梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

箸休め・・・韓国の書店と中国の書店

2018-09-11 18:05:59 | 日記
硬い話が続いていますので、小休止。気楽な話題を一回入れてみます。

以前何回となく韓国へ通っていた頃、ソウルの教保文庫(韓国最大の書店。日本で言えば三省堂や丸善に相当。)へも足しげく通い、書籍を購入していました。なぜか韓国で発行されている中国語の構文集などもここで購入しました。中国語の参考書は、韓国の方が出来の良いものが多いような気がします。

そこで見た光景は、日本では考えられない、不思議なものでした。韓国の大型書店では、なぜか手ごろなスペースが空いていて、床にぺたりと座り込み、書架から売り物の本を引っ張り出してはそれを見ながら宿題をやっている子が沢山いるのです。どう考えてもこういう子供たちのためにスペースが開けてあるとしか思えません。店側も、いちいちとがめだてたりしません。これを寛大な習慣と言うべきなのかどうか、私は未だに迷っています。

韓国が何でも中国の真似をしているかというとそんなことはなくて、書店の雰囲気は中国とは全く違います。韓国は日本のやり方をまねている部分が多いのです。代金の支払いも方日本と同じで、普通にレジに行ってお金を払うだけです。

では中国の書店はというと、客が店員から見えにくい死角に入ると、店員がマッハの速さで飛んで来ます。感じの悪い店員の場合は、お前をマーク中!と目で警告して来ますし、感じの良い店員の場合は、何をお探しですか?と密着して来ます。来店した人間には二種類あって、一種類は普通に本を買っていく人間、もう一種類は万引き目的で来ているという扱いです。

支払いはといえば、まずレジへ行って代金を支払うのですが、すると大きな領収証をくれるので、それと本を持ってまた別のカウンターに行きます。今度は別の店員が領収証と本を照らし合わせた上で、店を出る事が許可されます。新品の本にベタッと汚いスタンプを押されてしまう事もあります。

店を出る事が許可された、らいよいよ出口に向かいますが、そこには屈強な警備員がいて、領収書の明細と本の現物を照らし合わせて確認し、その上で行って良いと許可が出るのです。中国の大型書店で本を買うと、自分が犯罪者になった気分を味わう事が出来ます。店を無事に後に出来た時には、無事娑婆に出て来たという気がします。

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