m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

東京建築巡り【梵寿綱・PETTI  ETANG】

2010-03-26 | 東京建築巡りの旅2010


ドラード和世陀を見た後、池袋へやって来た。
池袋には梵寿綱の作品が三つある。
斐禮祈:賢者の石とヴェッセル:輝く器(この二つもそれぞれすごい建物だけど、きりがないので後日旅行記にて紹介することに)を見た後、
一番分かりにくい場所にあるPETTI  ETANGというマンションを探すべく、池袋の複雑な住宅街をしばしさまよった。
手持ちの地図の自分で書き込んだ「点」だけが頼り・・住所を控えてなかった;
この「点」を間違ってつけてたら終わりだ~と思いつつなんとなく方向を定めて歩いて行ったがなかなか見つからない・・
自分が地図のどこを歩いてるのかもうすでに分からなくなってるし;
次の次の路地まで見て見つからなかったらもうあきらめようか~と思いつつ覗き込んだ路地に光沢のある外壁を発見!
やった~見つかった!
こういう建物探しって見つかった時は宝探しに似た喜びがあるなあ・・





ファサードが目に入った時に思い浮かんだのがチェコのプラハ、シロカー通りで見たの妖精の館といわれるアパート。
そのアパートもこんな風に女の人が入り口でいざなうようなレリーフが貼りついていた。
今まで見てきた梵寿綱の建築とはまた一味違うアールヌーヴォーの香り漂うエントランス。





入り口の鍛鉄の扉も美しい曲線を描いている。
こちらのマンションの扉は閉ざされているようだ。
と、その時一人のマンションの住人の方が帰って来られた。
写真を撮らせていただいてます、と一言ご挨拶をすると、よかったら中もどうぞ。
と言われてしまった~
まさにそのプラハのシロカー通りのアパートでも以前同じことが起こり、タイミング良く住人の方が帰って来られて中を見せていただくことができたのだけど、
今回もまさにグッドタイミング・・結構こういうことがよくあるんだなあ。





扉を開けて頂いて中へ入ると大理石のカラフルな階段があり、吹き抜けになっている踊り場が。





吹き抜けになってる踊り場の壁にはこんなモザイクタイルがタペストリーのように入れられている。





そして、中へ入れてくださった女性の方は梵寿綱氏の会社の方だという。
頂いた名刺を後で見返すと代表取締役とのこと;
少しお話を聞かせて頂いたが、梵寿綱氏のことを崇拝されているご様子。
向台の老人ホームも素晴らしいからぜひおすすめとのこと。
ほんとは今朝、東京へ着く前に旦那に郊外にあるその老人ホームへ寄ってもらう予定にしてたのだが、
ナビに入れると車でも不便な場所でかなりの遠回りになる、と却下されてしまったのだ。
が、そんなにおすすめとあれば明日、電車ででも行かなければ~と。





玄関の庇?の部分に入れられたステンドグラス。
鏡に囲まれているので奥行きと明るさが感じれる空間になっている。





壁は六角形の光沢のあるタイル張りになっている。
梵寿綱氏の建物には普段あまり見かけないような珍しい形や色合いのタイルがよく使われてるようだけど、
それにしてもこんなにありとあらゆる細かい部分に凝っていると建設費用がすごくかかるのでは?
とお聞きすると、
それほどかかっていないのだとか。





よかったら部屋の中もどうぞ、と今空き室になってる部屋の鍵を開けて見せていただいた。中はほんとに普通な感じ。
何の奇抜さもなくちょっと拍子抜け。





この女性をイメージしたステンドグラスが玄関横に入れられていたぐらい。
電気をつけてもらい外側から写真を撮した。
この向かいの部屋には男性をイメージしたステンドグラスが入れられていて各階同じくステンドグラスが対になって入れられているそう。

中を見せていただいた会社の方には電話番号を聞かれたのでお教えし、何かあったら?連絡してくださるとのことで、お礼を言ってお別れした。
そろそろ日も暮れてきたので銀座方面へ戻って最後の散策をすることに。
この初日は早稲田へ行く前に神保町~御茶ノ水を歩き、王子の渋沢史料館、小笠原伯爵邸(結婚式の為カフェには入れず)に行ってた。
東京メトロと都営線の一日券を買ってたけどなかなか乗りこんだかも~と満足。。

コメント (5)
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