梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

ASKA再犯

2016-11-29 14:26:28 | 日記
  私が昔書いた、「ASKAは絶対に再犯する」という記事、が昨日私のブログ内で人気記事のトップとなりました。薬物に走る人間はそれにすがらなければならないほど悩みが深かったり、心が病んでいたりするわけですが、ASKAも初犯の後、ヒット曲を連発してテレビに出演、全国ツアーで日本中を回るといった状況が生まれていれば、再犯はなかったのだろうと思います。一度頂点を極めた人間が、谷底まで落ちてしまった自分を謙虚に受け入れられない場合にはこうならざるを得ないのではないでしょうか。

   かつて井上陽水も覚せい剤使用が発覚したことがありましたが、彼は即日頭を丸め、警察に出頭しました。私はその時、「せこいやつ・・・・。」と思ったのですが、今にして思えば、陽水は以後の身の処し方についてきちんとした展望を持っており、またその時点で才能が枯渇していたわけでもなかったので、再犯を犯すことがなかったのではないでしょうか。槇原敬之についても同じことが言えると私は考えています。

   こんな時支えとなるのは恐らくは女性の力です。私の親類にも、昭和20年代ヒロポンが合法だった時代に中毒にかかってしまった者がおります。この時彼を支えてくれたのが、知り合いのホステスさんでした。彼女の献身的な努力があって、彼は無事ヒロポン中毒から立ち直り、以後まっとうな人生を歩んでいます。

   彼は私の家に寄宿しながら大学に通っていたのですが、正直私は幼過ぎて彼の顔を覚えていません。しかし、まだ幼かった私に母が、こともなげに彼とヒロポンとホステスさんの話をしてくれたことを鮮明に覚えています。彼は自分を支えてくれたホステスさんと結婚して今日に至っています。

   既婚者であるASKAはまずは家庭を大切にいつくしむことから始めなければならなかったのではないでしょうか。初犯の共犯が他所の女性であったことを考えれば、以後家庭内も冷え冷えとしたものであっただろうと想像がつきます。しかし、そこを乗り越えるだけの努力ができれば、より幸せの高みへとたどり着くことが出来、昨日のようなみっともない結末をたどることはなかったはずです。

   平凡な生活を正しく営むことの難しさを感じさせる事件でした。