m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

宝塚カトリック教会

2009-05-27 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



父母と子供たちがペットパークの方へ行ってる間、一人で少し宝塚の駅周辺建物巡りへ繰り出した。
楽しみにしていた建物の一つ、村野藤吾設計の宝塚カトリック教会へやって来たのだが、なんと建物は修復中;
シートに覆われて外観が見えない!
鯨のような形の外観のはずだけど、鯨の尻尾にあたる塔屋の部分がやや見えるだけ・・
残念、無念。





気を取り直して、礼拝堂を見せていただこうと受付へ行くと案内していただけた。
祭壇を頂点に二等辺三角形の形をした内部は天井がゆるやかなカーブを描いて波打ち、独特な美しい空間が造りだされていた。
教会の外観が鯨の形なら、その鯨の体内にいるかのような感じ。
簡単な説明をして頂き、写真を撮りたい旨を伝えると、照明を全てつけて明るくしてもらえた。










波打つ天井





波打ったようなこの天井を木で造るには幅が細く、長さも短い木を一枚一枚張り合わせていかねばならない。
とても手が込んだ作業!





そしてここには教会でよく見られる木の長椅子がなく、一つ一つ独立した椅子が。
この椅子も設計者の村野藤吾がこだわってデザインしたものだそう。





向かって右側の壁面からは斜めに切り込まれた壁の間から光が取り込まれる。









格子柄も村野藤吾がこの教会の中で各所に用いたモチーフだそう。





この格子も祭壇に使われてるものと同じデザイン。
格子柄や椅子の座面のデザインなどからは和の雰囲気が感じ取れる。





礼拝堂の後方、中二階には聖歌隊が立つスペースが設けられている。





上から眺めた礼拝堂もまた違った雰囲気が良いのでどうぞ、と上がらせていただいた。
シンプルな螺旋階段。





ほんとに上から眺めた礼拝堂もすばらしい。





上から見ると天井のうねり具合がよく分かる。

7月の終わりには外観の修復が終わって元の白い壁面にきれいに戻されるとのことで、又機会があれば見に来たいなあ。

コメント (2)
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