m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

木津川アート2021その二

2021-11-10 | 建築巡り・街歩き【京都】
木津川アートの続き。
泉川温泉にやってきた。
こちらは築100年ほどの元旅館で、現在は予約制の料理屋となっている。
泉川温泉の手前は激坂で、自転車押して歩くのも困難なくらい;
なんとか到着。


玄関を入ると、キラキラした型板ガラスの向こうは待合室のようなスペース。


ゆらゆらしたラインが縦に横に通った魅力的な型板ガラス。


待合の天井は格天井に。


玄関入って左手に入っていた型板ガラスは目玉焼きをデザインしたとしか思えないような模様。


お手洗い前にあった障子はカモメが飛び交うような細工がされていた。


そしてお手洗いは要チェックと聞いていたので、アートを見る前に・・
男女兼用になっているお手洗い。誰もいないのを確認して中へ入ると、
そこはモザイクタイル尽くし。


手洗いのシンクは多種類のタイルが貼られていて豪華。


縁には玉石タイル、シンクの中は格子状に貼られたモザイクタイル、


床面には玉石タイルの中に格子状に貼られたタイルも



シンクにも使われていた、かすれたような模様が縦に走るタイルが床からの立ち上がりに貼られている。


個室の床面はピンクの格子状に貼られたタイル。


タイルを見て一息ついて、広間の方でアートを鑑賞。
さすがに激坂を上ってきただけあって、窓の外は見晴らしがいい。





いい日差しが入る廊下。


廊下に並ぶ個室は一段高くなった格天井に、松の襖絵が豪華。


格天井の段差部分には自然の節穴を透かし彫り風に使った装飾。
泉川温泉、普通に建物見学を楽しめた。


道端で目つきの悪い猫に遭遇。


次は中西邸へ。
20年ほどの間、使われていなかったお家だそうだが、そんな風に見えないきれいなお宅。
こちらのアートは障子全体に細かい穴がぽつぽつ開けられている。


この穴は、ひとつひとつ線香で開けたものだそう。
大小の穴が障子の模様になって、その穴から外からの光が差し込んで、
幻想的。


書院の組子細工も細かい。


床の間にはこちらもカラフルな色合いのベースの上に同じく線香で穴を開けた和紙が重ねられ、穴を通してカラフルな色が浮かび上がってる。


最後のチェックポイント、寺子屋やぎやへ。
この日はいいお天気で気持ちのいいサイクリング日和。
やぎやまでは結構な上り坂で、息切れ・・


やぎやというだけあって、本物のヤギがいた。



青空に背の高い柿の木が映える


こちらは寺子屋として、貸しスペースやさまざまなイベントで使われているという建物。


展示は広間に置かれた多くのお膳と写真。




凝った建具なども残されていた。


装飾が美しい蓄音機。


別棟も展示スペースになっていた。


この藤製の椅子も可愛い。


いい色に錆びた扉。



倉庫の中にも映像と組み合わせたアート作品が。


これは糸菊模様の型板ガラス。


こちらで大体一通り回れたので、スタンプラリーの景品、缶バッジをもらい、帰途へ。

アートを鑑賞しつつ古民家も見学できるという楽しいイベント、満喫できた。





コメント
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