好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。※9月9日~16日、自宅地域が停電してました。

『尚も生きる。手を取りて』第22話「大男の門番」

2019-09-02 | ゲームブック二次創作

ナオは、ダラマスの部屋を出て、隠し扉から通路を進みました。
汚い水の臭いがしてきました。
川にかけられた木橋を渡る時は、頑張って息を止めていました。
向こう岸に着くと、道は間もなく、大きな石の扉に遮られました。
どうしようかと迷っていたら、扉が厳かに開きました。

ナオでも見上げるほどの、たくましい大男の人間が戸口にいました。
浅黒い肌をして、片目に眼帯をしています。
頬には傷跡がありました。
手には指輪も見えました。
大男は、歯をむき出してニヤリと笑ってから、尋ねてきました。

「どういう事だ、ダラマス様がお前をココに寄越すとは。
洞窟から外に出る許可をもらったのか? 答えろ」

ナオは一応うなずいてみました。
大男はナオをじっと見つめました。
何だか、何もかもを見透かされるような目でした。

「本当にそうなのか? それなら、ダラマス様から合図を
教えてもらったはずだ。それを俺に証明してもらおうか」


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