m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

大連・旅順の旅2017【大連賓館に泊まるその二】

2017-09-20 | 大連&旅順の旅2017

最終日には大連賓館で行われてる館内ツアーに申し込んだ。

館内ツアーではまずは貴賓室へ。

この部屋を見るにはツアー代、50元必要(約900円)

宿泊料からするとややお高め。

 

 

しかし、その貴賓室へ入ると、その独特な特別空間に息を飲んだ。

ゴージャスさの中に気品と落ち着きが漂う部屋。

 

 

今でもこちらのお部屋では国内外の要人との会談や会議などに現役で使われているそう。

 

 

天井には蓮の葉を模した絵が描かれ、水晶のシャンデリアがぶら下がる。

 

 

部屋の周りに並ぶ列柱は金箔が貼られているが、ぴかぴかというよりはシックな金色

 

 

 

 

カーテンボックスや

 

 

壁面に優美で細やかな彫刻が施されている。

 

 

 

 

次に資料室となっている小部屋へ案内され、そこは写真撮影禁止とのことだったが、

その扉を開けると、朝食会場にもなっていた元宴会場兼ダンスホールが見下ろせた。

資料室は元楽団が演奏する小部屋だったんだとか。

 

 

シャンデリアも間近で見れる。

近くで見るとやや和テイストのシャンデリア

 

 

天井にはシャンデリアの他に、白菜?キャベツ?のような飾りも

 

 

この後、ラストエンペラーの溥儀も泊まったという部屋も見せて頂けたが、そちらは撮影禁止。

格天井の天井の高い部屋だったが、思いのほか質素で狭い感じが。

 

 

そして、2階にある喫茶「大和」

夏目漱石もここでお茶を飲んだとか。

 

 

中山広場に面していて、眺めは絶好。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは最後に、中庭カフェの方を案内して頂いて、そこでお茶することに。

4階まで吹き抜けの中庭は今は屋根とネットがかかっていて、上を見上げると景観はあまりよくないけど

4層吹き抜けの開放感があった。

 

 

 

 

私は金柑ジュースを頼んだのだけど、これもシークァーサーに似て癖になりそうな風味で美味しかった。

 

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大連&旅順の旅2017【大連賓館に泊まるその一】

2017-09-19 | 大連&旅順の旅2017

この三連休に建築仲間と大連へ近代建築巡りの旅へ行ってきた。

中国へ行くのは20数年ぶり。

その昔、映画ラストエンペラーの映像美に感動して、映画館で映画を6回見た後、

生紫禁城を見るために卒業旅行で初海外で北京へ行って以来。

今回は大連リピーターの友達が2人もいたので、私は大船に乗ったつもりで後についていくことに。

関空から大連までは片道2時間20分ほどであっと言う間に到着。沖縄並みの近さだなあ。

 

今回宿泊したのは大連賓館。

大正3年にルネサンス様式で建てられた旧大和ホテルで外観は当時の建物のまま。

 

 

ベストショットを撮ったと思ってたら、知らないおっちゃんとおばちゃんが映り込んでてがっかり;

 

 

旧大和ホテルはかつて南満州鉄道が経営していたホテルブランドで、ここ大連以外にも

満鉄沿線の主要都市を中心にホテル網が展開されていたという。

その中でも最も格式高く重厚感あふれるホテルだったそう。

 

 

そんなクラシックホテルに泊まれるなんて~

 

が、しかし、そんな素敵なクラシックホテルの宿泊料が一人1泊3000円ほどだとは・・

お値段は日本の安いビジネスホテル並み?!

 

 

ホテルロビーへ入ると、ゴージャスなシャンデリアと象嵌模様が入れられた大理石の床や壁

 

 

天井の漆喰装飾など、豪華絢爛な造りに圧倒される。

 

  

ロビー入って右手にはタイル尽くしの壁泉が!

 

 

龍らしきものと蓮の葉?のレリーフが貼り付く

 

 

そしてモザイクタイルがびっしりと。

 

 

モザイクタイルひとつひとつが深みのある美しい色合いのもので思わず見入ってしまった。

 

 

レリーフの貼り付いたモザイクタイルを額縁のように囲む渦巻き文様のレリーフタイル。

タイルは三段階に厚みを増して、立体感のある豪華な額縁になってた。

 

 

両端のライオンのブロンズが乗る台もタイル貼で、葡萄文様のレリーフタイルも。

 

 

フロントの後ろには金庫室?

 

 

階段ホールも美しいなあ。

 

 

 

 

宿泊料があまりにも安かったので、客室は果たして大丈夫なのか?

少々不安だったのだけど、お部屋に入ってみると、なかなか十分立派。

アメニティではリンスとパジャマ(ガウン?)はなかったものの、スリッパも冷蔵庫もドライヤーも完備されてて

この値段では言うことなしだった。

机の電気が付かなかったのは残念だったけど。

 

 

翌朝の朝食は大食堂にて。

昔はダンスホールなどとして使われていたという大広間は吹き抜けの天井に豪華なシャンデリアが下がり

優雅な雰囲気に包まれている。

 

 

こんなところで食事が頂けるなんて~

 

 

 

 

その朝食もなんと20元(約360円)という安さで、お粥にパン、玉子、おかず5品付。

しかも美味しい!

あ~自分的にはコスパ最高なホテルだった。

 

 

 

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沖縄の旅2017【港川外人住宅街と海洋食堂】

2017-09-17 | 沖縄の旅2017

中村家住宅へ立ち寄った後、やって来たのは 港川外人住宅街。

子供たちはまた、近くの本屋に(マンガ)行くというので、私はささっと見て回ることに。

 

 

港川外人住宅は戦後米軍統治下時代に、軍人やその家族が住むための住宅が基地内だけでは足りなくなり、

基地周辺に外国人向けの賃貸物件とした建てられた住宅。

当時70棟ほど建てられたという住宅は現在は港川ステイツサイドタウンとしてカフェや雑貨店などに利用されているという。

 

 

住宅は鉄筋コンクリート造りの平屋で、2LDK~3LDKが主流となっていて、

1980年代~90年代には、沖縄の人たちの賃貸住宅としても利用されるようになっていたそう。

住宅毎に色が違う扉がカラフル

 

 

カフェ

 

 

アメリカンビンテージ・アンティークショップ

 

 

ここはオハコルテというタルト屋さん

 

 

お休みの日だったみたい

 

 

 

 

真っ赤なドア

 

 

蔦に覆われた赤いドア

 

 

珈琲豆のお店。

 

 

藤井衣料品店

 

 

食パンとシフォンケーキのお店 ippe coppe

 

 

かわいい窓辺

 

 

 

カフェ、ダイニング「リンピッド」

 

 

 

 

沖縄そばのお店も。

ちょっとミスマッチ感

 

 

 スパイスカレーのお店、close

 

 

スパイスご飯ほちほち

 

 

会社事務所も。

低めのブロック塀がかわいい~

 

 

学童保育の施設として使われている建物もあった。

 

 

ウェディングショップ

 

 

ダイビングとエステのお店

 

 

ここも閉まっていたけど、店前にはこんな貝殻がずらりと並んでた。

 

 

これは珊瑚・・真っ白できれいだなあ

港川外人住宅、素敵にリノベーションされたお店がたくさんあった。

 

  

この後家族と合流してお昼ご飯にやって来たのは海洋食堂。

ほんとは初日に行きたかったところ。

沖縄行く直前に見たテレビで美食CA?が行ってたお店で、偶然、私もチェックしてたお店だった。

 数日前にテレビに出てたからか食堂内は満員で、皆料理待ち状態・・

本来はお豆腐屋さんなので豆腐料理がおすすめなはずだったが・・豆腐料理は売り切れだとか;

 

 

豆腐ンブサーにしたかったけど、ないというので「野菜おかず」というのを

頼んだら、野菜炒め中に豆腐も豚の三枚肉もドカッと載ってた。

豆腐メインのメニューがなかったっていうことか・・

これだけ豆腐が食べられれば十分~

お味も美味しかった!しかもこれで650円くらい?

 

 

これはそば定食。

沖縄そばに三枚肉と目玉焼きがのってる 

 

 

そしてこちらはポーク玉子定食。

スパムと玉子焼きとフライのセット

 

 

とんかつ定食にも卵がどっさり

とにかく量が多くて、美味しくてコスパのいいお店だった。

テレビに映ってたCAじゃないけど、CAさんも来られてた。

 

 

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橋本の町並みとタイル

2017-09-16 | 建築巡り・街歩き【京都】

 

多津美旅館さんの玄関を見せて頂いた後は町歩きを開始。

7年前訪れた時にはあった建物がぽつぽつなくなっていたりもしてたけど、

まだまだ素晴らしい町並みやタイルは健在だった。

大理石風の茶系タイルと水色のモザイクタイルのコーディネイトがいいなあ

 

 

玄関扉上にも水色と茶色のモザイク

 

 

かわいいモザイクタイルが貼られた防火水槽。

 

こちらのお宅は欄間の装飾といい、2階の欄干、玄関周りのタイルといいほぼ完ぺきな美しさ

 

 

このミントグリーンのタイルがたまらんなあ

シャビーなポストもタイルとしっくり

 

 

山並みや水の流れ、松、舟を引く人たちの姿が透かし彫りされた欄間が美しい。

 

 

喫茶スナック ダイトク

 

 

タイル壁の前には江戸末期の鞍馬石が置かれている。

Mさんと合流してからこちらのお家の方とばったり会い、いろいろとお話を聞かせて頂くことができた。

 

 

 

 

こちらは2階の窓がミラーのように美しい

 

 

 

 

水紋と鯉が表された欄間の曲線美!

匠の熟練の技があちこちで炸裂。

 

 

この型板ガラス窓も三種類の模様が入っていて可愛いらしいなあ 

 

 

赤青緑がぽつぽつ入ったハチの巣タイルも

 

 

1階2階とも美しい欄間が入った家

 

 

1階の軒の上にもタイルでびっしりと彩られている。

 

 

 

 

1階の欄間は水鳥と水の流れがデザインされてた。

 

 

玄関扉の欄間に松竹梅の透かし彫りが入れられていた家。

 

 

 

 

 

 

 

べんがらの上から塗られた塗装がはがれていい感じになってた壁と雷紋の帯状タイル

 

 

前回見た時も好きだったこのなんとも言えない味わいの窯変タイルと牛乳箱、床の赤白ボーダー状タイルの取り合わせ

 

 

さわやかエメラルドグリーン

 

 

1周回ってきて、ここはやをりきさんの敷地内かな

カラフル無釉タイル

 

 

濃い茶と白の市松タイルとサビサビシャッター

 

 

 

  

ぷにょさんが好きなマーブル墨流しタイル

 

 

 

 

 

 

Mさんが裏手の川の方から見てみようと、やって来たら、

 

 

ステンドグラスの入った丸窓などが見られる家も。

 

 

よく見ると、大きな丸窓の横の扉を挟んで、三つの小さな丸窓にもステンドグラスが入っているようだった。

どちらのお家だったんだろう。

 

 

 

 

こっちはキラキラ光るミラータイル入り

 

 

酒屋さんの自販機に隠れて見えないけど

 

 

後ろには凝った意匠の窓や、ふっくら重厚感のある黄土色シミ模様タイルも

 

 

黒と黄土色の色合わがきれい

 

あ~、久々、橋本の素晴らしい欄間やタイルが見れておなかいっぱいに!

誘ってくださったMさんありがとうございました!

 

 

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竹内のオブジェ

2017-09-15 | 食・グルメ

千中に住む友人Nさんと久々に中国料理の竹内でランチした。

ここへ来るのは数年ぶりだと思うのだけど、店内に飾られてる店主さんの手作りのオブジェが一新してた。

 

 

以前は和風色強めのものだったのが、ミニチュアボックス風のものがいろいろ増えていて、

面白くてじっくり見せていただいた。

 

 

素敵な町並みが作られたボックス。

100均で見かけたことのあるミニチュアのドアやフレームやマスキングテープや布、

その他いろんな材料を使って丁寧に作り込まれてる。

 

 

店主さんは私たちより年配のおじさんのはずだけど・・

とてもおじさんが作ったものと思えないような可愛いさ;

 

 

これなんて、裁縫道具を集めた作品で、更に女子力高めな感じ

 

 

これは・・奥さんにたずねてみたら、娘さんが昔使っていた文房具をとっていたものだそう。

短くなるまで使い続けた鉛筆などなど、娘さんが見たら懐かしさいっぱいになりそうなボックス。

こんな風に思い出を閉じ込めたオブジェにするなんて素敵なアイディアだなあ。

 

 

グリーンは全て造花だそうで、ベースの花器がまた斬新ですばらしい。

羽のようなものはアイスの棒?!リサイクル品や古材など自由に合わせたもののようで、

発想がまたすごいなあ。

 

 

入口入ったところにあるオブジェ。

 

 

オブジェだけでなく、お料理もとても美味しい!

この日はランチプレート1080円のものにしたのだけど、品数も多くボリュームもたっぷりで美味しかった。

こんな素敵な作品をみていると刺激を受けて、また自分でも何か作りたいなあと思ってしまった。

 

 

 

 

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橋本・多津美旅館のステンドグラスとタイル

2017-09-14 | 建築巡り・街歩き【京都】

多津美旅館へはやをりきのおかあさんが何度か電話してくれたけど、つながらずで

直接行ってみると、やはりお留守のようだった。

玄関前の縁台に座って休んでおられたお隣のおばあちゃんとちょっとお話しながら待っていると、

自転車に乗って帰って来られた!この日は娘さんの所へ行かれてたとか。

やをりきさんで紹介して頂いたと言うと、どうぞ~と玄関を開け放ってくださった。

 

おおーーっ、これこれ!

7年前に訪れた時は、玄関は目に入ったものの、写真はちょっと・・という感じだったのだけど、

今回はにこやかに招き入れて頂け、タイルのすばらしさなどを伝えると、

皆さんにそう言われる、と誇らしく思われてるようにも見えた。

う~ん、7年前と、やはり住民の方々の反応も違ってきてるような・・

 

 

元ダンスホールがあったというこちらの旅館ならではのダンスする男女のステンドグラス。

素敵だなあ。

 

 

その隣の壁に貼り巡らされてる泰山タイル~~

 

 

均窯釉なのか、この釉薬の発色が最高~

 

 

そしてこのかつてダンスホール入口となっていたというアーチが玄関入って右手にそびえる。

夜に明かりの灯った入口はさぞ艶やかだったんだろうなあ。

 

 

 

 

  

ステンドグラスと泰山タイルのコラボが美しい。

 

 

アーチ両脇につくアールデコ調な照明もいいなあ

 

 

タイルは布目タイルや型押しタイル、釉薬の色合いで変化がつけられていた。

ステンドグラスを引き立てるようにちょっと渋めのタイルたち

 

 

ステンドグラスも光を通すともっと美しいんだろうなあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして床のタイルは年季が入り、結構擦り切れていたけど、たしかに泰山タイルで見たことのあるデザインがちらほら。

 

 

当時はもっと華やかな色合いを放っていたんだろうなあ

 

 

 

 

様々な大きさ、形のタイルがランダムに貼られている。

 

 

 

 

天井を見上げると、格天井にステンドグラスの照明が

鳥が巣を作ってる?!

 

 

廊下の先は食堂へ続く扉

 

 

現在の多津美旅館の玄関扉。

この扉を開けると、あのようなタイルとステンドグラスのパラダイスが広がっていようとは~

 

 

元ダンスホールであった食堂にあるステンドグラス。

ここで一旦多津美旅館を後にし、その後Mさんと合流。

Mさんは前回見せて頂いた多津美旅館のおかあさんにお礼を言いにゆくということで再びやってきた。

そこで更に元ダンスホールだったという食堂を見せて頂けることに。

 

 

食堂には、アーチ窓に挟まれたバラをくわえた女性のステンドグラスがあって、

元ダンスホールの雰囲気を醸しだしていた。

 

  

 

 

 

この照明もレトロ

 

 

色ガラスの入ったアーチ窓

 

 

残念だったのはこの外から見える尖塔アーチのステンドグラスがこの冷蔵庫とテレビに隠されていて見えなかったこと。

あ~、もったいないけど、このくぼみはちょうど冷蔵庫を入れるのにぴったりスペースだなあ。

 

 

先ほど玄関から見えていた食堂のドア。

このデザインも斬新

 

 

もう一つの扉はカラフルな色ガラスが入れられてた。

 

 

そして後ほど裏手に回って川沿いに建つ多津美旅館を見てみると、玄関からは想像できないくらい

かなり奥行きのある建物だったことがわかった。

念願の多津美旅館、満喫できてよかった~

 

 

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橋本の洋食の店・やをりき

2017-09-13 | 建築巡り・街歩き【京都】

先日、名古屋を案内してださったMさんと橋本の「やをりき」で待ち合わせ。

橋本へ来るのは7年ぶりで、前回はこのやをりきが定休日で、ランチはできなかったけど、

たまたま出ておられたお店の奥さんに店内だけ見せて頂いた記憶があった。

 

 

入口扉横のアールのアクセントの効いたこのタイルコーナーいいなあ。

 

 

この日はMさんが営業を確認してくださってたので、開いててよかった~

 

 

店内は7年前訪れた時とはテーブルと椅子が変わったみたいだけど、

 

 

カウンターの椅子などはそのまま

懐かしい気分

 

 

約束の1時を過ぎ、Mさんから連絡が入る。

なんと昨夜遅くなったため先ほど起床され、大遅刻となりそうとのこと。

とりあえず先にご飯食べて、先に町歩きしておいてくださいと・・

 

 

おすすめを聞いたらオムライス、とのことだったので、オムライスを注文。

美味しくて、ボリュームもたっぷり。

お店のおかあさんに、待ち合わせの友達が2.3時間遅れるみたいで・・

と話すとお話に付き合ってくださった。

前回来た時はおばあちゃんがメインでお店をされてたようだけど、おばあちゃんはもう90代だそうで

おかあさんが全て仕切られていた。

 

 

お料理上手なおかあさんに料理のレクチャーを受け、レシピもいろいろ教えていただいた。

レンジ用の網付きの蒸し器は便利、とのことでそれも帰ってから購入。

7年前にお店が閉まっていたところを店内を見せて頂いたことがあると、後で言ったら、

なんとその時のことを覚えていてくださってた。ご主人と一緒に来てた人やね?と・・

その時の記事→☆

 

 

カウンター内にあるこの造り付けの家具と大きな古時計が素敵。

以前はお店を新しくしたいけど、おばあちゃんの許可が下りないと言われていたのだけど、

今回お話すると、お店は絶対このまま使い続ける、というような強い意志を感じた。

私も前回言ったけど、来るお客さんに皆、大事にしてくださいというようなことを言われると。

 

 

以前出前用に使われてたというこの岡持ちもお客さんに捨てずに小物入れにしたら?

と言われて大切に取ってあるのだとか。

 

 

こちらの岡持ちも、そう言われて食器入れに。

7年前のことを思うと、おかあさんのお店をこのまま維持していきたいという意識の変化に驚いた。

これも訪れる人たちがお店の価値を訴え続けた結果なのかなあと。

よかったなあ。

 

 

衝立の裏には「YAORIKI」とローマ字で入れられてて、その手描き文字が味わい深い。

他にもおかあさんの趣味の山登りの話やサイクリングを始めようと思ってるという話に

しまなみ海道や琵琶湖一周をすすめてみたり、いろいろと話は尽きず、結局2時間以上長居してしまった。

更に多津美旅館が見たいのだけど、と言うと、電話してあげるわ、と

電話を何度かかけて頂け、結局つながらなかったのだけど、後に訪れた時にやをりきのおかあさんの紹介で

と見せていただくことができた。

 

 

Mさんとは半分ほど町を散策した辺りで合流でき、

更に一緒にじっくりと見て回って、最後又やをりきへやって来た。

Mさんは前回5月に来た時にヒレカツが美味しかったと言って、遅れたお詫びにとヒレカツ(夜ごはん)を

ご馳走してくださった。

 

 

おかあさんからは更にサービスで手作りのお惣菜をふるまっていただけた。

この日私は結局、やをりきに入りびたり;

長い間居座らせて頂いてありがとうございました。

またいつか、おかあさんにお会いしに行きたいなあ。

 

 

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沖縄の旅2017【コザ十字路・銀天街の巨大壁画&中村家住宅の石垣】

2017-09-12 | 沖縄の旅2017

海中道路をドライブした後、やってきたのはコザ。

直前にネット調べでコザに巨大な壁画があると知り通りすがりに立ち寄ることに。

子供たちにいろいろ選択肢出してどこへ行きたい?と聞いても、どこも別に・・と気のない返事;

強いて言えば古本屋さん(マンガ)という旅行先でわざわざ行かないような日常的な答えしか返って来ずで、、

コザにある古本屋さんで家族がくつろいでる間に、壁画を見にやって来た。

 

 

壁画はコザ十字路の商店街の銀天街にあるビルやアパートの壁を利用して描かれたもの。

なんと面積がギネス世界記録を倍以上上回る1600平米、全長180mにおよぶという。

壁画にはコザの歴史や異文化社会などが描かれてるそう。

コザ十字路歴史絵巻解体新書というサイトに詳しい解説あり。

 

 

米軍統治下でグスクが破壊され、石垣だけでなく地形もろとも崩された様子。

同時に沖縄芸能が盛り上がりを見せ、「チャンプルー文化」のおこる基礎になったという。

 

 

 

 

マッカーサーがブルドーザーで石垣を破壊してるというシュールな絵

 

 

黒人街として街が栄える様子

 

 

庶民の台所としても発展し、外国人向けの飲食店や衣料品店が立ち並んでいたそう。

 

 

銀天街へ入ってみた。

昭和54年にアーケードが整備され、最盛期を迎えた頃には125軒の商店が軒を連ねていたそう。

今ではお店はまばら・・

 

 

閉まったシャッターにもかわいい絵が描かれてた。

 

 

商店街を通り抜け、家族が待つ本屋までぶらぶら歩く。

 

 

門の装飾が日本じゃなくアジアっぽいなあ。

富士山みたいな山がデザインされた門扉

 

 

この門扉もかわいい。

漆喰で塗り固められた白い屋根が見える。

 

 

少しデザイン違いのものも。

 

 

あちこちで咲き乱れる鮮やかな南国の花

 

 

シーサーも一家に一対?!

 

 

石造り風、赤瓦風、三彩風・・それぞれの家のカラーが現れるシーサーたち。

 

この後、家族と合流。

子供たちが言う沖縄の古本屋事情は本の扱いが雑、値段が高め設定なのだそう。

島だからか流通が やはり少ないからかなあ。

 

 

その後は初日に行けなかった中村家住宅へどうしても行っておきたくて

やって来たのだけど、なんと定休日だとか。

オンシーズンなのに、定休なんてあるんだ・・がっくり

 

 

ヒンプン越しに中村家を見る。

かろうじて赤瓦と屋根の上のシーサーが。

 

 

やっぱりこの琉球石灰岩の石垣がすごくいいなあ。

 

 

 

 

  

裏手に回ってみたけどさすがに入れないなあ 

 

 

この石垣が真っすぐのびる通りも好き。

入れなかったけど、来てよかった。

10年前に訪れた時のレポ→

 

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グリル東洋軒のタイル

2017-09-11 | 純喫茶&リノベカフェなど

ぷにょさんとグリル東洋軒で打ち合わせ?を兼ねたランチをしてきた。

入口だけを見ると、一見、なんの変哲もない洋食屋さんに思えるのだけど、

 

 

中へ入るとそこはあっと驚くタイル空間が広がる。

奥行きの長いお店の中は壁面にびっしりとタイルが貼り巡らされている。

これほど広範囲にびっしりとタイルが貼られたお店って今まで見たことがあったかなあ?

 

 

タイルでデザインされた壁面はとても素敵で、上から層状に様々な形のタイルが

貼られている。

お店の女将さんに、これはどちらで造られたタイルなのか?

尋ねてみると、「清水焼大仏タイル」との答えが返ってきた。

 

 

初めて聞く名前のタイルだなあ。しかし清水焼というのだから京都で焼かれたものなのか。

花の模様が入ったタイルは、この前に見た先斗町歌舞練場のタイルとも雰囲気が似ていて

どことなく東洋的なイメージ。

 

 

特注品で造られたというタイル。当時改装費用として1千万ほどかかったという。

 

 

微妙なニュアンスの色合いのタイルたちは、職人さんの手によって一枚一枚色合いを考えながら貼られていったそう。

 

 

差し色に入れられたタイルも本当に美しい色合いを放っている。

 

 

上から2段目のラインに入れられたタイルが美しい~

一枚一枚焼き上がりの色合いが違っていて、手作りのあたたかみがあるなあ。

 

 

対面する壁面にはデザイン違いの花模様タイルが入れられている。

 

 

こちらは平らな面に花模様を彫り込んだ陰刻で造られていて、対面する壁のレリーフ状のタイルとは又雰囲気が違っていて

ちょっと控えめ?デザイン。

 

 

仕切られた4人掛けのテーブルも、特別感があっていいなあ。

 

 

入口入って右手の壁はこんな風に細かい襞が入り、タイルの壁面にまた違った表情を与えていた。

細かいところにまでこだわった設計にも感心。

 

 

そして店内中ほどには外付けの本当の階段の段差を利用した立体的な壁面も見どころ。

今でも工事を請け負った会社の方がお客さんを連れてタイルを見に来られるのだとか。

たしかに、これは自慢できる仕事っぷりだなあ。

 

 

Bランチを注文。

オムレツにエビフライ、ハヤシビーフなど盛りだくさんな内容で950円。

ぷにょさんと素敵なタイルに囲まれた空間で至福のランチタイムを過ごせたのだった。

 

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大阪大学総合学術博物館・大阪大学会館

2017-09-10 | 建築巡り・街歩き【大阪】

今月の建築講座で大阪大学へ訪れてきた。

以前個人的に見学したことはあったけど、今回は解説付きで、そして内部の講堂なども見ることができた。

こちらは昭和3年に建てられた大阪大学会館で、旧制官立浪速高等学校本館だった建物。

 

 

玄関周りは三角形をモチーフとした装飾や照明のデザインが見られ

 

 

玄関扉上部にも山型のギザギザモチーフのステンドグラスが。

先生の改修前に撮られた写真によると、ステンドグラスは180度ひっくり返ったデザインになっていて、

修復時に上下間違って設置されたのではないか?とのこと。

登録有形文化財ともあろう建物なのに、そういう間違いがあるんだ~と驚いた。

 

 

たしかに、これをひっくり返したら、葉に挟まれた花が連なるデザインにも見えるし、そっちの方がしっくりくる感じ。

 

 

階段はどっしりした六角形の親柱に、腰壁に入れられた面格子が連なる。

 

 

こちらのデザインも三角や山型のギザギザがモチーフの独特なもので、

プレキュビズムと言われる様式なのだそう。

 

 

講堂へ。

 

 

 

 

 

こちらの2階客席の腰壁にも不思議な三角すい状のモチーフが入れられ、

 

 

舞台の両脇には忍者のまきびし風デザインの照明カバー?!も

 

 

舞台側から見たところ。

アーチの中央が山型になっているのは雨水などがとどまらず両側へ流れおちるようにとのことだそう。

 

 

3階の階段ホールにあるのは、改築工事中に元校長室から発見されたという奉安庫。

金庫部分を保存して、周囲の漆喰のレリーフを一部復元したのだそう。

 

 

こちらは昭和6年に建てられた旧制大阪帝国大学医学部付属病院石橋分院で

現在は総合学術博物館となっている。

 

 

建築当初は玄関の建物内部に設置されていたという壁泉。

現在はテラスの隅に復元され設置されている。

 

 

羊の口には当時は流れていただろう吐水口が開いていた。

 

 

玄関を入ると床には人造石研ぎ出しによるカラフルな幾何学模様が見られ、

 

 

玄関ホール壁にはみっしりとタイルが貼り巡らされている。

 

 

中央の階段は上がり口の角が緩やかなカーブを描き、

 

 

階段を上がると踊り場には左右対称にデザイン違いのステンドグラスが入れられている。

 

 

このちょっと控えめな模様はモンドリアンパターンといわれるものだそう。

 

 

 

 

色ガラスをよく見ると、ちょっとマーブルがかかったものや二色が混じりあったものなど

深みのある美しい色彩のものばかり。

 

 

 

このピンク色のガラスもなんとも言えずかわいい色

 

 

屋上へ出ると、かつて水回りに貼られていたらしき、きれいな釉薬の掛かったタイル部分があった。

 

 

 

 

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