それでもコイはコイ 広島カープ準優勝を記念して 釣査６種目

　２０１６年１１月１日

　広島カープ準優勝を記念して、１時間ほど時間をつくり、
嫌がるかみさんをお伴に近場のＫＨ２水路へ釣りに出かけた。
広島カープも精一杯戦ったのだ。
私もコイを釣らねばならぬ。
全く関係ないって怒られそうだけど･･･。


　やたらヤリタナゴが釣れてしまい、
釣査結果はヤリタナゴ３０尾、カネヒラ４尾、タモロコ１尾。
　ところがである。
半世紀以上のカープファンである私の願いは、最後の最後にかなったのである。
そうコイらしきあたりと引きがあったのだ。



　釣れた。
体長（頭から尾びれの付け根までの大きさ）５ｃｍほどの小さなコイだが、
それでもコイはコイである。



　ちなみに、コイは汚れにも強く、長生きで、喉にある咽頭歯で硬いタニシでさえも噛み砕いて食べる。
雑食だから水草でもご飯粒でも食べる。
何でもかんでも食べ尽くしてしまう淡水魚界でも一二を争う超パワフル生命力をもつのである。
さまざまな品種改良も行われたことや欧米などには自然分布しないこともあり、
国内だけでなく世界中でとても人気のある魚である。
どうだ！　広島カープみたいじゃないか！

　残念なのは強すぎること。
私の家の近くにも「コイしかいない汚い水路」がいくつもある。
そう、汚濁が進み生態系がこわれていくと他の生物を食べつくしていくのである。。
　ときおり「きれいな水辺にしよう」とのすてきな思いから「コイを放流する」活動をされていることを耳にする。
残念だなあと思う。
ますます汚れてしまうんじゃないかな。
　世界でも、エイリアンスピーシーズ（国外外来生物）の動物部門ワースト１００に選ばれているほど、
欧米でも問題になっている。
ブラックバス（オオクチバスなど）よりもランクは上位にある。
どうか善意だとしても安易に放流はしないでほしいな。
　同じように広島カープもいつか世界を席巻する日が来る。
だって、しつこいようだけど「コイはコイ」だもの。