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名古屋&多治見の旅2018【名古屋近代建築観察会その二・丸栄百貨店】

2018-02-01 | 名古屋&多治見の旅2018

 

近代建築観察会の最後はこの日のメインでもある丸栄百貨店へやって来た。

丸栄百貨店は今年の6月で閉店、そして建物も解体される予定だという。

昭和28年に村野藤吾設計により建てられた本館は百貨店で唯一、日本建築学会賞を受賞している。

 

 

ファサードは伊奈製陶のカラコンモザイクという薄紫色のタイルが使われ、その間にはガラスブロックが入れられていて、

光が入るよう工夫されていたのだそう。現在は商品の日焼けを避けるため光を通さないよう閉じられている。

そしてタイルは建築当初は下から上へ紫の濃淡のグラデーションになっていたという。

 

  

看板の上には鳥モチーフのモニュメントが。

 

 

 そして、西側は西日が入らないように閉じられた壁面いっぱいが陶壁になっていて村野藤吾デザインによる

抽象的なモザイク画が描かれている。

 

 

 緑のタイルは大仏タイル、それ以外は泰山タイルが使われていて、

タイルの他にもカラフルなガラスブロックが用いられているそう。

後ほどこちらの一番上の窓から一人ずつ顔を覗かせて写真を撮ってもらうというサプライズも。

 

 

この時伺ったが、京都の泰山製陶所が瀬戸にもあったのだそう。

この壁面を埋め尽くすタイルの量は相当なものだろうなあ。

 

 

西日を受けてキラキラ輝くタイル。

 

 

 

 

 

 

そしてこちらが上の窓から覗いた時に間近で見た緑の大仏タイル。

思ったより光沢があって鮮やかで、目地幅も大きくとられてるんだなあ。

 

 

1階部分の外壁は深い緑色の蛇紋岩が貼られ高級感漂う。

ショーウインドウ前には当初は明り採りのガラスブロックが入れられていたそうだけど、

今はもう埋められている。

 

 

後ほど、地下から埋められた明かり採りのガラスブロックを見せて頂いた。

すごい数の明かり採りに驚く。

バックヤードで働く人たちのことも考えてのデザインだったそうで、

地下なのに自然光が降り注ぎ、明るい空間だったんだろうなあ。

 

 

 

 

 

こちらの地下への階段も一工夫され、

 

 

壁面に貼られたタイルは目地のないもの

 

 

そして店内へ。

エレベーターの扉は東郷青児デザインのもの。

灰色がかった柔らかい色彩の絵が上品で素敵だなあ。

周りの独特なオレンジ色の大理石ともピッタリマッチ。

 

 

 

 

しかし、個性的な色と模様・・

 

 

エレベーター周りだけでなく、階段周りにも様々な印象的な大理石が使われていて、

百貨店ならではのゴージャスな内装に目を奪われる。

 

 

 

 

 

階段のデザインも村野藤吾らしく、繊細で美しいなあ。

 

 

 

  

屋上へ上がり、外壁のタイルに挟まれたガラスブロックを間近で見る。

 

 

機械棟へ入ると、こちらもバックヤードとは思えない明るさで、縦長のいくつもの窓から光が降り注いでいた。

 

 

さらにその奥の空間もすりガラスから入る柔らかい光に圧倒される。

バックヤードまで手を抜かず、隅々まで機能美が考えられたデザインが素敵だなあ。

 

 

そしてこのツアー最大のサプライズは、なんと、この機械室にしまわれていた東郷青児デザインオリジナルのエレベーターの扉!

柔らかい自然光の中で見るオリジナルの扉はとても美しくて感動!

ツアーの演出も完璧だなあ。

 

  

サインも。

 

  

最後は屋上へ上がらせて頂く。

簡易過ぎる柵に足が震える・・

 

 

丸栄の力強い看板がすぐ目の前。

建築当初は回転していた看板。

 

 

 

 

そしてツアーはこちらでお開きに。

最後には丸栄百貨店からのお土産も持たせてもらい、無料なのに至れり尽くせりのツアーに感激した一日だった。

 

 

 

 

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