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ネ・ウテルの探究
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ノーベル賞に想う理科離れ

2014-10-10 | 日記
ノーベル物理学賞に日本の3人が選ばれました
素晴らしいニュースに日本中が沸いています
四国人としては中村さんに注目です
中村さんの出身は愛媛の田舎町ですが
徳島大学を出て徳島勤務でした
中村さんがこの青色ダイオードを発見し
少し有名になった頃に当方も徳島勤務でした
徳島県でもかなりの話題の毎日でしたね
その後中村さんは知的財産の価値について
自身の特許権について裁判で争います
そして裁判所は巨額なお金を支払えと
判決を出しましたが和解しました
得たお金は確か寄付をしたように思います
知的な価値に対する評価があまりにも低すぎます
中村さんはそのことに一石を投じたことにも
大いに評価ができるかと思っています
難しいので理科離れが進んでいると
世間ではよく言われていまして
そのための施策なども模索されていますが
僕は少し違った見方をしています
小学生や中学生を相手に出前授業をしました
その時に子供から衝撃的な言葉を聞きます
おっちゃんこの実験を進めていくと
楽な仕事で儲かりますかと聞くんです
そうなんです世の中では楽して儲かる
そのような傾向が大いにあるようです
技術系の職場には3Kが多くあります
難しいことを覚える割に賃金が安いのでしょう
親もまた子供の進路を決める時に
上記と同様な考えが働くようです
科学立国日本などと云いますが
科学や技術に関する価値はかなり低いです
そのことを親も感じ子供も感じているのでしょう
理系離れは色々な面があるとは思いますが
科学技術の価値の評価にも一因があると思います

コメント (18)
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