リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

夏が来るから海に行こうよ

2016-06-09 22:41:06 | 2016年度夏公演

こんばんは。最近は衣装小道具一本になってきました、三回生霜田です。

後輩が一個前の記事でいいこと書いていたのでハードルあがりました。うーん、何を書こう。難しい。そもそもあまり、こういう場で文章を書くのは得意ではありません。

しかし、リツゲイで3年目、最後の夏を迎えました。演劇を始めて6年目の夏です。1年目の夏は憧れの人と演劇できる喜びに満ちていて、2年目の夏は同期とぶつかりあって後輩相手にきょどって、3年目の夏は少し演劇から離れて、4年目の夏は新しい環境にわくわくで、5年目の夏は先輩としては不甲斐なく後輩にしても未熟で。それで、6年目。思えば遠くにきたものだ。

6年目がどういう年になるのか。もう既に引退して、卒業後の進路にひいひい言ってるであろう来年の私が、この夏を回想してどう思うのか。それはまだわかりません。けれど、いい夏になるといいなと思います。なると思います。だって、演劇って、楽しいですから。基本的に。

 

私が演劇をはじめたのは、高校の先輩が行っていた部活動紹介で一目惚れしたからでした。視力が悪かったので壇上に立つ彼女の顔なんてわからなくて、「背の高い声が素敵な女の人」という印象しか持っていませんでした。それでも、その人と演劇がしたくて、演劇部に入りました。当時は同好会でしたけれども!

その人はいま、女優になるべくコンクリートジャングルで研鑽を積んでいて、私は一生その人のファンであろうと心に決めています。同時に、その人が教えてくれた演劇を、嫌いにならないことも決めています。嫌いになってしまったら、何だか色んなものが色あせていくようで。

 

同じ演劇部の同期の多くは、卒業後に「演じる」職業を目指しました。演劇を嫌いになりたくない、続けていたいと思うのは、そんな彼ら彼女らとの思い出を、継続させたいからかもしれません。置いて行かれたくないだけ、ともいう。

まあとにかく、演劇によって色んな人と縁があったなと思うので、演劇のことは好きです。それでもって、好きなことをやってる時は大体楽しいです。

夏公演は、そんな楽しいって気持ちを、いつも呼び覚ましてくれているような気がします。夏マジック。枯れた女子大生も青春的な気持ちに浸れる。素敵。

 

こんなに書くつもりはなかったのに長くなりました。

タイトルは最近よく聴いているYUIの『Summer Song』。きらきらしていて好きです。青春したい。いやもう年齢的に大分ギリだから、今年の夏こそは。とりあえず、海に行きたいですね。読んでる方も、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。ただし日本海はだめだ、太平洋の海に行くんだ。富山県民からの忠告(色気より食い気なら日本海もおすすめ)。でもその前に、小ホールに来てくれたら、たぶん、とっても嬉しいです。

 

こんなところで。さらば!


珍しく真面目に考えた

2016-06-09 22:35:05 | 2016年度夏公演

ちょっと風邪引いて声ガラガラの2回生服部です。
回復しつつあるのでご安心を。

今公演は、情報宣伝チーフ、衣装・小道具、webとして参加しています。

夏公演は例年2回生が主導で行われます。2回生から演出、チーフが多く出ます。

今年も例年どおり、2回生から演出がでて、チーフをしている2回生も、私を含め、いるにはいるのですが、
実感として、

壁は高い。

わからないこと、できないことが多く、なにひとつ確信を得れてないまま突き進んでいる気がします。

特に今年の2回生はただでさえ人数が少なく(まあちょっと増えましたが笑)、今公演参加者の半数が途中入団者です。
経験の少なさが浮き出ます。

しかも少ない人数で回そうとするから、全員がぎりぎりです。いつか誰かが「パーン」といきそう。

けれど、悩みながらも、なんとかやっていこうとしている同回を私は知っています。


話がかなり飛びますが、
私は責任の重い地位につくのが苦手です。なんとか委員長とか、なんとか部長とか。

責任の重さに比例して、私の判断力が鈍るからです。なにかを切り捨てでも1つのことを成し遂げる、という覚悟が持てないからです。つまり、切り捨てる諦めるってことが苦手なんです。

なにかを決めなければいけないという状況は、つまりなにをやめるかを決めることだと思います。判断とは、いくつかある選択肢のうち、なにを選んでなにを諦めるかの連続なんだと思います。

私事ではありますが、私もつい先日、大きな判断をしてきました。それは身を切るように辛いものでした。


判断をするのは辛い。判断をまかせなければならない方も辛い。
今、同回と先輩が、その真っ只中にいます。

辛い中で、それでも頑張ろうとしています。
もらえた役を演じれることを楽しみにしている人がいます。
わからんわからん言いながらもいいものを作ろうとしている人がいます。

私はおそらく、その人達を支えるべき場所にいるんだと思います。
まあ性格上、昔から私はそういう立ち位置にいることが多いのですが、今回は特に、いかに私がフォローできるかが、大きくなってくる気がします。
うぬぼれかな?
お前なんか全然必要ねぇわ!ってつっこみがきそうです笑

私はどうしたらいいんでしょうね。
思案中です。
いい案あったら教えてください。
ブログに書くことじゃないかな笑

つらつらと、珍しく真面目なことを書きました。
普段はこんな人ではありません。へらへらしてます。

ちょっと今日は特別。

服部でした。