博物館から第一学舎の2号館へやってきた。
こちらは大教室棟となっていて、レンガ色の少し小ぶりのスクエアタイルが貼られている。
建物はそれぞれ、タイルの目地幅や深さ、貼り方に多様性を持たせ、建物に応じて貼り方を変えるなど
いろいろと工夫がなされているのだそう。
こちらの2号館のタイルは目地は浅めにとられてた。
2号館の校舎の中央の大階段は一見普通の階段に見えて、
実際上ってみると、段差が程よく緩やかで、華奢な感じの手すりも手になじんだ。
幅の広い大きな階段だけど、細部は軽やかに見えるよう工夫されてるようだった。
あちこちに置かれてたテーブルと椅子。
新しいものだそうだけど、脚が繊細で美しいデザインだなあ。
このフェンスのデザインも素敵!
隣の3号館の階段も上らせてもらえた。
こちらの階段手摺もほんとに軽快な雰囲気。
よく見ると左右の手すりのカーブが違うデザインに。
こちらは総合研究室棟
こちらの建物は建物の面によって煉瓦タイルの貼り方を変えているとか。
東面にはタイルの凸線が入っている裏面を表にし、
南面にはタイルの裏面と表面がミックスされ、貼られてるのだそう。
光が当たることで、陰影が違ってくるとのこと。
同じタイルでも貼り面を変えることで、違った趣を出すなんて、斬新なアイディアだなあ。
そしてこちらは岩崎記念館。
村野藤吾の千里山キャンパス初の作品であった旧大学院学舎の建て替えだそう。
こちらの建物はよく見ると窓のデザインが一層毎に異なっているという。
1階の窓は壁面からは凹んだ位置についているが、4階の窓枠は出っ張っているなど窓にも変化が持たされているのだそう。
こちらは壁面と同じ位置の2階の窓。
そしてタイルは光沢のあるものが使われていた。
第一学舎は同じような茶系のタイルでまとめられていたが、それぞれに変化がつけられ、
工夫がされているということを解説を聞いてよくわかった。
ツアーは更に続く・・