好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

幻想の正体はSFだった。(ただし破綻)

2018-10-20 | 物語全般
映画『コーヒーが冷めないうちに』を劇場へ見に行く。

世間様で話題になってる事から、知人たちと連れ立つ形で行った。
原作は、書店で平積みされた最初の頃から記憶には残っていたが、手に取る事はなかった。
「4回泣けます」との触れ込みから、4話の短編集なんだろうと
予想していたら、映画はまさしくそのままの構成だった。

ところで、当ブログを閲覧の方々なら御存知かと思うが、
私は「時間移動もの」を特に愛するSF好きである。

そんな私はてっきりこの映画、コーヒーを飲んだ人が
「過去に行くという幻想」を見る話なんだと思っていた。
故に、「現実は変わらない」。幻想だから当然だ。
でも、結果的に、当人が現実の“解釈”を変えられれば、救われる。
……みたいな、『うみねこ』辺りが終盤で言ってたような奴を予想してた。

だから、ホントに過去に移動してる設定だって知った時は愕然とした。
第2話で手紙持って帰れて、第3話でゴーグル持って行けて、
そして第4話で、突如として未来人が湧いてきて、
それでヒロインの店員の過去を改変した時にはもう、目が点。
(母親にコーヒー飲ませて成仏させてるんだから改変してますよね?)

明るいハッピーエンドではあったけれど、
いかんせん物語に入り込めず、私は疑問符だらけで終わってしまった。
まさか原作の時点で、こんなヤヤコシイ展開なのか。
実体化してる霊的存在が普通にスルーされるような世界観なのか?
確かめたくて、取りあえず本屋で第1巻だけ買ってしまった。急いで読みます。

それでは。また次回。

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