炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

「エルサレムはイスラエルの首都。」 バラク オバマの馬脚

2008-11-05 | 人災社会学!
 泥沼に陥っているイラクから米軍撤退を公約に当選したバラク オバマ氏だが、ブッシュ前大統領以上の、タカ派だ。軍需産業が儲かるよう、他国に戦争を仕掛け、キックバックで金を還流させる軍国主義な政治家だ。 オバマ氏は、アメリカの歴代大統領や、国際社会が尽力してきた中東和平を踏みにじる前代未聞の発言を繰り返してる。エルサレムは、ユダヤ人の都だと。

 イスラエルによる東パレスチナ地区軍事占領に対しては、国連による度重なる反対決議をはじめ、国際社会はこれを認めていない。歴代のアメリカ政府も調停案を出して来た。ブッシュでさえ、二地域併存による和平案提唱している。軍事占領下のパレスチナの人々は、東エルサレムを独立時の首都と位置づけ、将来の国作りのプランを練っている。

 バラク オバマの「エルサレムは、イスラエルの首都だ。」という発言は、イギリス政府が「インドは、イギリスのものだ。」とか、北欧諸国が、「バイキングが占領した土地は、今でも我々の領土だ。」とか、モンゴル政府が「チンギスハーンが占領した地域は、モンゴルのものだ。」とか、「任那の地は日本の領土だ。」などと日本政府が言い出したようなもので、時代錯誤もはなはだしい。

 古代イスラエルの建国は、紀元前11世紀頃の話であり、日本の縄文時代のお話だ。
古代イスラエルは、わずか数百年続いただけだ。古代イスラエル王国は紀元前8世紀に、ユダ王国は紀元前6世紀に、アッシリアや新バビロニアよって滅ぼされている。二千数百年も前の故事を元に、エルサレムは、ユダヤ人の都だと主張する、バラク オバマ氏は常軌を逸していないだろうか? ヨーロッパの中世に「 聖地エルサレム 奪還」を目的に、ヨーロッパの王様達が、兵隊を繰り出した事はあったが、それ以来の妄想だ。十字軍時代以来の 愚王 の出現だ。ぐお~

 オバマ氏の超越的歴史感の陰には、ユダヤ資本からの莫大な選挙資金の提供があるのだろう。日本でそんな露骨な資金提供をやれば、選挙違反で捕まるのだが、アメリカは構わないらしい。(アメリカの大統領選挙は、長期間のお祭り騒ぎで、ひどくお金がかかるように、仕組まれている。)この辺がその後の政治を歪める原因の一つだろう。
さて、オバマは弁護士だったはずだが、ひどく不公平な主張をしていないだろうか。貧しく虐げられた人々を守る「人権派の弁護士」というふれ込みは何だったのか? これでは、大金をもらえば、白い物を黒と言い張る典型的な金権派の悪徳弁護士そのものではないだろうか?

 元々ユダヤ資本は、ブッシュ政権の戦争拡大の軍国政策を推進させて来た張本人だ。バラク オバマも、あちこちで戦争をやるんだろうと思う。死の商人たちから、ごっそり選挙資金をもらってしまたのだから、やるっきゃなかろう。罪もないアジアの民衆が、家を焼かれ、女子どもを爆弾で吹き飛ばそうが、誤爆で家族ごと皆殺しにしようが、選挙に協力してくれた義理の方が大事か? 戦争における民間人殺害は、国際法違反で、戦争犯罪であることを知らないのだろうか?

 バラク オバマ本人は、イラクは撤退するが、アフガニスタンでは、兵力を増強し、戦争を遂行すると宣言している。アジア人をたくさん殺す政策だな。アフガニスタンの兵火が中東に飛び火して、石油価格を再上昇させるつもりなのだろうか。。。。巧妙な弁舌のほころびから、衣の下の鎧が見え見えな発言ではあるなあ。。空爆による大量の民間人殺害は、人道に反する罪に抵触し、時効がないことは、弁護士なら知っているはずだ・・・

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