Kさん、コメントありがとうございます。いじめにあう側の人間は、いじめる側を飲み込んでしまうくらいの強烈なプライドを維持しない限り、潰されてしまいがちです。私は小学生時代、早生まれの上喧嘩が弱くて、絶好のいじめの対象でした。
いじめられる側の人間にとって最も不幸なのは、いじめられっ子としての体質が身についてしまって、下手をすると一生それが抜けないことです。その場合、当然のように職場でも迫害の対象となりがちです。周囲にとっては、何となくうっとうしいやつという印象があるのではないかと思います。
しかし、いじめは絶対になくなりません。教師としての体験からも、いじめられっ子としての体験からも、なくなるとは到底思えません。そもそも偉そうなことを言っている教師間にさえいじめは存在するのです。大体、いじめている本人には、いじめているなどどいうつもりは全くないのですから、いじめがなくなるはずなどないのです。
昨日書いた中川議員ですが、実は自分がやったいじめを、他にも楽しげに紹介した後、こう書いているのです。
「周りはこれをいじめだと思っていませんでしたね。今なら完全ないじめになり、ノイローゼになったりするケースもあるのかなと思っています。いじめられている方も弱くなっているという側面はありませんか。」
一方の熊田議員はと言えば、密室に若い女性を閉じ込めて爆竹を次々に放り込んで、快感を味わったと書いているのですから、これはもうまともな人間のする域を超えています。中川議員の方は男子校での豪快ないたずらだったと言えば、人によっては若いころの武勇伝として納得するでしょうが、熊田議員のやったことは完璧な傷害罪に当たります。
この先生は若い産休補助教員ということですので、とりあえず産休に入った先生の代わりを臨時に勤めながら、採用試験を受けて正式の教員になろうという志を抱いていたものと想像できます。しかし、もしかしたらこの事件をきっかけに、教員になることをあきらめてしまったかもしれません。いじめは、いじめられる人間の将来を奪うことさえあり得るのではないでしょうか。
ところで、いじめられっ子は遺伝するのですが、ご存知でしたか?私の息子たちは、小学校・中学校と、やはり私同様、いじめられ続けていました。上の子は先生の信頼はあって、剣道部の部長を任せられていましたが、ある時同じ学年の部員たちによってたかって竹刀で殴られていたそうです。本人は口が裂けても父親に訴えたりはしませんが、母親がある時、現場を目撃していた保護者から聞いてきました。
末の息子は、小学校三年生位だったでしょうか、何度か家の金を持ち出して、発覚したことがあります。その都度一万円札が消えるのですから、見つからない訳がありません。クラスメートの家でファミコンに参加させてもらう代わりに、金を持って来いと強制されていたのです。いや、これは私の想像ですが、間違ってはいないはずです。やむなくお年玉でファミコンを買う許可を与えたところ、金の持ち出しはぴたりと止まりました。また、道端で兄の剣道仲間にいじめられていたこともありました。
そんなわけですから、いじめを減らす方法は多分一つしかありません。継続していじめを受けて来た経験のある人間は、結婚せず、子供も設けないこと。いじめっ子は他のターゲットを探すでしょうが、ターゲットの数そのものは確実に減らすことが可能なはずです。
しかし、そんなわけにはいかない以上、そしていじめがなくなることがありえない以上、いじめられっ子たちが強く耐え抜くしか方法はないのです。身体に危害を加えられない程度であれば・・・・・。
更に大切なことは、保護者の姿勢だと思います。私は子供たちがいじめにあっていることは百も承知でしたが、あえて問いただしたりはしませんでした。その代わり、私の運転する車で、幾度となく長期に旅行に連れて行ってやったり、中国や韓国にも連れて行きました。そして、自分たちは父親から浴びるほど愛されているのだということを感じさせるように努めたのです。
私の経験では、多分この部分は父親の受け持つべき領域だと思います。突き放しながらも愛情を感じさせる、これは母親の役割ではないし、女性が最も苦手とする分野だと思うからです。そう言ったら、女性の皆さんはお怒りになるでしょうか。
いじめられる側の人間にとって最も不幸なのは、いじめられっ子としての体質が身についてしまって、下手をすると一生それが抜けないことです。その場合、当然のように職場でも迫害の対象となりがちです。周囲にとっては、何となくうっとうしいやつという印象があるのではないかと思います。
しかし、いじめは絶対になくなりません。教師としての体験からも、いじめられっ子としての体験からも、なくなるとは到底思えません。そもそも偉そうなことを言っている教師間にさえいじめは存在するのです。大体、いじめている本人には、いじめているなどどいうつもりは全くないのですから、いじめがなくなるはずなどないのです。
昨日書いた中川議員ですが、実は自分がやったいじめを、他にも楽しげに紹介した後、こう書いているのです。
「周りはこれをいじめだと思っていませんでしたね。今なら完全ないじめになり、ノイローゼになったりするケースもあるのかなと思っています。いじめられている方も弱くなっているという側面はありませんか。」
一方の熊田議員はと言えば、密室に若い女性を閉じ込めて爆竹を次々に放り込んで、快感を味わったと書いているのですから、これはもうまともな人間のする域を超えています。中川議員の方は男子校での豪快ないたずらだったと言えば、人によっては若いころの武勇伝として納得するでしょうが、熊田議員のやったことは完璧な傷害罪に当たります。
この先生は若い産休補助教員ということですので、とりあえず産休に入った先生の代わりを臨時に勤めながら、採用試験を受けて正式の教員になろうという志を抱いていたものと想像できます。しかし、もしかしたらこの事件をきっかけに、教員になることをあきらめてしまったかもしれません。いじめは、いじめられる人間の将来を奪うことさえあり得るのではないでしょうか。
ところで、いじめられっ子は遺伝するのですが、ご存知でしたか?私の息子たちは、小学校・中学校と、やはり私同様、いじめられ続けていました。上の子は先生の信頼はあって、剣道部の部長を任せられていましたが、ある時同じ学年の部員たちによってたかって竹刀で殴られていたそうです。本人は口が裂けても父親に訴えたりはしませんが、母親がある時、現場を目撃していた保護者から聞いてきました。
末の息子は、小学校三年生位だったでしょうか、何度か家の金を持ち出して、発覚したことがあります。その都度一万円札が消えるのですから、見つからない訳がありません。クラスメートの家でファミコンに参加させてもらう代わりに、金を持って来いと強制されていたのです。いや、これは私の想像ですが、間違ってはいないはずです。やむなくお年玉でファミコンを買う許可を与えたところ、金の持ち出しはぴたりと止まりました。また、道端で兄の剣道仲間にいじめられていたこともありました。
そんなわけですから、いじめを減らす方法は多分一つしかありません。継続していじめを受けて来た経験のある人間は、結婚せず、子供も設けないこと。いじめっ子は他のターゲットを探すでしょうが、ターゲットの数そのものは確実に減らすことが可能なはずです。
しかし、そんなわけにはいかない以上、そしていじめがなくなることがありえない以上、いじめられっ子たちが強く耐え抜くしか方法はないのです。身体に危害を加えられない程度であれば・・・・・。
更に大切なことは、保護者の姿勢だと思います。私は子供たちがいじめにあっていることは百も承知でしたが、あえて問いただしたりはしませんでした。その代わり、私の運転する車で、幾度となく長期に旅行に連れて行ってやったり、中国や韓国にも連れて行きました。そして、自分たちは父親から浴びるほど愛されているのだということを感じさせるように努めたのです。
私の経験では、多分この部分は父親の受け持つべき領域だと思います。突き放しながらも愛情を感じさせる、これは母親の役割ではないし、女性が最も苦手とする分野だと思うからです。そう言ったら、女性の皆さんはお怒りになるでしょうか。