The Holy Garden 歳時記 2

ガーデナー・サンドニが、秘密の花園の美しい四季をご紹介します。

ガーデンのホスタ 188 Regal Splendor

2015年02月28日 | ガーデニング
リーガルスプレンダー(Walters Gardens 1987)

中型のやや細長い立性の波打つ葉で、灰青緑色にクリーム色の覆輪が入ります。
親のクロッサリーガル(Krossa Regal)の斑入り種と思えばよいでしょう。
立ち姿や葉の雰囲気は親にそっくりです。
2003年にAHS(アメリカホスタ協会)の Hosta of the Year を獲得している優秀種です。

2001年に通販のカタログで見つけて入手しました。
最初は葉がたった2枚、色もかなり緑色が強く出ています。

        

2005年。生長が早く、いちばん株として充実し、特徴も良く出ていました。

        

ところが2010年頃急速に衰弱し、植え替えなくては思っていた矢先、2013年には出なくなりました。
親のクロッサリーガルが長寿で健在なだけにちょっと残念でした。
地植えでしたが、特徴ある立性を鑑賞するなら鉢植えも面白いかもしれません。

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ガーデンのホスタ 187 Red October

2015年02月27日 | ガーデニング
レッドオクトーバー(Herold/AHS/Walek 2009)

中型でやや細長い緑色一色の葉です。
本種の売りは、葉の裏が白いこと、そして葉軸(柄)が赤いことです。
ここから名前が付いたのでしょう。ソ連の最新の潜水艦の映画を思い出します。

登録は最近ですが、すでのその前から出回っていました。
longipes hypoglauca(コフキイワギボウシ)と Hervest Delight(ハーベストデライト)の交配から生まれています。
コフキイワギボウシは、葉が白いこと、軸が赤いこと、ハーベストデライトは緑一色の中型やや細長の葉で、
両方の特徴を受け継いでいます。

2003年、通販で見つけて入手しました。
現在も健在ですが、それほど殖えもせず、また衰えもせず、毎年淡々と葉を出しています。
緑一色で葉だけ見ると地味なため、しかも地植えのため、あまり被写体になっていません。
年に一枚撮っていればいい方です。

これは2005年。まだ瑞々しい葉です。
この頃は葉軸は黒い感じですね。

        

赤軸を撮影するのが、地植えで日陰なのでなかなかタイヘンです。
アイランドチャームみたいに鉢植えだと多く撮られているのに不公平ですね。
しかも、赤と言っても、かなり赤黒いです。
この2007年のが何とか軸の色が分かるでしょうか?

        

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ガーデンのホスタ 186 Rascal

2015年02月26日 | ガーデニング
ラスカル(Solberg 1991)

中型で凸凹があり堅いゴールド葉で、黄緑色の覆輪が入ります。
ゴールドリーガル(Gold Regal)というゴールド一色凹凸葉の変異種です。
葉が堅くてスクッと立性でなかなが姿の美しい株です。

ラスカルとは「いたずら者、わんぱく小僧」の意味ですが、
日本ではあらいぐまラスカルで知られています。
でも、本種の命名は、作出者ボブ・ソルバーグと同業者のアレックス・サマーズ(Alex Summers)宅の
飼い犬の名前からだそうです。おそらく両者は親しいのでしょう。

ガーデンには2001年秋に来ました。
これは翌2002年の春、初めて本格的に葉を出した時の姿です。
まだ苗状態ですが、すっきりとした明るく爽やかな色合いです。

        

2006年。少し充実してきましたが、年を経てもあまり芽数が殖えません。
しかし色合いはますます冴えてきています。

        

2010年に少し場所を移動しました。
ちょっと株が大きくなった感じです。

        

昨年、2014年。入手して14年、ようやく本格的な株になりました。
葉の凹凸もくっきり出てきました。
しかし他の品種に比べるととても生育に時間がかかるようです。
ただ株も姿が良く、色もシーズン中明るく、素敵な品種です。

        


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ガーデンのホスタ 185 Rare Breed

2015年02月25日 | ガーデニング
レアブリード(Livingstone 未登録)

新着品種が続きます。しかもこれは新品種です。
中型で黄緑色のやや丸みのある葉にアイボリーの中斑や筋が不規則に入ります。
まだ殆どデータがなく、出自も分かりません。
ただ、作出者のロン・リビングストンは本種をたいへん愛しているようです。
また初期はトールポール(Tall Paul)と呼ばれたとあります。
トールポールはデータに出ていますし、同じリビングストン作出とありますが、
画像を見る限りは別種のようにも感じます。
ただ本種は2014年春に来たばかりなので、まだ苗状態。
今後どう展開していくのか楽しみです。

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ガーデンのホスタ 184 Rainbow's End

2015年02月24日 | ガーデニング
レインボウズエンド(Hansen 2005)

今回からRに入りました。これからTにかけてはまだ品種がありますので
もう少しシリーズにお付き合いください。

本種は最近意欲的に新品種を作出しているハンス・ハンセンの手による、
中小型のやや細めの葉で、艶のある濃い緑に黄緑色の中斑やすじが入ったりする
ユニークな斑のホスタです。これから人気が出そうに思います。
すでに国内でもいくつかの園芸店が扱っています。
虹はその斑からきたものでしょうか。

親はオブセッション(Obsession)で、その突然変異です。
葉の形はよく似ていますが、色は緑を基調に、ぼけたような筋の入る、こちらもややユニークなホスタです。
画像を見る限り、観葉植物のポトスのような雰囲気です。

ガーデンでは最新着品種で、2014年春に植えたばかりです。
まだ苗状態ですが、斑にはこれからの期待の兆しが。
生長が楽しみです。

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ガーデンのホスタ 183 Queen Josephine

2015年02月23日 | ガーデニング
クイーンジョセフィーヌ(Kuk 1991)

中型の丸みをおびた葉で、ニスを塗ったような強い光沢があり、深緑色で鮮やかな黄色の覆輪が入ります。
数少ないQで始まるホスタの一つですが、ジョセフィーヌはフランス語読み?英語ではジョセフィンでしょうか?
ラベルにはジョセフィーヌとあったのでそれに従っています。

Zilis は、彼の著書 The Hosta Handbook で次のように記しています。
1987年に Wade & Gatton Nursery を訪ねたら、Van Wade が、Bob Kuk が
ニートスプラッシュ(Neat Splash)の実生から作出したジョセフィン(Josephine)という興味深い品種を見せてくれた。
斑は良くないが、照り葉は注目に値する。
1991年に Herb & Benedict's garden を訪ねたら、Bob はジョセフィンの美しい黄覆輪バージョンを見せて
皆を驚かせた。
本種の名前にはいくつかの候補が挙げられたが、Dorothy Benedict が最もふさわしいとして
クイーンジョセフィンを選んだ。

本種の売りは何と言ってもその独特の光沢と美しい黄覆輪です。
国内でも2000年頃からしばらく流通していました。最近はあまり見ないかな?
ガーデンのも2000年、園芸店の店頭で見つけて買いました。

植えたばかりの画像(2000年)。

        

2007年、全盛期です。特徴ある光沢も黄覆輪も美しく出ています。

        

2010年を過ぎると生育も衰えてきました。
2011年。

        

植えっぱなしで15年・・・そろそろ更新の時期です(ちょっと遅すぎ・・・)。

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ガーデンのホスタ 182 pulchella 'Kifukurin'

2015年02月22日 | ガーデニング
覆輪ウバタケギボウシ(日本原産/Ruh 2002)

小型のやや細長い葉で、光沢のある濃い緑色に黄色の覆輪が入ります。
ラテン語 pulchella は「かわいい」の意味で、文字通りその小さい姿からの由来でしょう。
'Kifukurin'の部分を'Aureomarginata'と表記する場合もあります(意味は同じ)。
「ウバタケ」(姥岳)は九州の祖母山の別名で、本種の基種であるウバタケギボウシの産地です。
ウバタケギボウシは原種の中では最も小型の一つで、多くの小型種、矮性種の親として用いられています。
祖母山以外では殆ど自生はないようです。また早咲き種もあるそうです。

本種がガーデンに来たのは2000年で、他の多くの仲間より早く入手しています。
そもそも、大きめのガーデン用ホスタを取り入れていたのに何故超小型が来たのでしょうか?
それは、通販で「ホスタ3種見計らい」が格安で出ていたので何がくるか分からずとも注文したからでした。
やってきたのは、ワイドブリム、フレグラントブーケ、そして「覆輪ウバタケ」でした。
でも当時その名前も知らず、また、葉のないシーズンのポット状態だったので、
どんな姿なのかも分からず、地植えにしました。

そして出てきたのは極小の葉。「何これ?」状態だったと思います。
育たないのか、ちんけなのか、元々小型なのか・・・
しばらくしてようやく本体が判明しました。
ずっと芽が一つだったし、地植えでは雑草なので分からなくなってしまうこともあり、
2005年小さな鉢にやはり小型のシルバーストリークと寄せ植えをしました。
これが長く一芽で何とか残っていた株です。

        

ところが、鉢植えにしたとたん、それまでか弱いイメージだった本種ですが、
みるみるうちに芽が殖えました。
また葉の色も光沢をましつやつやしてきました。
シルバーストリークを圧倒してしまいました。

        

2014年。ガーデンに来て15年、鉢植えで10年、小型ですが長老格です。

        

アメリカでは本種が大人気で、数が少なくレアなんだそうです。
東洋の神秘でしょうか?

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ガーデンのホスタ 181 Praying Hands

2015年02月21日 | ガーデニング
プレイングハンズ(Williams 1996)

中小型の細長い葉で、緑にクリーム色の覆輪が入ります。
そして本種の最大の特徴は、葉が立性で捻れたり縮れたりすることです。
その姿からの命名「祈る手(複数)」はぴったりだなと思います。
2011年の Hosta of the Year に輝き、ユニークホスタの一つと言っていいでしょう。
最近の作ですが、出自は分かないとのこと。
突然変異なのか実生交配かも分かりませんが、
こんな姿で出てきて驚いたことでしょうね。

ガーデンでは通販で紹介された2011年に入手しました。
その株の性格上、鉢植えが適切と思いました。
初年からその特徴が余すところ無く出ています。
ホスタとは見紛うほどの姿ですね。

        

2013年。葉が少し大きくなりました。
上から見た姿です。

        

他のホスタと並んでいると、そのユニークさが抜きん出ていて目につきます。
コレクションに加えるといいでしょう。

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ガーデンのホスタ 180 Popcorn

2015年02月19日 | ガーデニング
ポップコーン(Lachman 1999)

中大型の丸い堅い葉で、春は青緑に黄色の中斑、夏は濃緑に白の中斑になります。
これまでの紹介を振り返ると(別に振り返らなくても)、管理人は白中斑が好きな傾向がうかがえます(好きです)。
本種はエレノア・ラック(チ?)マン(Eleanor Lachman)の傑作と言われていて
姿形が良く、また花もきれいです。
出自は、フィラデルフィア(Philadelphia)の変異と聞いていたのですが、
最近の資料ではルーツは「不詳」で、本種の変異がフィラデルフィア(Seaver 2006)となっています。
フィラデルフィアは緑一色の丸い凹凸のある葉です。

最近は国内でも出回っていますが、ガーデンはいち早く2008年に輸入(芽で)したものです。
翌2009年(鉢植え)、最初に出会った葉です。すでに本種の春の特徴がよく出ていて
青緑に黄色の中斑です。最初からお気に入りになりました。

        

本種は強健で生育も良く、2011年は立派な株になりました。
これは6月初旬ですが、色合いがもっともきれいな時期だと思います。

        

同年7月です。緑に白中斑の夏葉で、花は白です。
花は密集する特徴があります。

        

2014年、最近の姿です。
その年によって微妙に色も違っているし、光線の具合にもよりますが、
5月末、葉はかなり濃い緑になっています。
このシックな姿もなかなか良いものです。
こういう葉が丸くて中斑の紋様が弾けた感じから命名されたのでしょうか?

        

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ガーデンのホスタ 179 Platinum Tiara

2015年02月18日 | ガーデニング
プラティナムティアラ(Walters Gardens 1987)

小型の丸い葉で、アップルグリーンに白の覆輪が入ります。
芽数葉数が多く小型ながらも密生した株になり、ガーデンの角やカバープラントに用いられます。
以前にも紹介しましたが、数多くあるティアラシリーズの一つです。
親はゴールド一色のゴールデンセプター(Golden Scpter)で、
本種もゴールドと書かれているサイトもありますが、
ゴールドと言うよりはやはりアップルグリーンだと思います。
ちょうどフレグラントブーケを小さくしたような、そんな感じです。

2001年、園芸店で見つけてガーデンに来ました。
小さなポットに一芽でした。

        

2005年。本種は地植えで成功。良く拡がり、充実した株になりました。
本種の特徴がもっとも良く出ていると思います。

        

昨年2014年です。発色はきれいですが、さすがに植えて15年、更新の時期かと思います。
中心部が衰え、株が周辺に散らばっています(左上)。また斑抜け(覆輪なし)も出ています。
掘り上げて何芽かにまとめて植え直すのがよさそうです。

        

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