梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

「青い海の伝説」を見て

2018-10-18 15:13:44 | 日記
  毎回この但し書きをつけなければ、韓国が好きなのかと叩かれてしまうので、改めて書きます。私は政治的には間違いなく反韓です。

しかし、私が、日本は韓国にどうしてもかなわないな、と感じるのは、芸能界です。歌やダンスの世界もそうなのですが、ドラマ作りに掛けるエネルギーと本気度は日本の比ではないようです。

  先日、「青い海の伝説」というドラマを見ました。本国でも好評だったようなのですが、チョン・ジヒョンという女優が人間に恋をする人魚の役で、ヒロインを演じています。

  恋する人魚、という役には微妙に老けたかな、と思ったら、既にこの人、子持ちになっていたのでした。その子持ちの、世間的に言えばおばさんが、帯びれのついた人魚になり切って、水中を泳いだり水族館の大水槽の中を泳いで見せたりします。

 海の中でもそれなりに深いところを泳いで見せるので、韓国は特撮もなかなか進んでいるなあと感心したのですが、後になって、それが特撮ではなかったことを知りました。チョン・ジヒョンはこのドラマに出演するに当たって、事前に潜水の講習を受け、免許まで取得して撮影に臨んでいたということです。

 (ちなみに韓国の学校にはプールというものがありません。体育の時間数も日本と比べればはるかに少なく、座学のみが重視されています。あのセマウル号の沈没事件の際にも、高校生たちに泳ぎの心得があったなら、指示に逆らってでも脱出を試みたのではないかと思います。)
 
  脚が自由に使えない人魚のスタイルで潜水する訳ですから、ちょっと目とは違い、危険もあったでしょうし、この間まで素人だった人間がやるのですから、かなりの苦労があったはずです。それでも彼女は悲しい過去を背負った人魚と人間のロマンチック・コメディを、特撮もスタントもなしで乗り切って見せています。

  日本の女優では、ここまでは無理だな、とつくづく思った次第。


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