リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

笑い方募集

2018-09-26 22:55:15 | 2018年度卒団公演

ラララ夏を越えて お久しぶりです。今公演では役者、舞台、衣装小道具を担当しております、二回生の松岡です。

いつも何を書いたらいいのか分からなかったので、とりあえず季節の話を書いて「体調に気を付けてください」で済ませていました。ですが、稽古場日誌とは稽古場の様子を書くものであると聞いて、なるほどそれこそ稽古場日誌、と納得したので今回は稽古場の様子について書きます。

 

本日の稽古では脚本を手に持ったまま物語を一通り演じました。荒通しというやつです。修正すべき箇所がいくつも見つかりました。我々はこれからまだまだ伸びていくということでございます。通し稽古はこれから毎週水曜日にあるようなので、一週間ごとに成長が見てとれると思うと楽しいですね。これが稽古場の面白いところでもあると思います。

今回の劇では録音した音声が流れるのですが、私は自分の声が編集されたものを今日の通しで初めて聞きました。自分の身体から発せられる声というのはなかなかどうにも聞きなれないものでございまして、演技している最中に恥ずかしくなってしまいました。顔が赤くなったことを指摘されたのがまた恥ずかしくて、さらに顔が熱くなって真っ赤に。鏡で見たらまるでお猿さんの様でした。もしくは茹で上がったタコ。二十年来の付き合いのはずなのに、自分の顔にも声にもなかなか慣れません。私恥ずかしがり屋なのよ。トホホのホーホーホーホケキョ。ふざけて照れ隠しをする毎日です。

 

自分の言動を振り返り、最近恥ずかしいかもしれないと思っていることがあります。笑い方についてです。

これを読んでいる皆さんは普段どんな笑い方をしていますか? 爽やかに「あははは」ですか? 豪快に「ワハハ!」? それともスチームボート・ウィリーのように「ハハッ☆」ですか?

皆さまいろいろな笑い方があると思います。私の場合、すこしだけ笑う時には喉と鼻で「んっふっふ」と笑い、もうすこし強く笑うと「くっふっふっふ」、もっと強く笑うと「くっはっは」。そして最高に笑うと「きひひひひひひひ!」というような妖怪じみた笑い声を発します。

いつの間にか自分で自分の笑い方が変なのではないかと思うようになりました。こんな笑い方する人ほかにあんまりいないよな……と。

しかしどのように笑うのが正しいのかがわかりません。稽古場でこのことについて訊いてみましたが、答えは見つかりません。演出さんからは「笑い方吸血鬼みたい」とのコメントをいただきました。ありがとうございます。

恐らく笑い方に正解などないのでしょうが、やっぱり相手に印象のいい笑い方をしたいですよね。皆さんは自分が普段どのように笑っているか自覚はありますか? 我こそは笑いの達人である! という人がいらっしゃいましたら是非ご教授いただきたい所存でございます。

自分を見つめなおしてみると恥ずかしくなる部分が多々ありますが、稽古場では目を大きく見開いて向き合っていこうと思います。

今回はこのくらいで失礼します。またお会いしましょう。