The Holy Garden 歳時記 2

ガーデナー・サンドニが、秘密の花園の美しい四季をご紹介します。

ガーデンのホスタ(補遺)326 Guardian Angel

2015年11月29日 | ガーデニング
ガーディアンエンジェル(Thompson 1995)

11月も終盤、ようやく晩秋・初冬の気候・装いになりました。

今回はGの補遺ですが・・・
本来本種は大型で青緑色の葉に白中斑~クリーム色中斑が入るのですが、
ガーデンのものは斑抜けでした。
ブルーエンジェル(Blue Angel)の突然変異(白中斑入り)なのですが、
結局ブルーエンジェルままということです。
一応ガーディアンエンジェルで購入したので敢えて記しておきます。

2001年に苗を通販で購入。
2002年の春。初めて展開した葉に何かイヤな予感はしました。

        

2011年、10年後ですが、葉は立派ですが全く斑が入りません。

        

現在も健在ですが、2011年と同じ姿です。

このガーディアンエンジェルの名前の由来ですが、ブルーエンジェルから継いで「守護天使」の意味と思います。
「ガーディアンエンジェルス」と複数になると「俺たちは天使だ!」という1995年のフランス映画の題名であり、
また、アメリカ合衆国・日本など世界14カ国で運営されている犯罪防止NPO団体の名前でもあります。

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ガーデンのホスタ(補遺)325 Fat Cat

2015年11月25日 | ガーデニング
ファットキャット(Ward 1996)

これまで記録的に暖かい11月でしたが、急に冬がやってきました。
雪がなかった北海道もいきなりどか雪のようですね。
とっても極端な気候ですね。

ガーデンホスタ補遺も残り少なくなってきました。
中大型で凹凸のある厚めの葉で、明るい黄緑色から夏にはゴールドに変化します。
色乗りがこってりとしていて美しいです。
日本が世界に誇れる名品・寒河江のハイブリッド(実生?)とされています。
ただ寒河江のイメージからすると、生育はそれほど良くなく、また期待ほど大きくはならないようです。

ファットキャットは直訳すれば「でぶ猫」ですが、
レコード会社の名前や女性ユニット名他いろいろなところで用いられています。
愛らしいのか親しみやすいのか、何か理由があるのでしょうね。

日本でも2010年以降、通販で紹介されるようになりました。
2012年、到着したばかりのポット苗ですが、あまりに色がきれいだったので撮影。
明るいライム色にも見えます。

        

早速鉢植えにしてみました。

        

3年後の今年ですが、生長はそこそこですね。
ちょっとサムアンドサブスタンスを小振りにしたような感じですが、
葉はもっと頑丈な感じです。
これは6月初旬ですが、色がもうゴールドに変わりつつあり、とても美しいですね。

        

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ガーデンのホスタ(補遺)324 Eskimo Pie

2015年11月22日 | ガーデニング
エスキモーパイ(Walters Gardens 2004)

中大型で丸く肉厚な葉、中央は黄色~クリーム色で覆輪は青緑色です。
親はノーザンエクスポージャー(Northern Exposure)で、その変異(反転)種です。
エレガンス(シーボルディアナ)の血を引く系統ですので生長は緩慢です。

エスキモーパイとはまた?な名前ですが、
禁酒法時代のアメリカ(1920~1933)で、ビール会社が多くのアイスクリーム産業に参集し、
新しい技術の開発のもと多くの新製品が売り出されました。
その一つがチョコレートをコーティングしたアイスクリームで、
後にバー付きになり、それを「エスキモーパイ」と呼ばれたのだそうです。
それが分かっても本種との関連性は?なんですが・・・、
ブリーダーがアイスクリームが好きだったり?

2007年頃から国内でも売り出され、入手しました。
最初はか弱い苗でした。

        

さすがにシーボルディアナ系統、全然生長せず、むしろいじけて気息奄々になりました。
そのため、2009年に養生プランターに移植しました。

        

これは移植成功例でした。
2010年には見事に復活し、いちおうの姿になりました。
折しも高級に見える樹脂プランターを入手したので、
この斑と合いそうな気がして植え付けてみました。

        

そうしたらよくマッチする姿に生長してくれました。
2012年。春の中斑の黄色は眩いばかりです。
管理人は黄色の中斑が好きです。

        

今年の株です。
6月になると斑は黄色からクリーム色へ、覆輪は青緑から緑色に変化します。
花が咲きだしています。白花です。

        

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ガーデンのホスタ(補遺)323(sieboldiana)Elegans

2015年11月20日 | ガーデニング
(トウギボウシ)エレガンス(Arends/Hylander/AHS 1987)

もういまさら敢えて説明をする必要はありませんが、
説明をするなら一冊の本が書ける、それくらい名品です。

中大型の丸い厚い葉、灰色がかった青緑色の気品ある姿です。
花は白でホスタの中でも早咲きであり、また花茎があまり伸びず葉に埋もれて咲くのも特徴です。
ルーツは名前が示すようにトウギボウシ(sieboldiana)の変種だと思われますが、諸説あるようです。
多くの優れた鑑賞価値の高い品種を生み出した偉大な親である一方、
生育が遅いのも多くの子どもたちが引き継いでしまっています。

本種が最初に販売紹介されたのは、1905年ドイツのゲオルグ・アレンズ(Georg Arends)のナーセリーで、
フォーチュネイ・ロブスタ(ロバスタ)(fortunei 'Robusta')という名前ででした。
ロブスタとはよくコーヒーで使われますが「強健な」という意味で、
ラテン語 robustus(オークの木のように強い)から来ているようです。
アレンズはこの品種をフォーチュネイタイプとトウギボウシの交配だと述べているようです。
しかし Zilis は、アレンズは実際はトウギボウシ系の2種を交配したのだろうと記しています。
何だかその辺から混乱が始まったようです。

アレンズの系統はニルス・ハイランダーにトウギボウシとして引き継がれ(1954年)ます。
ハイランダーはスウェーデンのホスタについての記述の中で、その系統を「トウギボウシ・エレガンスバージョン」としてリストアップしています。
彼はこの品種はスウェーデンでは一般的になったと述べましたが、どうもそれは「フォーチュネイ・グラウカ」と「フォーチュネイ・ロバスタ」だったようです。
彼はまた、「アメリカのナーセリーは違ったクローンを持っている」と言い続けていたそうです。

この辺のことはややこしくてよく分かりませんが、現在「ロバスタ」なるものは、他のシーボルディアナタイプの品種の名前に使われているとのことで、
ジョージ・シュミットは彼の著作 The Genus Hosta(『ギボウシ属』?)を準備するに当たり、
アレンズの元々の個体の再調査を試みましたが、ドイツの2個所に5個体があったのみとのことでした。

ではいったい真相は???よく分かりません。
その後アメリカホスタ協会(AHS)が1987年に登録しました。

何はともあれ、ホスタの古豪であり、名品であることに変わりはありません。

ガーデンでも古い方です。
1999年に園芸店で大苗を買い求めました。
翌2000年です。大苗のため最初から鑑賞価値が高いです。

        

2005年。姿・色とも貫禄充分です。
やはり風格がありますね。

        

その年の花です。白くて葉とのコントラストが美しいですが、やはり花茎が短くて隠れ気味です。

        

2009年。ガーデンにどっしりと腰を下ろしています。
光線の具合によって緑が強いときや青みが強い時が分かれます。

        

一度弱りましたが、2014年は久々の復活です。

        

説明文もそうですが、写真集としても一冊の本になるくらいネタを持った品種です。

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ガーデンのホスタ(補遺)322 Earth Angel

2015年11月17日 | ガーデニング
アースエンジェル(Hansen 2004)

今回からEの補遺に入ります。
大型で青緑色に黄色~クリームの覆輪が入る葉です。
名前からも想像できますが、ブルーエンジェル(Blue Angel)の変異(芽分かれ)です。
今世紀意欲的に品種を作出しているブリーダー、ハンス・ハンセンの手によります。
ガーデンの株だけの特徴かもしれませんが、
親ほど大きくならない、また、それほど青みが強くなく緑系といった方が良いような状態です。

最近国内のカタログでも扱っているようです。
ガーデンには2008年秋にやってきました。
翌2009年の展開葉です。
特に春は緑色が強く、また覆輪も黄色が鮮やかです。
初年ということもあり、スケールはまだ小さく、
葉も細長めです。

        

鉢植えで大株を期待しているのですが、親ほど大きくはならないようです。
それでも2011年はそれなりの姿に。この時は青みも出ています。

        

その年がピークで、今年2015年はあまり成績が良くありません。
ただ斑が不規則に出るようになり、ちょっと面白いかな、とも。

        

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ガーデンのホスタ(補遺)321 Dream Weaver

2015年11月15日 | ガーデニング
ドリームウィーバー(Reutenuk/Walek 1996)

中型の丸くてゴワゴワした肉厚の葉、青緑色に黄色の中斑が入ります。
あまり聞かないブリーダーですが、最初のオークションでは200ドルの値が付いたとか。
前回掲載したドリームクイーンとよく似た姿で、親はやはりグレートエクスペクテーションズです。
親に似て気むずかしく、なかなか生長してくれません。
本当にこのシリーズは魅力的なのですが思うように育ってくれません。
実際あまり大株って見たこと無いですね。

この斑に惹かれて2003年に根巻き芽を入手しました。
ところが出た芽はこんな感じ。
これ本当に本種? 行く末を案じたのでした。

        

その後画像があるのは翌々年、2005年です。
一応姿はそれらしいですが、葉はたった2枚です。

        

それ以降も殆ど芽が殖えません。何年も何年もこんな状態のまま。
植え付け12年後の今年2015年の株です。
管理人の足はご容赦ください。
それでも今年はマシな方です。

        

親のグレートエクスペクテーションズよりは育てやすいと記するサイトもありますが、
いやあ、なかなかです。まあ12年生き続けてくれたことには感謝。
遮光も30%程度必要と記するサイトに従って樹木の下に植えていますが、
来年はそろそろ鉢上げして更新を図るべきかと考えています。

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ガーデンのホスタ(補遺)320 Dream Queen

2015年11月12日 | ガーデニング
ドリームクイーン(van den Top 2000)

中大型、肉厚、皺が多い丸みのある葉は、青緑色に黄色の中斑が入ります。
ブリーダーの名前から多分オランダ系なのでしょう。
名品グレートエクスペクテーションズ(Great Expectations)の変異種です。
サンダーボルト(Thundervolt)や次に紹介するドリームウィーバー(Dream Weaver)とよく似ています。
特にドリームウィーバーとの違いは?…中斑の幅くらい?でしょうか。本当によく似ています。

ガーデンでは2009年、通販で売り出されたときに購入しました。
翌2010年5月です。まだ春色で明るい色です。

        

2011年。姿、色はそれらしくなりましたが、さすがにトウギボウシ(sieboldiana)系列です。
育ちが本当に遅い!

        

2014年。5年が経ち、「ちょっと」充実しました。
青緑に黄色の斑はきれいです。

        

今年2015年6月。
夏は斑が白くなります。花が咲きました。白色です。

        

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ガーデンのホスタ(補遺)319 Donahue's Piecrust

2015年11月11日 | ガーデニング
ドナウズパイクラスト(Donahue/Ruh 1999)

やや大型で緑の葉で、葉の縁がギザギザ(細かい波打ち)になります。
また葉脈の筋がはっきりと出ます。
ドナウ川と関係あるのかと思いましたが、トーマス・ドナウという人が作出したのに因んでいるようです。
オオバギボウシ(montana)のハイブリッドで、波打葉がなければほぼオオバギボウシまんまです。
パイクラストとはパイ皮のことで、その縁取りが波打っていることからでしょう。
登録は1999年ですが、以前からあり、パイクラスト葉のルーツ的な存在です。

その葉の姿が面白いので2001年に入手しました。
翌2002年、初めて葉が展開した姿です。
小さいながらもすでに葉に特徴が現れています。

        

生長が遅く、いじけやすいと聞いていました。オオバ系にはよくある症状ですね。
ご多分に漏れず、2007年には無残な状態に陥りました。

        

植えた場所が悪かったのかもしれないので、翌2008年に新しく造成したホスタファームに移植しました。
これも地植えでしたが、条件が良かったようで、2010年には少し復活。

        

その後は見事に復活してくれました。
2013年には大株になり、葉の波打も存分に楽しめます。

        

今年の株です。復活力がすごい!かなりの大株です。
隣のホスタまで覆ってしまって避難させなければならないほどになりました。
あのいじけ姿がウソのようです!

        

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ガーデンのホスタ(補遺)318 Don Stevens

2015年11月09日 | ガーデニング
ドンスティヴンス(Seaver 2004)

中型でやや細長い葉、ニスを塗ったような光沢のある緑に黄色の覆輪が入ります。
芽数が多く葉もやや立性で、うまく育てるとこんもりとした格好いい姿になります。

ニートスプラッシュ(Neat Splash)の実生から出来た品種で、
ブリーダー・シーバー(品種の名前にもなっているMildred Seaver)が1990年頃に作出したとのことです。
登録はずっとあとの2004年ですが、シーバーの品種の中ではもっともすぐれたものの一つとも言われています。

ドンキホーテなどでおなじみで、この品種にも付いている Don は郷士(下級貴族)以上の貴族の名につくもので
日本語では「~卿」と呼ばれます。つまりスティヴンス卿が本種の名前の意味です。
シーバーとともにに作出者に Stevens が入っているサイトもあるので、
その人に因んで Don を付けたのかもしれません。
余談ですが、日本ではドンキ・ホーテと思っている人が多いようですが、
本当はドン・キホーテ(Don Quixote、Don Quijote)ですね。

ガーデンには2000年秋、名前に吊られて入手しました。
画像は2001年、初めて葉が出たところです。
地植えでしたが頼りなく、大丈夫かなあという感じです。

        

本種は育てるのに日当たりが必要とのことです。
植えたところが樹木の下だったこともあり、2007年でもこんな状態です。

        

その後もどんどん弱ったため、2010年養生プランターに移植、様子を見ます。

        

これがきっかけで復活しました。あっという間に大きくなり、2011年には鉢植えに移しました。
一年でこんなに生長です。

        

ようやく持ち前の生育旺盛が出てきました。その後もどんどん大きくなり、
2013年には大鉢に植え替え。株もこんもりと良い姿になりました。

        

今年、2015年5月です。
春は黄緑に飴色の覆輪で、それが朝日を浴びて美しい輝きを見せてくれました。

        

一ヶ月後の2015年6月です。
順調に育ち、色も艶々していて元気です。
あまり出回っていない品種なので大事に育て続けたいです。

        

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ガーデンのホスタ(補遺)317 Day's End

2015年11月08日 | ガーデニング
デイズエンド(Zillis 1999)

中大型で飴色がかった緑色に黄緑~ゴールドの覆輪が細く入ります。
親はデイブレイク(Daybreak)で、その突然変異種とされ、名前も受け継いでいます。
親は黄緑~ゴールド一色で、本種より小振りです。
Zillis の持つQ&Zナーセリーで2000年から販売されたとのことです。

ガーデンには2003年に来ました。
到着直後に植え付けた画像です。

        

2006年。
葉は大きくなり、色乗りも良くなりましたが、芽が殖えません。
植えた場所は八重桜下でしたが、桜は根が浅く横に伸びるので、下付植物の根に影響を与えるようです。
そこに植えたホスタたちはすべて生育不良でその後すべて移植しました。

        

2011年。
移植後ですが、こちらもあまり環境が良くありませんでした。

        

2012年。
鉢植え移植直後です。

        

やはり本種も鉢植え替え成功でした。
今年2015年。
地植えよりやや小振りですが、芽が殖え、株の姿も良く、発色もきれいです。
色合いが独特です。

        

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