リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

難しい。

2009-03-25 11:26:58 | 新入生歓迎公演「大きな青の音」
みなさんこんにちは。
今回の公演ではユーティリティ組として制作・舞台装置の補佐に回ります、小笠原です。

稽古場日記担当順から言えば僕なんですが、役者の中だけで回すのだったら違うよね…?ごめんね?

という感じで書いています。

さて、遡る事24日(火)の出来事を書きます。

久し振りに稽古場を覗きに行きました。稽古風景の撮影をしに。
みんな良いツラ構えで自分の役と向き合っていました。僕はそんな姿を呑気にパシャリ。つい1ヶ月程前までは自身の役に四苦八苦していたはずが、いきなり外部に弾き出された気分です。寂しいですね。
ついつい、後輩のセリフを「自分だったら…」と、クチパクで喋ってみたり。

そんな感じでいると、シーン回し終わった後、すぐ感想&ダメ出しをしたくなってしまいます。
自分が演出をする時は内情と方針を知らない外部の人に踏み込んだ所までは語って欲しくないタチなんですが、立場逆転するとムズムズしてくるものなんですね。
立場的には参加者なのでそこまで気を遣わなくてもという気持ちがありながら、後輩達のやり方を尊重して見守りたいという気持ちもあり…。

ややこしいですね~。
難しいです。
ヘタな事言って場をかき乱すだけ乱して、何の利益も得られずポイなんて事になりそうで。
そこら辺のさじ加減が難しいです。殊に僕、語彙力無いし。

ちゃんとアドバイスが出来ればなあとモヤモヤしてしまいました。

けど、後輩達は段階を踏まえた演出をちゃんとこなしてました。特に「大丈夫かな?」と心配していた今回演出のポル君は、僕と似たような所で考え込んでいましたが、思い直してちゃんと軌道修正しようと頑張ってました。えらいですね。

これからもこの調子で一歩ずつ稽古を進めていければ、本番にみなさんの前で良いお芝居をお見せする事ができそうです。

5月21・22・23日、学生会館小ホールで皆様のお越しをお待ちしてます。