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シンガポール&マラッカタイル旅2018【アンシャン・ヒルのタイル巡り】

2018-05-10 | シンガポール&マラッカタイル旅2018

 

アンシャン・ヒルに差し掛かった。

丘というだけあり、ゆるやかな坂道に沿ってショップハウスが建ち並ぶ。

その昔はクローブとナツメグの農園が広がっていたのだそう。

 

 

おしゃれなオープンテラスのお店などもあって、いかにも?な欧米人がカフェでくつろいでる。

ここの家具の椅子やテーブルの脚が何かの転用品なのかな?と思うような形をしていて面白い。

 

 

 

 

そしてマジョリカタイルが連続してやってきた!

この辺りのショップハウスには玄関周り腰壁の辺りに貼られているので間近で見られてうれしい。

 

 

シャンデリアのようなデザインのマジョリカタイル。

翌々日のリム氏のレクチャーによると、このタイルは一見はシャンデリアに見えるが、イマジネーションを働かせてみると、

涙を流してる人、羊の角、更に・・と、いろいろな見方ができるという。

アールヌーヴォーのデザインを見るにはイマジネーションが大事だと。

 

 

 

 

こちらはイギリスの銅板転写タイルに中央に日本製のボタンの花の取り合わせ。

 

 

こちらもアールヌーヴォーの水仙ぽい花

 

 

花のタイルは中央に集められてるがこの余白がすてきなデザイン。

 

 

窓の上に中華風の装飾が付く家。

 

 

こちらのタイルはまさにイギリスっぽい、グリーンと銅板転写タイルとの組み合わせ。

 

 

この額縁のようなグリーンのタイルが渋くて素敵だなあ。

 

 

ぱっと爽やかなライトブルーのドアには

 

 

ニットのようなデザインのやさしいライトブルーの色合いのタイル。

これは新しいものなのかなあ?でもとてもかわいらしい雰囲気。

 

 

 

 

周りのボーダーも真ん中のタイルも全てバラで統一した華やかでラブリーなタイル。

 

 

釉薬の濃淡がきれいに出たバラの花が美しいなあ。

 

 

そしてこちらは、よく見るとリム氏が復刻を手掛けたタイルではないかな?

新しくピカピカだった。

 

 

遠目で見ると、ほんとにわからないくらい。

 

 

真っ青な壁の中国風ショップハウスには

 

 

ベルギー製のアールヌーヴォータイル。

 

 

この水色とピンクのタイルもプラナカンカラーが素敵だ。 

 

 

 

 

こちらは腰壁だけでなく玄関扉全体を覆うようにマジョリカタイルが贅沢に貼られてる。

 

 

おなじみのベルギー製の花のタイル。

 

 

同じタイルがこちらのおしゃれなカフェの戸口周りにもびっしり貼られてた。

 

  

こちらはモザイクタイルがびっしり。

 

 

家の前の軒のアーチや柱にもびっしりと。

 

 

柱の四隅の角は色の違う役物タイルが使われていておしゃれ。

 

 

となりのショップにはまた違ったモザイクタイルが貼られている。

このタイルがまた独特・・

 

 

色も独特でタイルも手作り感のある面白いデザインのタイルだった。

 

 

モザイクタイルのアーチ

 

 

そしてモダニズムなデザインの建物も見かける。

  

 

デザインは決まってファサードの真ん中の天辺に避雷針のようなものが立ってる。

飾り以外の意味はあるのかな?

 

 

タイルだけでなく、こんなワインの木箱のプリント面を並べたような腰壁のレストランもあった。

面白い発想だなあ。

 

 

こちらの建物はリノベーションされ、きれいによみがえった建物のようで、

アートな壁画も面白い。

 

 

グリーンの扉に

 

 

両サイドに入れられた窓の面格子のデザインがなんと斬新なバスケットボール!

何か言われがあるんだろうか~興味深いなあ。

下のヘリテージ看板によると面格子は1950年代のもののようだ。

 

 

町歩きをしてると時折見かけるこの看板は、優れた修復がなされた建物に贈られる賞のようだ。

 

 

アンシャンロードからちょっと離れた通りにもふと足元を見るとこんなマジョリカタイルが貼られていたりするから

油断ならない。

 

 

こちらは今まで見なかったトルコタイルっぽいもの。

細いタイルでボーダー状に柱や戸口周りに貼られていたが、存在感はばっちりあるタイルだった。

マジョリカタイルだけでなく、モザイクやこういうトルコタイルなどまでもが出てきて、

タイル発掘歩きは益々楽しくなってきた。

 

 

 

コメント
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