梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

日本人は単一民族なんかじゃありませんから

2017-12-03 15:59:09 | 日記
  大相撲の不祥事がらみで、ネット上には様々な意見が投稿されています。そんな中で少々気になるのが、モンゴル勢独特の民族的性格が、日本の神事的性格を持つとされる相撲が要求する思想性とは相いれないとする意見です。私もモンゴル人の方が相撲も強く、また上位に上がるにつれてその民族性を隠さすことなく、相撲の伝統を破壊しかねない勢いが見られるにつれて、同じような見解を持ち始めています。大相撲は一度外国人枠(一部屋に一人)を外して、完全に国際化し、純粋な格闘技としてしまって、行司にも外国人が成れるという風に制度を変えて完全にオープン化してしまうか、さもなければ外国人を一切締め出してしまうか、二つに一つしか方法は無いと思います。

  そんな中で目に止まったのが、日本の伝統的神事であるとする大相撲とからめて、日本人は単一民族であるという主張です。現在でさえ在日韓国人の帰化がどんどん進んでおり、中国人もまた大勢日本国籍を取得している状態ですから、既に日本=単一民族の国というのは事実に反する訳ですが、それ以前に、日本は元から単一民族の国ではないという事を全ての人が認識する必要がありそうな気がします。

  日本の先住民族は縄文人であるという点は、特に異論を唱える人はいないと思いますが、ではその後の弥生時代を築いたのは一体誰なのかということを考えれば、既に日本が単一民族の国ではないという事が明らかになってしまいます。縄文人が竪穴式住居に住み、狩猟・採集系の生活を送っていたのに対して、弥生系は床が宙に浮いている高床式の住居に住み、農耕をしていました。江南系の米を日本にもたらしたのもあきらかに弥生人ですから、日本列島の東北方面を縄文系の人々及びアイヌ人、西南方面を弥生人と、棲み分けが吸づいていたことは疑う余地もありません。まさかこの両者が同一民族だという人はいますまい。

  そして少々時代を下ると、こんなことになります。

呉越同舟・あるいは臥薪嘗胆という四文字熟語で有名な古代中国の時代、江南に位置する「呉」の国から、かなりの戦争難民が渡って来ましたね。なぜ和服の事を呉服と言うかと言えば、元々が呉の国の服から来ているからです。また、秦の時代には徐福が数千人を伴って大軍団で渡って来ました。徐福の墓は日本に複数ありますから、彼らが日本に到達したことは間違いないと思われます。そして彼らはいわゆる中国語を話してはいませんでしたが、
日本に漢字をもたらしたことでも重要です。

一方、更に少し下って高句麗・百済・新羅の時代には半島と自由な往来がありました。日本人が新羅に渡って国王の座についたり、相当に柔軟な時代だったと思われます。百済が日本と切っても切り離せない同盟国であったことは言うまでもありません。その後高句麗が滅亡した際には、高句麗から2,000人を引き連れた王族がやはり戦争難民として渡来し、武蔵野国に住み着きました。これより先に滅びた百済からも大勢が日本に渡って来たはずです。古墳の形を見ても、大陸に起源を持つ形式が見られます。四隅突出方墳は、北京近郊にその大本が見られるそうです。また前方後円墳は、私が現地で見たところでは、高句麗の古墳に由来していると思います。日本海側には半島出身の人物が神として祀られた神社があります。公式に記録のない人たちを含めたら大変な数に上るはずです。つまり、1,500年も遡れば、半島系の人たちが沢山いたという事になります。その子孫が途絶えたという話にはならないでしょうから、現在もその血を引く人々が沢山いるはずです。

また、アイヌの皆さん、オロチョンの皆さんもいます。オロチョンは北海道から樺太、シベリアにかけて居住していた狩猟民族です。こうした事実を考えれば、日本が単一民族で構成されて来たと考える必要はありません。いや、必要がないどころか、間違いだと言い切れます。

前にも書きましたが、私の居住する草加市には68か国からの人たちが居住しています。黒い顔の少年が詰襟を着て中学校に通い、白人の少女がブレザーの制服姿で高校に通っています。アパートのベランダでは明らかにアフリカから来たと思える女性が洗濯物を干しています。すれ違いざま韓国語や中国語が聞こえて来るのは当たり前。川口市などは中国人が2万人も住んでいます。

日本人は単一民族ではない上に、様々な国からの人々が雑居する国へと変化しています。更には、従来ならあり得ないような場所に外国人観光客が出没するようになった今日この頃です。日本人は世界で唯一の単一民族だ!などと寝言を言っている時代ではないのです。
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