いろいろと考える日

　……なんだけど、この日ならではの特番とかを見ているだけで「考える」までもなく、漠然となんとなくぼんやりと頭の中に浮かぶ稚拙な考えを、「知らないことが多すぎる」と途方に暮れながら、文章にすることもできなくてやっぱり途方に暮れている。

　祖父は南方に出征してたことがあったんだそうだ。知らなかったけど。
　あまり話した記憶もない。痩せた身体にすっかり髪もなく、着物着て座っていた姿しか思い出せない。なんとなく怖い印象はあったような気はするんだけど。

　わからないまま、一方では全然違う本を読んでる。高村薫「照柿」。あとは「レディ・ジョーカー」だけだ……。←何年言い続けてるんだか
　ある刑事の脱線。ひと筋の隠微な狂気が流れつく先は、どこか。