銀座の裏路地にあるカフェ・ド・ランブル。
昭和23年創業。
いつか行ってみたいと思っていた喫茶店。
「コーヒーオンリー」の看板が潔い。
使い込まれた家具や器具のひとつひとつに目を奪われる。
カウンターに座ると正面に古い冷蔵庫。
ちゃんと使用されていて大きな氷が入っていた。
その上にこれまた趣のある天秤ばかり。
注文のたびに可愛らしい籐の小さな籠に豆を入れて量り、ミルで引く。
豆の量はひとり分にしてはかなり多い。
1杯ずつ丁寧にネルドリップで入れる。
琺瑯のポットから1滴ずつお湯を垂らすその様は、「儀式」のようにも見える。
その所作にはまったく無駄がない。
まずモカハレーを注文する。
美しいデミタスカップに注がれたコーヒーをゆっくりと味わう。
さっぱりとした酸味が美味しい。
そして2杯目はタンザニアの深煎り。
わたし好みの味で満足。
2杯で1500円也。