ごちそうが並ぶのも嬉しいが
日々の食事はこれでいいと思う。
雪国は保存食が多く、うちでは常備菜がいつも何種類か食卓に出ている。
美味しいのだが、野菜のエネルギーが無くなったにい菜やフウキの佃煮、そして昨日のおかずが何品か・・・。
食卓が茶色なのだ。
わたしはできたてのおかずを1品だけ食べたい。
その一品の味だけをじっくりと味わいたいと思う。
だから私が食事当番の時は豪快に大皿にドーンと一品と味噌汁、
ほかにはサラダぐらいというのが定番である。
だいぶ昔、NHK特番で行革の土光俊夫氏の食事風景が映し出された。
夫婦2人で食べる食卓は玄米と菜っ葉の味噌汁、そしてメザシ。
「一汁一菜」という言葉が強く記憶に残った。
そして昨日の夕食。
わたしが当番なのだが、母が食材を買ってきてくれた。
献立はニシンの塩焼き、そしてあさりの味噌汁である。
しかしやけにあさりのパックが小さい。
開けてみると9個しか入っていない。6人家族で9個のあさり・・・。
いくら一汁一菜と言ってもこれでは「一碗一貝」ではないか!(そんな言葉ないけれど)
家族みんなでニシンを黙々と食べる。
「このニシン美味しいね~」誰も味噌汁について触れない。
汁をかき回してもあさりは1個。2個なら大当たり。
でも、記憶に残る夕食になったことは確かだ。
※写真は一汁一菜とは関係ありません。
ほんとやさしいご家族ですね~。
お土産は東京バナナではなく、お味噌汁の具になるような物がいいかな?
お土産はもちろん東京バナナでよろしく。