Mokei de-mbembe

不器用人間の模型製作成長記
模型、路面モジュール、路面電車、電車、建築物、旅行等

甲州街道 1953

2013-07-16 19:02:05 | 路面モジュール
JNMAに向けて新作モジュールを作りました。

今回は、甲州街道を走る京王線が題材で、併用軌道から専用軌道に移った1953年の新宿付近の甲州街道を題材にしています。

きっかけはこのサイトの一番下の写真です。

併用軌道から専用軌道へ移設直後の写真で、撤去前の併用軌道がまだ残っている風景が印象的です。

題材的には面白いのですが、白黒写真しか資料が見つからず、なおかつ生まれたころには京王線は既に地下化、新宿自体も既に大都会化していてイメージも浮かばなかったのですが、3丁目の夕日などの映画や、先日放映されていた昭和34年の皇太子ご成婚のカラーの記録映像をみて参考にしました。



建物はジオコレの余っていたものでそれらしいものをチョイスしました。
必要に応じて、土台をカットしたり、土台の高さをあわせるために調整したりはしました。



歩道はプラ板、縁石はプラ棒に筋を入れて表現。
写真で見る限り当時ガードレールはなかった模様です。
モータリゼーション前でそこまで車も多くありません。



専用軌道と併用軌道とも走れるようにしていて、専用軌道化前の併用軌道を走らせることも出来ます。
甲州街道専用軌道の道路との境の植え込みはこれまたプラ板、縁石をプラ棒で作りました。

架線柱はTOMIXの柱部だけを利用し、柱と柱をつなぐ部分をプラ棒とカーブの部分は同じ曲線をプラ棒で複数、再現することができなかったのでキーフォルダーのリングをカットして使いました。
細かく見ればもっと架線柱、加工したほうが良いとはおもったのですが、やればやるほど粗が出そうなんで、なんとなくそれらしく見れるこの段階でとりあえず完成としました。

路モジメンバーからは甲州街道といったらガスタンクや文化服装学院円形ビルという話があり、ゆくゆくは作ってみたいけどそれはまた別のハナシといううことで、、、



道路はボール紙に、グレインペイントの灰色に黒を混ぜて筆で塗り、つや消しを吹きました。
道路作りは色々試しているのですが、ボール紙にグレインペイントが一番安く、簡単に、それなりの表現が出来ると思います。



建物で楽した分、細かい情景は生活感を出すようにしました。

手前の一軒家がアパートのオーナーさんでアパートの人は一軒家の石畳に自転車を置かしてもらってます◎
おばさんはオーナーの奥さんでしょうか?アパート住まいらしき男性と話しています。



アパートの石塀がなかったので手前だけ生垣にしました。



アパート横は何もないスペースになってしまったので、空き地にしてみました。
僕ら世代の空き地といえば、ドラえもんに出てくる空き地。
木が生えていて、おきっぱなしの資材と土管(実際、生まれてから土管が三本おいてある空き地なんか見たことありませんw)
土管は使い終わったボールペンの芯を利用しました。

通り抜けフープやどこでもドア、派手な服を着たジャイアントとかを。今度空き地を作ることがあったら置いてみたいですw
(スピーカーを入れてジャイアンの歌や下手なしずかちゃんのヴァイオリンを入れたらなお最高www)



塀を渡る猫
なんやかんやで、こういう細かいところを作るのが好きですw




ロンドン トランジットモール モジュール 2

2012-11-12 21:40:55 | 路面モジュール
併用軌道の石畳は、建築模型の1/100のレンガシートがちょうどいいサイズだったので採用。



歩道部分はこばるのプラノイタコンクリートタイルを、歩道部分縁はプラ棒で作成しました。
両素材とも、モールドがついているので、軽く墨入れしただけで陰影やウェザリングが表現できたのでよかったです。

電停、電話ボックス、広告看板等はうちにあったFallerのジャンク品
イギリスってことを考えて、シックな色で塗装しました。

自転車はさんけいのキット

マンホール、排水溝はこばる


消火栓、Street Sign(日本語でなんと言うの?)、広告、立て看板はプラ棒、ボールペンの芯、OpenOficeでデータをつくり、プリントしたものを使いました。
広告、Street Signはイギリスをネタに、UKのROCKとかをモチーフにしたものにしましたが、見る人が見ないと分からないようなネタです www


植え込みには木を植えましたが、この木、また今度書こうと思いますが、家の枯れた庭木の枝を使っています。
スポンジ接着するだけで、塗装、ウェザリング無しで木の質感が再現できるのでお勧めです。





車輌はコンビーノの5車体や、先日、イタリア土産にいただいたミラノトラムを動力化したものを置いてみました。
ちょうど製作しようと考えていたときにいただいたので、制作意欲があがりました。

本当はNスケールのOXFORDのトラムを載せたかったのですが、幅が狭く、動力が入らず、今も格闘中です。





最後に人形を設置したのですが、Tomytecの人形では、ほとんどの人形、髪を金髪にしてもぜんぜん外国人感が出なかったので(笑)、激安で買った未塗装人形とPreiserの未塗装を筆塗りで塗って使いました。

今回、室内の人形を含め計64体製作し、製作時間の大半を人形塗りに費やしましたが、各人、ファッション本や映画を参考に色々な服を着せたりするのが楽しくってあまり苦にはなりませんでした。

実はほとんど中が見えない部屋とかにも、変な?(笑)人形を置いたりしているので、よく見ると面白いかもしれません。

そこそこ時間かかりましたが、楽しく納得のいくものが出来ました。


ちなみにモチーフにしたロンドンにトラムは今現在走っていません www



最後に模型ショーでSさんのウィーントラムを乗せていただき撮影しました。フルスクラッチとは思えない出来で素晴らしいです。


ロンドン トランジットモール モジュール 1

2012-11-10 11:01:52 | 路面モジュール
先日、蒲田の鉄道模型ショーに出品したロンドントランジットモールのモジュールです。




このモジュールは、路モジパネルの切り出しで端材になってしまう木がもったいなくて、展示台なら作れるのではないかと作ったモジュールです。

横は路モジサイズの310mmとれているのですが、奥行きが狭いのでどうしようかと悩んでいたところ、旅行先で買った奥行きの狭いペーパークラフトを思い出しました。

metcalfemodelsのペーパークラフトです。

700円くらいで買いましたが、なかなかよく出来たつくりですが、裏がはりぼてで、奥行きが少なすぎw
今回のモジュールに最適と思い採用。

幅狭なので道路を引くスペースがないのでトランジットモールにしました。

キットに入っている4棟だけでは、モジュールがうまらなかったので、日本で売っているところを探し購入。その店で素敵なガス灯もあったのでそれも購入しました。

キットは、ほぼ素組みですが、LEDを入れることは考え、室内をプラ材で作成、人形を配置、遮光対策をしました。



LEDは、今まで計算とか仕組みが分からず、電子工作も苦手なので敬遠してきましたが、調べたところ一個の回路を作ればそれを並列に作ればいいということがわかり、思い切ってやってみることに。

LED工作は初めてだったので、電源やテスター、電線、CRD、目で見ないと色味が分からないので、何種類かのLEDをまとめてLEDパラダイスさんで購入。
初期費用はかかりましたが、LEDやCRDは多少余ったので、しばらくは遊べそうです。