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東野圭吾【変身】

2005年10月03日 | 本review
『平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。
 そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。
 それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、
 手術後徐々に性格が変わっていくのを自分ではどうしようもない。
 自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植されたドナーの正体を突き止める。』(文庫裏面より)

評価→★★★★☆ スゴイ面白い(o→ܫ←o)


◇感想◇
優しい青年がだんだん凶暴になっていく過程の描き方がすばらしい。
タイトル通り、まさに『変身』。
小さなカタマリが徐々に侵食していくイメージが浮かんでしまい、ゾクッとする。
謎であるドナーの正体が結構早く、なんとなく分かってしまうんですが、
それは特に気にならず。
この本の読みどころは『謎解き』ではなく『変化の過程』。
最後の方は、ハッピーエンドともアンハッピーエンドとも何とも言えない感じ。
でも、(似ているのでつい比較してしまいますが)ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』のダークな終わり方よりも優しくて好きです。

清水玲子の『輝夜姫』をチョット思い出しました(*´ω`)

映画になるそうなので絶対観ようと思っています。
ただ、原作がいい作品は映画になるとコケるからなぁ…。

文庫裏の紹介文、文章が変。

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