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岸和田レトロ建築

2007-12-16 | 建築巡り・街歩き【大阪】



岸和田自然資料館見学の前後に岸和田にある渡辺節設計の建築2軒を含む町歩きを楽しむ。
昭和8年設計の旧和泉銀行本店であった建物を地元の方が買い取り、出来るだけ元の姿に復元しつつ再生された建物。





内部の方も少し見せていただこうと中を覗くとお店の方が快く招きいれて下さり、いろいろと建物の説明をしながら案内していただけた。
大切な文化財を残したいという思いからこちらの銀行であった建物を買い取り、約2億円かけてできるだけ建設当時の姿に戻していったのだそう。
現在は健康食品の販売や岩盤浴などのスパを経営されながら地域の方々のコミュニティーの場として、隣には寄席や小さなコンサートなどが開ける舞台や教室などのスペースも提供されているという。

気持ちのよい吹き抜けの空間。
天窓はこの度の改築で新たに加えたものだそうだが、1階、2階の金庫、書庫などの場所は変わらず。





当時のままの重厚な金庫の扉。
今はお店の倉庫として使われている。





改装の時に天井をはがしていくと見つかった4本の柱の装飾はそのままの形で保存。

お店の方はとても気さくな方で岸和田にはだんじりだけでなく、さまざまな文化財があり、多くの人岸和田の魅力を知ってもらいたいと熱く語られていました。





もう1軒渡辺節設計の「自泉会館」へ。
岸和田紡績の倶楽部施設として昭和7年に建てられた自泉会館は、現在岸和田市の施設として利用されている。













翌日はクリスマスの催しが開かれるということで飾りつけがされていた。





催しのリハが行われていた大ホールはお願いして少しだけ写真を撮らせていただいた。
大ホールは船底形天井になっていて立派なシャンデリア、巨大な暖炉、装飾的な効果のある階段など見どころがたくさん!
ゆっくり見れなくて残念・・

この他にも銀行建築やお隣の貝塚市にあった赤レンガ倉庫なども見ることが出来て思わぬ収穫のあった一日でした~

コメント (4)
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