The Holy Garden 歳時記 2

ガーデナー・サンドニが、秘密の花園の美しい四季をご紹介します。

ガーデンのホスタ 272 Yellow Splash Rim

2015年08月31日 | ガーデニング
イエロースプラッシュリム(AHS 1986)

今日で8月が終わりです。まだ8月と言うが不思議なくらいの涼しさです(湿度は高い)。
普段ならもう8月も終わりなのにいつまで残暑!!と言っている頃ですからねえ。
関東では、前半は猛暑の晴天、後半は冷涼な曇天と本当に極端な気候の月でした。
このまま秋に突入でしょうか?

今回のホスタは、中型のやや細長い光沢のある緑の葉に黄色の覆輪が入ります。
かの名ブリーダー・アデンが、黄色の筋や掃き込み斑などが入るイエロースプラッシュを作出しましたが、
本種はその突然変異で、黄色が覆輪になりました。
リム(rim)とは縁取りの意味です。
登録がAHS(アメリカホスタ協会)ですが、誰が作出したのか記されていません。

最初、本種をイエロースプラッシュとして販売しているところもありましたが、
調べてみると「リム」が付かないと相当しません。
ガーデンでも最初はイエロースプラッシュとしていました。
2001年春です。

        

丈夫で生育も早く、良く殖え拡がるので、カバープランツにもってこいです。
ガーデンでもあっという間に付近に拡がりました。
2006年。

        

近くに植えたサマーフレグランスやサクハナギボウシと競うように拡がります。
辺りはホスタの海になったといっても過言ではありませんでした。
2011年。

        

ところが今年、跡形もなく消えました。他のサマーフレグランスもサクハナギボウシも・・・?
何だったのでしょう?土の問題?生理的なもの?
あんなにいっぱいに拡がっていたのが消えてしまうというのもなんか不思議です。
まあ、本種は手軽に入手はできますが・・・。

コメント

8月末のガーデン

2015年08月30日 | ガーデニング
猛暑などで敬遠していたガーデンを久々に見てきました。

関東はこの一週間はもう秋雨の季節のようです。
しかしガーデンは猛暑の爪痕があちこちに見て取れました。
雑草の繁茂、スズメバチの巣、キツツキの襲来など対処しなければいけない課題が山積です。
ただ、今回も雨のため作業は出来ずじまいでした。
雨が小やみで写真撮影をするものなら、蚊の猛攻が待っています。

雑草の中にあちこちにヤブラン(リリオペ)が盛りを迎えていました。
自生の藤色の他、園芸種の白や紫色も咲いています。

こちらは白花、モンローです。
植えて10年は経ちますが、大株になってきました。
白花は今でも新鮮なイメージですね。

        

同じく園芸種のロイヤルパープル。
濃い紫色で、自生種にはない色です。
白花に比べると地味な感じですが、シックな色合いです。

        

カンボクの実が早々と赤くなり始めていました。
他の実よりいち早く赤くなるのですが、不味いので鳥は見向きもしません。
真冬まで残っています。

        

名残のレンゲショウマ。
だいぶん傷んでいますが、2花見ることが出来ました。

        

ところが、キレンゲショウマが枯れたようです!
7月にはとても調子よく蕾を出ていたのに・・・
せっかく大株になったのに残念です。
猛暑か水切れか?生理的なものか分かりませんが、
来年芽が出ないかなあ・・・
7月

        

今回・・・がっかりです。

        

コメント

ガーデンのホスタ 271 Yellow River

2015年08月28日 | ガーデニング
イエローリバー(Smith/Aden/Ruh 1993)

東京は今日も23度、涼しいを通り越して肌寒いです。
このまま秋になってほしいですが、夏もそう簡単には引き下がらないでしょう。

このシリーズもYまで到達しました。
まだ今年新導入種を載せていませんが、全種紹介完了もそう遠くありません。
その後どうしようかな・・・

今回の品種はイギリス系です。
大型で春は明るい緑色に、名前とも関連する鮮やかな黄色の覆輪、
夏は青緑にアイボリーの覆輪に変化します。
オオバギボウシ(montana)の変異かハイブリッドと考えられていますが、
黄覆輪オオバギボウシ(montana Aureomarginata)や金星のイギリス版のような感じです。
大型の黄色の覆輪種としては、立ち姿も株の拡がりも格好良く、優良種とされています。

あまり市場に出ていませんが、2000年にほんのわずか通販のカタログに出たときに入手したものです。
その頃、鮮やかな黄色の覆輪種を探していて、ちょうど本種に出くわしたのでした。

2001年。
初めての芽出しです。まだひ弱な苗状態でした。
ラベルは間違っています。

        

2005年。
葉も大きくなり株が充実し始めたところです。

        

2010年。
良く育ちました。春の鮮やかな黄色の覆輪も良いです。
株の姿も格好良いです。

        

2015年。
今年の6月です。植えて15年ですが、衰えを知りません。
地植えで順調な一例です。
春色から夏色に変化しています。2010年の春色と見比べてみてください。

        

コメント

ガーデンのホスタ 270 Wolverine

2015年08月26日 | ガーデニング
ウルヴァリン(Wilkins 1995)

中型でやや細長い葉で、青緑~緑色にクリーム色の覆輪が入ります。
ウルヴァリンとは、映画のタイトルにもなっていますが、
元々は北米やロシアのツンドラ地帯に生息するイタチ科のクズリ(屈狸)のことです。
また、Wolverine State はミシガン州の俗称で、
本種の命名由来は、ミシガン州立大学のカラーに因んでということらしいです。
親はカーテンコール(Curtain Call)という青みのかかった深緑一色のホスタで、その突然変異です。

2002年頃から日本でもカタログで紹介されはじめ、
大ヒットではありませんが、ずっと現在まで掲載されています。
丈夫で生育が早いとのことで育てやすいのでしょう。

ガーデンには2002年の秋にやってきました。
これは翌2003年の春です。

        

2009年。
生育は良いようですが大株にはなりません。
また、年によって葉の幅の違いがあります。
この年はやや幅広になっています。

        

2011年。
この年は本来の葉の形(やや細長)です。
芽が殖えません。また、この後周囲のホスタが競って生長し、すっかり覆われるようになりました。

        

そのため、2013年に移植しましたが、2015年、かなり衰弱しています。
もちまえの生育の良さをここらで発揮して欲しいのですが・・・

        


コメント

ガーデンのホスタ 269 Winter Snow

2015年08月25日 | ガーデニング
ウインタースノー(Winterberry Farms/Anderson 2003)

明るい黄緑色でワックスを塗ったような光沢があり、周囲に白の覆輪が入る大型の葉です。
サムアンドサブスタンス(Sum & Substance)の多くある変異種のうちのひとつで、
まさにサムアンドサブスタンスの白覆輪種です。

ウインターは生産農場のウインターベリーファームからでしょうか?
スノーは白覆輪がスノーホワイトで真っ白なので来た名前かもしれません。

最初に本種に注目したのは2003年で、取り寄せに苦労しました。
しかし、苗はあまり調子よくありませんでした。

        

立ち上がりが悪いと、その後もまったく調子は出ません。
毎年葉が一枚のような状態が2007年まで続き、
養生かいなく消えてしまいました。

        

最近取り扱っている通販を見つけて今年入手しました。
2代目はテラコッタ植えです。
まだ小さいですが、今度は初代の分も含めて大きく生長してもらいたいものです。

        

コメント

ガーデンのホスタ 268 Winter Lightning

2015年08月24日 | ガーデニング
ウインターライトニング(Anderson 未登録)

ガーデンのユニークホスタ新旧取り混ぜてを挙げてみると、
ブラザーステファン、カーリーフライズ、ハンキーパンキー、
ジョイライド、アウトハウスデライト、プレイングハンズ、
スピルトミルク、スティッチインタイム、トータリーオーサム等ですが、
それにまさるとも劣らぬ品種がこれです(でした)。

明るい黄緑の中型の葉は捻れが入ったり、立性かと思えば横に拡がったり、
白の掃き込み斑や筋が入ったり、緑やゴールドの色違い斑が入ったり、
それはそれは、いったい本当の姿はどれ?というくらい毎年姿と変えて出てきました。

インディアナナイト(Indiana Knight)という黄緑系の品種が親で、
これはオーガストムーンからの変異種なので、その血を引いています。

これはアメリカのサイトで目に入り、やっとの思いで入手したものです。
2003年。葉が出てきましたが、得体の知れない感じです。

        

2004年。葉は幅広の黄緑色で、所々に白の筋や掃き込み斑などが入っています。
前年とは全く違う姿。

        

ところが、2005年になると、前年とはまた全く違う姿で出てきました。
これが本来の特徴のようで、葉は捻れて黄緑に飴色のような黄色系が混ざったりし、
白筋が幾重にも現れています。

        

調子良いなあ、もっと殖えて欲しいなあと期待していましたが、
あれよあれよという間に衰退し、2011年には養生状態に。

        

2012年までは出ましたが、残念ながら消えてしまいました。
レアでユニークだっただけにとても残念です。
今はほとんど紹介されていないようです。やはり栽培しにくいのかもしれません。

コメント

ガーデンのホスタ 267 Winfield Blue

2015年08月23日 | ガーデニング
ウィンフィールドブルー(Zilis 1999)

中型で濃いパウダーブルー一色の葉です。
ウィンフィールドは野球選手や俳優の名前で出ていますが、
ホスタにはウィンフィールドで始まる品種が数種あります。
本種の出自ですが、手元のデータにはハルシオン(Halcyon)の突然変異とどこかのデータを採ってきていますが、
他のサイトでは「不明」というところもあります。
ただ登録者の Zilis は自身のガイドブックで、タルディアナ(Tardiana)起源のものと書いています。
これは以前にも紹介しましたが、tardiflora(アキカゼギボウシ) x Elegans(エレガンス)の何代かの交配種のグループで、
ハルシオンもその初代の7番目ですので、ウィンフィールドブルーとは兄弟ということになるでしょう。
このグループは他にハドスペンブルーやブルームーンなど、ほとんどがブルー系の品種ですが、
ウィンフィールドブルーはその中でも特に濃いブルーの出る品種とされています。
その割にはあまり紹介もされず話題にも出ませんね。ハルシオンなどがメジャーすぎるのでしょうか?
あるいはガーデンでもそうでしたが生育が悪く一般向きではないのかもしれません。
実際ガーデンで入手した後、カタログには出なくなりました。

ガーデンには2002年にやってきました。
植え付け直後の画像です。

        

2005年、株としては充実し色もよく出ていますが、芽数が殖えません。

        

2007年。芽数が殖えないどころか少し衰退気味です。

        

アピール力が弱かったのかあまり目を向けてあげなかった品種でした。
2011年、気がついたときにはもう養生も間に合わず、この後消えてしまいました。

        

コメント

ガーデンのホスタ 266 Wide Brim

2015年08月22日 | ガーデニング
ワイドブリム(Aden 1979)

中型で端正な形の葉で、凸凹が入り、春は明るい緑にクリーム色覆輪、夏は緑にアイボリーの覆輪となります。
brim とはコップや皿の縁のことで、覆輪が幅広のことを意味するのでしょう。
20世紀の名ブリーダー・アデンの作で、ボールドワン(Bold One)とボールドリボン(Bold Ribbon)の交配によります。
園芸店のカタログでガーデンホスタとして最初に載った品種の一つです。
というか、初期はガーデンホスタとしてはこれくらいしか出ていなかったです。
それ故か、ガーデンホスタといえばこんなタイプという典型的なイメージの姿です。

ガーデンでも1999年、ホスタを植え始めたごく初期に入手しています。
多いときは3株あったのですが、あまりに当たり前だったのか残っている画像が逆に少ないのです。
おまけに2006年の画像を最後に、すべてが消えています。

これは2001年。

        

2005年。色合いはきれいですが、すでにかなり衰退しています。

        

実は茨城のガーデン以外に、都内でもうひとつガーデンを手がけています。
そちらには2000年に植えたワイドブリムが順調に育っています。
鉢植えが功を奏したのでしょうか。
今年も好調です。

        

コメント

ガーデンのホスタ 265 White Christmas

2015年08月21日 | ガーデニング
ホワイトクリスマス(Krossa 1971/Palmer/Ruh 1999)

夏にホワイトクリスマスを紹介するのもナンですが・・・

中型でやや細長い葉で、緑に白中斑が入ります。
いや、白い葉に緑の覆輪が入ると言っていいほど、白の部分が広く、
命名もそこからきていると思います。

外見が似ているために、よくスジギボウシ(Undulada)の変異と間違えられますが、あまり関係はないそうで、
フォーチュネイ(Fortunei)系列の変異種と見なされています。

早くから知れ渡った品種で、1971年に Gus Krossa(クロッサ。クロッサリーガルで知られるブリーダー)が紹介し、
一時、クロッサホワイト(Krossa White)とも呼ばれていました。
その後正式には1999年に登録されました。

その名の通り白中斑が鮮やかな品種で、カリプソ(Calypso)や名品ナイトビフォアクリスマス(Night before Christmas)を生み出しています。
白い部分が多いため、葉緑素を作る部分が少なく、ある程度日に当てた方がいいのですが、
当てすぎると傷んでしまい、これを含めて白中斑の品種にはやや育てにくいものがあります。

2000年頃からカタログに載り始め、その後は関連の子どもたちが多く紹介されるようになりましたが、
本種も細々と?カタログには載り続けているようです。
ガーデンには2000年に来ました。
これは2001年。最初から割と大きな株だったので、本種の特性がすでに現れて美しい白中斑です。

        

翌2002年は葉の幅がやや広くなりました。

        

割と日の当たる場所を選んだのですが、今ひとつその後の生育がよくありません。
2005年の下の写真を最後に、その後画像が見あたりません。
翌年くらいに消えてしまったようです。

        

ガイドブックなどにはガーデンに欠かせない品種とありますが、やはり育てるのはやや難しいかもです。
その後類似した丈夫な白中斑の品種も多く出回るようになって、再入手はしていません。

コメント

ガーデンのホスタ 264 Whirlwind

2015年08月20日 | ガーデニング
ホイールウインド(Kulpa 1985)

中型の葉は、立性でツイストし、独特の風貌をしています。
色は春は明るい緑にクリーム色、その後緑に白中斑、さらに夏は深緑に薄い緑の中斑と変化します。
ホイールウインドとはつむじ風のことで、ぴったりの命名ですね。
出自はフォーチュネイヒアシンシナ(Fortunei Hyacinthina)の突然変異であろうということですが、
あまりフォーチュネイタイプの特性はもっていないとされています。
Zilis は2000年に、この20年間でもっとも注目される素敵なホスタの一つと位置づけています。

姿の特異なホスタですが、日本では2000年以来流通し続けているようです。
それほど爆発的ではありませんが、根強い人気があります。

ガーデンも最初に掲載された2001年に入手しています。
これは5月の植え付けたばかりの苗です。
まだ葉の特性はあまり出ていません。

        

その後は順調に葉はツイストし独特の姿を見せてくれるようになりました。
2006年。

        

ところが2008年頃、突然出なくなりました。
何故?って感じでしたが、生理的なものなのかもしれません。
そして2012年にいただきものとして2代目がきました。
これは今年2015年の画像です。
葉の姿ばかりに目が行きますが、斑もなかなかきれいですね。

        

コメント