☆

及ばざるは過ぎたるよりまされり、とか。

5 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

2005-10-23 13:05:30 | 働く女あるいは働かない女
読みました。
ヤバイ感覚です。

職場の友人(女・既婚)が「妊娠したかもしれない。おなか大きくなったら今やってる仕事からそのうちはずされて、産休育休をとったらさらに仕事の前線からはずされてしまうんだろう。女って損だね」(彼女の妊娠は、実際にはなかったのだけれど)といっていて、この本を読んでいた私は妙に考え込んでしまいました。

学問は、さわりを知ると面白そうだけど、研究のレベルになるとエキセントリックになってしまうような気がする。
それが、論文を読んで議論をして自分の説を確立するということなんだろうけど、はじめは面白かったこの本も、途中から、私にとっては訳わかんなくなった。

やはり現実には即してないですよ。
上野教授のいうとおりに生きたら、生きにくくてしょうがない。
「そういうことだからずっと女の地位はこのままなのよ」といわれたとしても、私は私の人生が平穏無事であったらいいもの。

とはいえ、職場の友人の言葉も重く深く私の心にのしかかる。これだから中途半端なインテリは・・・(←私のことね。戦う気はないけど頭の中では今の世の中の仕組を、不公平さを不思議に思ってる。「考えなきゃいけない女として」とか思ってる。思うだけ。)

あと、あらためて「学ぶ」ということは怖いと思った。私が知ってる「学ぶ」ということは先生の話・知識を聞いて「覚えておく」ということだった。「知っている」ということが勉強した(する)ということだった。

でも本当に勉強するということは違うのだと(本当は知ってたけど知らないふりしてたところもある。だって私には無理だから)、この本を読んで知った。
学問とは、自分で何かを発見することだと。今まであったもの、もしくは全然なかったものを、検証し発見し、理論づけすること、これが学問なんだよな。私は大学で学問ということをしなかった。。。

で、私はいつか東大に入ってやろうと思っていたのだけれど、なんか入った後がめんどくさそうなのでやめました。そんな、ロレックスの時計をもってるとステイタスよね、みたいな気持ちでは自分が苦しむだろうな、と。
(つうか、合格できるかっつーの)

以上、天気がいいので洗濯しながら缶ビール飲んだら、予想以上に酔ってしまって乱文乱筆失礼いたしました。

こんな感じの私の1か月でした。
                           (この項終わり)