Ribbon cafeブログ

中味はコテコテの喫茶店でござります。

大変なことが起きた。

2011-03-12 19:22:52 | いろいろ

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明け方の4時、下から突き上げるような揺れに飛び起きた。

家族をたたき起し「全員洋服を着て集合!」と号令をかける。

避難用のリュックに猫のフード3種類(3匹とも違うものを食べているもんで)

トイレットペーパー、ティッシュペーパー、お金、携帯、靴下、下着・・・

もっと大切な何かがあるだろう・・・後で気づいた。

水がないじゃないか。

あわてていたのだ。

昨日のうちに用意しておけばよかった。

そして猫の見廻りにいく。

ハルンとすずはいつもと変わらず私にまとわりつく。

いち君は昨日からの揺れで

ただならぬ雰囲気を感じているようでキャットタワーに隠れてしまう。


朝になりお店に出勤した。

食器はすべてしまって扉をガムテープで止めておいたので被害は最小限だった。

しかし壁に3か所大きな亀裂が入っていた。


東北地方の被害の大きさに言葉がない。


今朝の朝日新聞「天声人語」より。


「夜が明ければさらなる被害が確かめられよう。

生命、財産、故郷の街並み。

失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆を失うまい。

こんなときにつなぐための手が、私たちの心にはある。」

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季節のケーキ  雪下にんじんのシフォン

2011-03-11 19:29:50 | メニュー

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雪下にんじんのシフォンケーキが週末限定で明日からメニューにのります。

季節のケーキです。

にんじんが入ることで口当たりはしっとり、シナモンの香りがほんのりします。

今年はきび砂糖を使用しました。

柔らかい甘さです。


ここまでは午前中に書いたのですが、そのあと地震が・・・・。

ガスを止めて、お客様と表にでました。

電線が結構揺れていました。こちらは震度4でした。

余震がずっと続いて船酔いのようでした。

何度も外に出たり入ったり。

日本中が大変です。

心配です。

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「息もできない」 再び

2011-03-08 10:29:06 | 映画

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韓国映画「息もできない」がキネマ旬報の外国映画ベストワンに選ばれた。


世界中でたくさんの映画賞を取っていたので当然かもしれないが

キネ旬ベストワンというのはうれしい。

この数年で一番心に残った映画だった。

全編、暴力と罵声が飛び交う。

こちらの感情を挟む間もなくただただ人を殴り続ける場面が続く。

言葉より先に手が出る。

なぜ主人公がこんなに暴力的なのか、父をここまで憎んでいるのか。

見ているうちにその理由がわかってくる。

殴られても仕方のないろくでなしの父親だ。

しかしその父親が死のうとすると死に物狂いで命を助けようとする。

理屈なんて吹っ飛んでしまう。

凄い映画だった。

去年はあまり映画を見なかった。

たまたま手に取ったチラシに載っていた主人公であり監督である

ヤン イクチュンのまなざしにひかれて観た。


そのあと1か月ぐらいはこの映画のことを考えていた。

気に入ると何度も何度も思い出しては反芻するので

(おうし座なのです)余り沢山の映画は見られない。

去年これを見たのは幸せなことだった。

また反芻しては余韻にひたっている。


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 「おべんとうの時間」  いい本です。

2011-03-05 17:41:54 | いろいろ

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この本、お店に置いてありますよ


「おべんとうの時間」


日本全国のどこかの誰かのおべんとうの写真の本だ。

弁当にまつわるお話はほとんどの人が

子どもの頃、親がつくってくれた思い出につながっている。

食にまつわる思い出は、それが楽しいものであれ何であれなつかしさでジーンとくる。


読んでいるうちに泣けてきた。

子どもの頃、わたしは母が作ってくれた全体に茶色で色彩が乏しいおかずが嫌で

「今日から自分で作る!」と宣言してしまった。

中学、高校と6年間自分で弁当を作って登校した。

亡き祖母はそれだけはほめてくれた。

「この子はよしたんだ~(訳・・・この子はよい子だ、あるいは頑張り屋だ)」


しかし、今は後悔している。

茶色だろうが、何色だろうが、タコのウインナーが入っていなくても、

母親の作ってくれた弁当の思い出を手に入れておけばよかった。

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 月日のたつのは早いもので。

2011-03-02 16:31:00 | お店の話

今回はちょっと長くなります。

面倒だな~と思ったら読むのやめといてください。


2月28日は開店2周年でした。

静かに静かにしていたのですがお客様からお花をいただきました。

ありがたいことです。

ミールクラフトさんからは、あらめずらしい、べジブーケをいただきました。

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ブロッコリー、ミニトマト、なすび、オクラ、マヨネーズ付きです。

洒落たアレンジメントです。

ゆでて食べました。

とてもおいしかった。

友人からもメールや葉書が届きました。

人というのはありがたい、そして温かい。


先日、同学年だった藤田君が
息子さんを連れてお店に来てくれました。

、中、高と同じ学校でしたがクラスが違ったので言葉は交わしたことがありません。

お互い顔だけは知っているという間柄です。

当時彼はちょっと悪そうな(あくまでも格好だけですけど)感じで

リーゼントなんかにしていて背も高くて近寄りがたかった。

それがすっかりいいお父さんになっていました。。

大阪の梅田駅の近くにHARBOUR INN(ハーバーイン)という

素敵なバーを開いて16年ほどになるそうです。ぜひ行ってみたいものです。

去年の暮れにも、高校の同級生が来てくれました。

会うのは30年ぶりでした。

「そういえば昔からお店したいって言ってたよね」と、

私自身も忘れていたことを教えてくれました。


故郷に帰り、店を開かなかったら

もしかして2度と会えなかったかもしれない友人と再会できた・・・。

不思議なものです。

小さな町の小さな店で毎日同じことを繰り返していただけなんですが、

少しずつ何かが広がり始めているような気がするのです。

こころが広がるというか、何というか。

うまく言葉にはできないのですが、そんな心持の今日この頃です。

3年目を迎えまして

この場を借りまして、日頃お世話になっている町内の皆様、

そしてRibbon cafeをご贔屓にしてくださっているお客様に、

厚く厚く御礼申し上げます。

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